さわやかな秋の時候にふさわしく、
サギ師の話をしたいと思う。笑。
正直に暴露してしまうと、
サギ師は、貧困者しか騙すことができない。
「いや、イグさん。めっちゃお金持ちの人も
騙された!って話を聞くことありますよ!」
「私はスーパーグレイテスト・リッチですけど、
もう98回も騙されてます。あと2回で大台ドヤ!」
という人もいるかもしれない。
でも、ここで言っている「貧困」とは、
人間関係の貧困なのよ。
自分に言い寄ってきた相手の話を
誰にも相談できない、あるいはしないで
行動に起こしてしまう人。
そういう、頼れる相談相手がいない人しか
サギ師は、騙すことができない。
逆に言うと、聡明な人に相談ができる環境で、
そんな人が複数集まっている
「相互自警団」
を持っている人をだますのは、
もう至難のワザだと思う。
だからサギ師たちは、
自分の話しか耳に入らないような
「囲い込み」みたいな戦術を取るし、
信頼している人がいる場合は、
その人との仲を裂くような策謀を練る。
なので、危険度が高いのは、孤独な人、となる。
で、
この孤独ってのも2種類あって、
1パターン目は、マジで周りに人がいない、という人。
そしてもう1つのパターンとしては、
自分がお山の大将になっちゃってて
意見してくれる人がいないという人。
どちらも同様にあぶねぇので、
出来る限り普段から対策しておいた方がいいかな、
とは思う。
じゃあ、そういう「相互自警団」が
できているのかどうか?のチェック方法なんだけど。
「この人(たち)になら、だまされてもいい」
と、心の底から思える人がいるかどうか?
なんじゃないかな、と思う。
相談した時に、
「その案件はNO」
と言われたら、聴き入れようと思える人がいること。
逆に、
「それならYES」
と言われて、だまされたとしたら
そのあと、一緒に対処しようと努力してくれる人。
そういう人が(できれば複数)いるのであれば、
サギ師は、なかなか寄ってこないと思うよ。
さてさて。
サギ師に限らず、人生は
「どの人の意見に耳を傾けるか?」
で、できてゆく。
どんな人間でも、
その人なりの意見を持っていて、
その意見は、別の人から見れば
間違っていることだって、たくさんある。
それでも「聴き入れよう」と思えるのであれば、
それは、あなたにとって特別な人なのだろうし、
その人が、あなたが人生を共にする人なのだろうから。
だから、長年の付き合いの中で
「この人になら、だまされても仕方ないや」
と、軽やかに思える仲間がいるのであれば、
それは人生の宝なのかもしれないね。
「だまされないためには、
だまされてもいい人を作ること」
どの人の話を取り入れるかは、
それこそ自分の生き方が反映されるのだから。
ではでは。