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「自分」というジグソーパズル。

最近つくづく思うのは、
「私」「自分」なんてものはない、ということ。
 
 
 
いやね、
 
もちろん私は私だし、
あなたはあなた。
 
 
考え方もいろいろあるし、
それを否定しているわけではない。
 
 
 
そうではなくて。
 
 
 
今の考えや思いのほとんどが
実は他の人との関係性で出来ていて、
 
 
「変わらない、確固たる私」とか、
 
「本来の自分」とかって、
 
 
ないんじゃないかな?ということ。
 
 
 
今、あなたが抱いている思いや信念は、
過去の人、本、教育などとの出会いの中で
さまざまな選択をしてきた結果、できている。
 
 
もちろん、大自然からの影響を受けたりもしているから
100%ではないかもしれない。
 
 
その上で、人そのものや、人の解釈、
人が創ったものからの影響が大きいのだから、
つまりほとんどは「人間関係」で、できているのだ。
 
 
 
そこから形づくられた
非常にあいまいで、あやふやで、
たゆたうような存在が「自分」だと感じはしない?
 
 
少なくとも私自身は、 
10年前の私と、今の私が話したら
きっと意見が食い違うだろうし、
 
今の私と、10年後の私が対話するとしたら
それまた「は?」と思うに違いない。
 
 
 
そう。
 
 
今の自分を作っているのは、
まわりにいてくれる人との関係性。
 
 
誰かの一部が、私の一部を作ってくれていて、
きっと私も、誰かの一部となっている。
 
 
 
そんな「一部」が、ジグソーパズルの
ピースみたいにつながって
一枚の「自分」という絵を創っている。
 
 
このジグソーの面白いところは、
一度はめたピースも動き続けるというところ。
 
 
あなたの人生に現れた人が
始めは、なんてことのないピースだったのに、
いつのまにか大きくなったり、
「絵」全体にとって、きわめて重要な場所になったりする。
 
 
ピースの形も、刻々と変わってゆき、
誰かのピースと融合したりもする。
 
 
 
そして、
 
今は日々思い出すことの少なくなった
過去の重要なピースたちも、
なくなったわけではなくて
 
自分自身を創り出すピースとして
今も存在し続けてくれているのだろう。
 
 
 
そんな混沌とクルクル変わるピースの集合体で
「自分」という絵は出来ているように思う。
 
 
そして、このジグソーパズルに「枠」はない。
 
それ自体の大きさも、その時その時で変わり、
完成することはない。
 
 
おそらく、永遠に未完の絵になるのだろうけれど、
私たちは一人ひとり、それを創り続けているのだろう。
 
 
 
 
人との関係でパズルのピースが生まれ、
自分の中で大きくなったり小さくなったり、
位置を変えたり、絵柄すら変わっていきながら
私たちはそれをはめてゆく。
 
 
 
 
だとしたら。
 
 
 
 
「今の自分を変えたい」
 
「よりよくしたい」
 
 
と思うのであれば、
 
 
自分にとって輝いている人、
 
自分にとって大切な人、
 
自分にとってあこがれている人、
 
 
そんな人たちの「ピース」を増やし、
その人たちからの影響を受けることが
最も大切だと思うんだよね。
 
 
「自分」は、非常にあいまいなものなのだから、
それを形づくる人との関係性を変えていけば
きっと、より輝く自分に逢える。
 
 
 
 
大切なのは、自分でピースを選ぶこと。
 
 
 
 
人はどんな生き方をしてもいい。
 
 
だから、誰かに
 
 
「このピースは入れた方がいい」
 
「ぜひ、あなたのパズルに私を入れて!」
 
 
とアドバイスされても、最終的に決めるのは自分。
 
 
 
あなたという「絵」を作るのは、あなたなのだから。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
あなたが今、どんな状態であっても、
より素晴らしい自分になることはできる。
 
 
なぜなら、そのパズルは未完成で、
まだまだピースの入る余地があり、
 
さらに、今すでにあるピースも
あなたのありようによって、
形を大きく変えることができるのだから。 
 
 
 
 
 
あなたの「絵」は、今、どうですか?
 
 
これからどんな「ピース」を入れ、
 
今までの「ピース」を、どう捉え、
 
これから、どんな「絵」にしていきますか?
 
 
 
あなたにとって、大切な「ピース」は誰ですか?
 
 
そしてあなた自身は、どんな人の「ピース」に
なっていきますか?
 
 
 
  
あなたが、幸せなあなたでありますように。
 
 
 
 
 
ではでは。

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