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ネガティブあってこそのポジティブ。

ポジティブシンキングが大事!って言われすぎ!
って思う。
 
ポジティブシンキングは、たしかに大事よ?
ただ同じように、自分のネガティブな心も
ないがしろにしちゃアカンぜよ。
 
陰陽とかを持ち出さなくても
分かってくれると思うけれど、
どちらの感情も、自分を作ってくれている。
 
 
車で事故りやすい人は、
バックミラーを見ない人だぜ?
 
ずっと「大丈夫やろ?」で来てたら、
今ごろホモサピエンスは
猛獣に全滅させられてるぜ?
 
 
昼があって、夜があるからいい。
 
晴れがあって、雨があるからいい。
 
息を吐き、吸うからいい。
 
 
ポジティブは、視界の「広さ」を与えてくれる。
ネガティブは、思考の「深さ」を与えてくれる。
 
それを忘れちゃ、もったいないぜ。
 
 
 
なぁ、あなたも会ったことあるやろ?
 
本当はあるネガティブに蓋をして、
「ポジティブ!ニッコリ!マエムキン!」
といった人。
 
あれは、言っちゃあ悪いが、現実逃避だ。
嘘を演じてるからキショくなるんや。
  
 
本当に前向きな人は、
自分の「深さ」も受け入れている。
 
奥の奥には光が届かないほどの
「深さ」があるからこそ、人間的な深みも増す。
 
 
肺を空気で目一杯満たすような深呼吸をするように
前向きと後ろ向きを行き来する。
だから、広くて深い人格の器ができる。
  
無理にポジティブを装っている人は、
ずっと息を吐き続けてるみたいな顔してるやん?
つらかろ?ってなる。呼吸浅いよ?
 
 
だから。
 
もし今ネガティブになってたとしても、
それでいいんだ。
 
自分の「深さ」に潜り込んでいる時なのだろうから。
 
 
もし今ポジティブになっているのなら、
それでいいんだ。
 
自分の「広さ」を思いきり伸ばせばいい。
 
 
 
その上で。
 
 
ネガティブな時にも、
その闇に飲み込まれないで。
 
どんなに真っ暗であっても、顔を上げれば、
夜空には星が瞬いていることを覚えていて。
 
そして、たまには顔を上げてみて。
制御を失い、深い縦穴に引きずり込まれないように。
 
どんな大雨でも、その雲の上には
月や太陽が照っている真実に目を向けて。
 
時が経てば、朝も来る。月も満ちるから。
 
 
そして、ポジティブな時にも、
その光に浮わつかないで。
 
大地が支えてくれているから
そこに立っていられることを覚えていて。
 
そして享受している光を
必要な人にわけてあげて。
 
キャンドルサービスのように、
どんなにあげても、あなたの光は消えない。
 
芯とエネルギーのキャンドルがある人は、
それで輝き出せるから。
 
 
 
さてさて。
 
 
本当のポジティブって、
大ピンチの時に、光を探せる姿勢と視点だ。
 
エセポジティブ人間は、
深さがないから、事態があふれて手に負えなくなる。
 
 
本当のネガティブって、
絶好調の時に、地に足をつけられる知恵と周到さだ。
 
ネガティブオンリー人間は、
広さがないから可能性に気づかない。
 
 
 
ネガティブに蓋をするな。
ポジティブにも蓋をするな。
 
蓋を開け。それは勇気だ。勇気爆発だ。
 
 
ではでは。
 

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