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論語でそろばん

2024年あたりから、新札になるそうやね。
 
その新札、一万円札に描かれるのは
「日本資本主義経済の父」とも呼ばれている
渋沢栄一氏。
 
 
で、この方の来歴などは詳しい人にお任せするとして
渋沢氏が著した本に、
 
『論語と算盤』(ろんごとそろばん)
 
ってのがある。
 
 
 
すさまじく簡単に説明をすると、
 
 
「人としてのあり方(論語)と
 経済的な基盤(そろばん)の
 両立をしましょうね」
 
 
という名著。 ←怒られそうなレベルの要約
 
 
 
つまり、人格だけを磨いていてもダメだし、
損得勘定だけに走ってもダメ。
 
その両方がバランスよく成り立ってこその
人の営みである。
 
 
といったことを、
日本の経済発展を引っ張ってきた方が
仰っているのだから、本当にマジ卍すごいよね。
 
 
 
で、
 
そんな素晴らしい言葉を味わっている中で、
実のところ、とっても大切なのは
 
 
論語「と」そろばん
 
 
という、「と」なんじゃないかな?
なんて風にも思う次第。
 
 
 
そう。
 
 
渋沢氏が説きたかったのは
両立でありバランス。
 
どちらが偏ってもうまくないし、
主従関係のようにどちらかがどちらかに
つき従うのも違うのではないか?みたいな。
 
そこが崩れることに警鐘を鳴らしているのかな?
とも受け取ったんだよね。
 
 
 
そんな中、
 
「たしかに大事だなぁ」
 
と自戒しながら、つらつら思いを巡らすと。
 
 
 
個人的な解釈と偏見だけれど、けっこうな人数が
 
 
「論語とそろばん」
 
 
じゃなくって
 
 
「論語でそろばん」
 
 
みたいな人もいるなぁ、なんても思った。
 
 
 
つまり、
 
「耳ざわりのいい言葉や大言壮語を言うけれど、
 それは結局、自分のフトコロをうるおすため」
 
みたいな人。
 
 
 
いるやろ?
 
 
 
世のため人のため動物のため地球のため。
 
 
あるいは、
 
 
教育界のナンチャラ、
ナンタラの応援、
ご縁、
業界のクリーン化、
環境問題を解決、
 
 
さらには、
 
天の導き、
宇宙の波動、
神の意思。。。
 
 
 
まぁ、なんでもいいんだけれど、
人として素晴らしい活動で、
その活動に対して「NO」を言ったら
言った方がダメだろう、みたいな
否定を排除できるテーマ。
 
 
そんな「論語(っていうか、あり方)」を
大上段に構えて人に説きながら、
それは「そろばん」のためで、お金を儲ける。
 
 
そんな、
 
「論語でそろばん」
 
の人も、まぁまぁいるなぁ、なんて思う。
 
 
 
 
いやね。
 
 
お金は大事だし、お仕事にはどのみち
やっている人のあり方は出てくる。
 
だから、常軌を逸してなければ問題ない。
 
 
 
ただ、
 
 
耳ざわりのいい言葉を
自分のお金儲けや名声のために
確信犯的に利用する。利用しすぎる。
 
ってのは、そりゃどないなん?
って思う。
 
 
 
そんな「論語でそろばん」の人たちは
声を大にして言う。
 
 
「あなたを救いたいんです!」
 
 
と。
 
 
 
うそつけ。
 
 
「あなたを巣食いたいんです!」
 
 
やろ?
 
 
 
 
本当に、心の底から応援したいんだったら
ボランティアになっても、やるやん。
 
 
 
でも、そう言う人は
 
「お金を受け取らないと本人のためにならない」
 
とか、
 
「私もお金を得ないと、エネルギーが滞る」
 
とか、
 
「お金も循環しないと、継続できないから」
 
と言って、キッチリお金をかすめ取ってゆき、
お金にならなくなったら、やめる。
 
 
 
 
いや、いいんやで?お金を受け取るのは。
 
 
 
人が喜ぶことをやって、お金をちょうだいする。
それはまともなことや。
 
 
 
でも、
 
なんかうまいこと言って
お客さまに対する敬意もなく、
心の中で
 
「自分は神!」
 
「お前らスペランカー!」(←弱い人の意味)
 
みたいにつぶやきながら
お金を奪って名声を得ていく方法は
完全に好みの話として、ワタシは好きじゃない。
 
 
 
そんなに助けたい人や対象があるのなら、
ガッツリとビジネスで稼いで、
そこにバンバンお金をつぎ込めばいいじゃん?
 
って思っちゃう。
 
 
 
「あなたを応援したい!
 私なら、あなたを輝かせられる!
 つきましては、私に受講料を」
 
 
「あなたを今の状況から抜け出させたい!
 あなたに本物を知って欲しい!
 なので、このツボを買いなさい」
 
 
「恵まれない人を助けたい!
 あなただって心が痛むでしょう?
 僕はしないけど、寄付をするといい。
 僕は、寄付をするのではなくて、それを広める役目なんだ。
 寄付は、あなたからお金を預かって僕がしておくよ」
 
 
 
その対象は
「あなた」「恵まれない人」「ご縁」「環境」「天」
色々だけれど、キッチリとお金を取ってゆく。
 
 
すごいなぁ、と思う(皮肉)。
 
 
 
まぁ、バランスの話なので、どこまでが
 
「論語とそろばん」
 
で、どこからが
 
「論語でそろばん」
 
なのかは、けっこう微妙だ。
 
 
 
ただ、チェックポイントとしては
 
 
・肩書が大げさ
 
・会った途端、大きな話をする
 
・あなたを助けたい、と
 そんなに仲良くないのに言い出す
 
・何かの現状に、ことさらに
 危機感を持っていたり、なげいていたりする
 
・最終的に、お金の話が出てくる
 
 
っていうのが、いくつか当てはまったら
警戒した方がいい。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
毎度言っている通り、
人はどう生きたってかまわないし、
誰が誰を信じたってええやろ?と思う。
 
 
その上で、好みの問題として
 
「論語でそろばん」
 
が過ぎる人とは距離を置きたいし、
そんな人への支払いを優先するような人も
付き合いをほどほどにしたいとも思う。
 
 
人によっては
 
「論語でそろばん」
 
なんてもんじゃなく
 
「論語はそろばん」
  
みたいなレベルもあるから気をつけたいわなわな罠。 
 
 
 
、、、いやぁ、今回けっこうキツいこと書いたなー
 
 
でもまぁ、これを読んで怒る人は
「論語でそろばん」の人たちだけで、
私が仲のいい人たちは笑うだろうから、それでいいやんね。
 
 
 
ま、
 
さっきのチェック項目のうち
かなーり当てはまったワタシのことは
そうとう注意しておいた方がいいことをお伝えしておく。笑。
 
 
ではでは。
 

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