ワタクシ、かれこれ16年近く
氣功を学んでいるのだが、実は
「うん!成長してる!」
って思ったことないんだよね(笑)
氣功って、ひでぇぜ?(誉め言葉)
鍛錬すればするほど、
その深淵さが身にしみてわかるので
「あー、、、、全然まだだわ、、、」
って、進めば進むほどゴールが遠くなる。
さらに!やればやるほど
「氣」への感度が高くなるので、
なんと相手の技がかかりやすくなる。
はじめのうちは技をかけられても
「えっ!?」
くらいだったのが、ワタシレベルになると、
「うわぁぁぁぁぁあああーーーーっ!!!!」
と、サイバイマンにやられるヤムチャくらい
吹っ飛ばされてしまう。笑。
でも。
他の道場仲間と稽古をすると、
「あれ?これって昔、私もできなかったっけ?」
「もはや自動操縦だから、できなくする方が難しい」
みたいなこともある。
そこでようやく「成長」を感じるのだが、
たぶん世の中の人がイメージするような
「やった!できた!成長!」とか
「これが修行の成果!」とか、
「チャラララッチャ、チャッチャーン!
いぐぜろはレベルアップした!」
みたいな感じじゃないのよ。
強いて言語化すると、
「え?ああ、、、へぇ~」
みたいな?(笑)
そして。
これは、氣功に限らずどんな分野でもそう。
昔、株式のトレーディングをしていた時も
やっている最中は「成長」なんて感じなかった。
ビジネスをやっている時も成長を感じるどころか、
どんどん問題が起きておかしくなりそうなんだけど
成果としては以前より優れていたりする。
人間関係においても、
「昔の私だったら、こうはできなかったな」
なんてオトナなワタシを堪能することはほぼなく、
「ああーー!!またーーーーー!!」
みたいなことの方が多い。
が、昔よりは相手を思いやれている(当社比)。
だから、たぶんあなたが真剣にやっていることも
「成長」が実感できなくていい。
むしろ成長が実感できないことの方が
本物なのかもしれない。
すぐに成長を実感できるのは、
たとえばテスト勉強とか、競技における成績とか、
すでに「型」が決まっているようなものに限られる。
人生において大切なものは、
上に挙げたようなことはむしろ少なく、
その何十倍何百倍も「成長余地のある分野」がある。
だから、
もし今、
「なんか、同じところをグルグル回ってるみたい」とか、
「この先、私なんかで生きていけるのかな?」とか思ってても
大丈夫!大・丈・夫だ!
一日を一生懸命生きているのなら、
それが暗中模索の五里霧中の試行錯誤でも
絶対に成長している。
別に成長してなくてもいいのだが、
前を向いてたら人はタラララーンと成長に進んじゃってる。
そして、いつか振り返った時に
「あれ?え?ああ、、、へぇ~」
となるのが、成長なんだ!!!!
大丈夫だぜ。
腐らず、前を向け。
立ち止まりながら、迷いながらでも。
そんなあなたが、素敵だぜ!
、、、と書いていつつ、
「成長」と書くたびに「整腸」と変換されるのは
ペースが乱れるのでカンベンしてほしいと願う。笑。
ではでは。