私たちが日々生活していると、
そりゃあ、いろんなことが起きる。
そして、様々なできごとに対して
私たちはそれぞれ
「これは、こういうことだろう」
「○○さんは、こういう人」
「こっちの方がいい」
と解釈し、判断してゆく。
それ自体は当然だし、自然だし、
そうしないと何も動いていかないから、
まったく問題ない。
その上で。
自分の中の
「判断基準」というものを持っておくと、
ブレにくくなるので、生きるのが楽になると思う。
何かが起きるたびに、
「これはどう判断すればいいんだろう？」
とか迷っていたら大変だし、
「今は機嫌がいい、悪い」
「これは好き、嫌い」
だけで判断していると、
せっかくのギフトをつかみそこなったり、
他人にコントロールされることにもなる。
だから、
「世界をとらえるフィルター」
「自分が判断するための、中心となる見方」
みたいな「軸」があるのは、いいことだと思う。
その「軸」は、
自分の得意分野のことでもいいし、
占いでもいいし、
統計とかでもいいし、
天気とか隣の犬の吠え方とかでもいい(笑)
で、だ。
個人的には、その判断基準や世界の見方は
３つくらい持っていると、バランスがいいように思う。
たとえば、１つの考え方、哲学、ツールだけで
あらゆる出来事を網羅しようとすれば、できるだろう。
ただ、その大きな「１軸」だけで見てしまうと、
あなたがその「１軸」にコントロールされてしまうことにも
なりかねない。
たとえば、あなたが信頼している占いで
「今年の運勢は最悪」
みたいになっていた時、
それを信じて気をつけるに越したことはない。
が、その占いだけを信じてしまっていたら
起きることすべてに占いのフィルターがかかってしまう。
それは、人生のうちの１年として
もったいない生き方になる可能性もある。
別の占いでは、「今年は最高の運気！」となっていることは
けっこうザラにあったりもするし。
また、とあるツールだけで人を判断していると、
それは時に「決めつけハラスメント」になったりもする。
「私はこういうタイプで、あの人は○○タイプ」
という見方「だけ」をするのは、
自分の可能性も、他者への視野も狭くするおそれもある。
なので、自分の判断基準の軸を
１つだけに決めるのは、ちょっと気をつけた方がいいと思う。
（注！ただし、特定の分野の専門家である場合、
その１軸を発信し続けることは別。
専門家として、自分の研究として
１軸に特化した見方を多くの人に伝える方々には
尊敬しかないっす。
ただ、その専門家さんも、プライベートでは
自分の分野以外の見方を持っていてもいいとは思う）
「じゃあ、１つじゃなくて２軸ならいいの？」
というと、それもどうやろ？
いわゆるセカンドオピニオンみたいなものだけれど、
１番目の判断基準と２番目の判断基準で
真逆の見方が出来てしまった場合、それは対立を生む。
すると、
「ええ？どっちが ” 正しい ” の？」
という「答え選び」になってしまい、
それでブレてしまう。
なので、
自分の世界の見方を３つくらい用意しておくのが
自分の可能性を広めつつ、
他者への寛容性を持ちつつ、
軸としてしっかり根を張る
ものになるように思う。
「Ａ軸では、こういう見方ができる。
でもB軸では、こんな世界観だ。
そしてC軸だと、こんなになる」
そんな３軸で世界を見据え、
その中で自分が判断してゆく。
自分の中に「３種の神器」を持っているような、
そんなイメージだ。
仮にその３軸に矛盾が生じていたとしても、
その中での判断が、あなたの人生における主体性を生む。
コントロールや対立とは、だいぶ違うはずだ。
同じように。
なにか大きな迷い事があったら、
３人くらいの頼れる人に相談してみるのもいい。
誰でも得意分野、不得意分野があるし、
その時の体調や機嫌や損得勘定もあるかもしれない。
全員があなたのためを思ってのアドバイスだったとしても、
その中のどれがあなたの未来のベストかを決めるのは
常にあなた自身だ。
あなたを支える「３賢者」がいるといいよね。
さてさて。
世界は森羅万象で有象無象の魑魅魍魎だ。
そんな世界を泳ぐための、あなた自身の
「３種の神器」
「３賢者」
を座右に置いておくことは、
あなたの未来をクリアにしていくことになるだろう。
１軸だとコントロール。
２軸だと対立。
３軸あって、あなたの基盤は揺るがなくなる。
100軸とかあると、たぶんワケわからんくなる。笑。
さ、あなたの「３種の神器」「３賢者」は、
どのような顔をしていますか？
ではでは。