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「AIに仕事うばわれるっ!」ってさ。

なんやら最近、たまに質問されるのが
 
「イグさん、これからAI(人工知能)が
 ガンガン発達するじゃないですか?
 どないしたら良いのですか?」
 
みたいなやつ。
 
 
でもこの
 
「技術が仕事を奪うんじゃないか恐怖症」
 
は、もうずっとずっと続いていて
その度に、おそれおののく人々がいる感じやね。
 
 
古くは、
 
「蒸気機関車ができたら、
 馬車の需要がなくなるんじゃないか!?」
 
みたいなやつ。
 
 
あるいは、
 
「電気冷蔵庫ができたら、
 氷屋さんはなくなっちゃうんじゃないのか?」
 
とか、
 
「デジタルカメラができたら、
 フィルムの写真館は
 なくなっちゃうんじゃないのか?」
 
とかも同類かな?
 
 
上記の例を見たら分かるけれど、
たしかに馬車、氷屋さん、フィルムの写真館は
最盛期よりも激減しただろう。
 
 
でも、
 
「それらができて、
 人間が働く場所がなくなったか?」
 
というと、全然そんなことないよね?
 
 
 
話がちょいと違うけれど、
 
「全自動洗濯機ができて、炊飯器ができて、
 食器洗い機ができて、お風呂も自動で沸く」
 
「外食もあるし、お裁縫もしなくてもなんとかなるし、
 掃除もルンバさんがやってくれる」
 
となっても、じゃあ主婦の方が
何もやらなくてよくなったか?
というと、そんなことないやん?
 
今の専業主婦の方も
めっちゃ忙しいやん?
 
 
 
そう。
 
 
AIは、たしかにすごい発達をしているのだろう。
様々な仕事に大きな影響を及ぼすことになるとは思う。
 
 
でも、それを脅威に思うのは、
 
「自分の今を1ミリも変えたくない人」
 
だけだ。
 
 
 
新しい技術や制度ができると、どうなるか?
 
 
新しいニーズができて、
今までニーズだったものが、なくなってゆく。
 
それだけだ。
 
 
 
蒸気機関車ができて、
機関士さんや駅員さんが生まれた。
馬車の御者さんは減った。
 
 
電気冷蔵庫ができて、
困った氷屋さんの一部はコンビニエンスストアを作った。
氷屋さんそれ自体は、減った。
 
 
デジタルカメラができてインターネットができて、
インスタグラマーとか新しいビジネススタイルができた。
フィルム写真館それ自体は、減った。
 
 
クール宅急便ができたけど、はじめは使われなかった。
でも、全国に生鮮食品を送るという
新しいニーズが生み出され始めた。
 
 
様々な音楽が無料で聴けるようになった。
そしたらライブのニーズが盛り上がってきた。
「スター」ではなく「会いに行けるアイドル」が
人気を博すようになった。
 
 
 
働く場所は、なくならない。変わるだけだ。
 
 
 
じゃあ、どうすればいいのか?
 
自分ができることと、新しいものを組み合わせて
新しいニーズに対応して行けばいい。
 
 
なにが正解か?そんなん、わからない。
 
自分が考え得るベストと
その時その時に自分の頭で考えるしかない。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
これから、士業も事務員も営業もサービス業も、
芸術家も音楽家も文筆家も写真家も、
のきなみAIが参入してくる。
 
そして、「今までどおり」やっていた人の仕事を
AIがガンガンやってくれるようになるだろう。
 
 
普通に、
 
「人にこの仕事を頼むなら、
 ロボットに頼んだ方がいいよ」
 
となる。
 
 
だからどうした?ありがたやだよ。
 
 
人間の欲求は、際限がない。
 
際限があったら、人類史のどこかの時点で
「ああ、もうこれで充分」と
みんなが暇になっている。
 
 
今、毎日ひま?
 
たぶん、逆に忙しくね?
それは、これからもずっと変わらないだろう。
 
 
 
「今のまま、同じことを」と願ったら、
それは絶滅の思考回路。
 
 
「誰かが考えてくれる」と歩みを止めたら
それは飲み込まれる思考回路。
 
 
大丈夫だよ。なんか色々あるから。
 
 
今にフォーカスして、
自分の頭で考えて、
行動に責任を持てば。
 
 
 
1日24時間の使い方も、
ほんの数年前と比べても、
 
「まさか、こんな風になるとは」
 
って思うところもあるでしょ?
 
 
人の一生でも、
 
「まさか、こんな風になるとは」
 
だし、
 
 
世界の動きも
 
「まさか、こんな風になるとは」
 
だ。
 
 
微生物から、水生生物が陸上に上がり、
恐竜となって哺乳類が生まれ、
人類が霊長となったのも、きっと
 
「まさか、こんな風になるとは」
 
なんじゃないのかな?
 
 
 
その中で絶滅するか繁栄するかは、
生命であっても、お仕事であっても、
 
「環境に適したかどうか?」
 
で決まる。
 
 
 
素敵な未来を、創っていきたいものですなぁ。
 
 
ではでは。
 

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