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ちょいのうりょくを磨こう

私の友人や師匠は、なんだか訳が分からないような
能力者が多い。
 
 
サハラ砂漠を自分の足で踏破するような人もいるし、
 
1ビジネスで億を稼ぐような人もいるし、
 
株やFXのトレードで、すさまじい成績を叩き出す人もいる。
 
 
 
そうかと思うと、
 
 
 
気功の達人がいたり、
 
本人に会わなくても、どんな人かを言い当てられる人もいるし、
 
ほんの少し話しただけで、相手の問題を解決しちゃう人もいる。
 
 
 
まぁ、言葉は悪いけれど、みんな「バケモノ」っていうか
「ミュータント」みたいな感じだ(笑)
 
 
 
 
ただ、実際に付き合ってみると
そんな「超能力者」たちも、
 
普通の人と同じようなことを悩んでいたり、
 
普通の人ができるようなことが、逆に出来なかったり、
 
ささやかな幸せを願っていたりもする。
 
 
 
全ての側面において、完璧!
 
なんて人は、少なくとも私の周りには
いないんだよね。
 
 
 
 
 
 
さらに。
 
 
私の知っている「超能力者」たちを、
「超能力者」たらしめている力も、
実は、もともと生まれ持ったスゴイ能力なわけでもない。
 
 
 
サハラ砂漠を横断した人は、
人並みの体力しかなかったらしいし、
 
 
億を稼ぐビジネスマンも、
もともとは普通のサラリーマンだ。
 
 
トレードですさまじい成績を出す人も、
普通に主婦だったり、ニートだったりする。
数字は、大の苦手という人も多い。
 
 
 
気功の達人は、幼稚園の園長先生だったらしいし、
 
 
人を言いあてられる人も、
もともとは企業勤めの人だったらしいし、
 
 
相手の問題を解決しちゃう人も、
ミュージシャンだったり、サラリーマンだったりする。
 
 
 
 
 
 
それぞれの分野で、現在は突出した能力を持ってはいるけれど、
 
それは 
 
「生まれ持った才能」
 
というよりは、
 
「磨き続けた、ほんのささいな能力」
 
という人が大部分だ。
 
 
 
家にたとえると、
そういった「超能力者」たちは、
お城のような大豪邸みたいな輝きと迫力を持っている。
 
 
でも、その豪邸を作っているのは、
小さなブロックの積み重ねでしかない。
 
 
 
その小さなブロックを、
ひとつひとつ丁寧に磨いて、
そして積み上げていっただけにすぎない。
 
 
 
コツコツコツコツ築いていく過程で、
ある時、一気に陽の目を浴びる時が来る。
 
 
ある一点を境に、
お湯が沸騰して気体になるように、
コツコツの能力が、豪邸をたちあげる。
 
 
 
 
そんな感じなんだよね。
 
 
 
 
 
 
なので。
 
 
 
もし、今あなたが
 
 
「スゴイ成果を出してみたいなー」
 
「なんか、これ!っていう能力があれば良いのに」
 
「みんなから認められたいなー」
 
 
なんて思っているのだとしたら、
やり方はシンプルだ。
 
 
 
 
あなたが持っている、ほんのささいな能力を
コツコツ磨きあげればいい。
 
 
 
 
「超能力」は、いらない。
 
「ちょい能力」で、いい。
 
 
 
元からスゴイ「超能力」を持っている人なんて
ほとんど存在しないし、
いたとしても、その人が幸福かどうかはわからない。
 
 
「超能力」を持っていないことを嘆いたり、
不平不満を言っていても始まらない。
 
 
 
今自分が持っている「ちょい能力」を
磨いていけば、それはいつか「超能力」になる。
 
 
 
 
と、ここまで読むと、
 
 
「でも、その“ほんのささいな能力”っていうのが
 私の場合、何なのかが分からないんです」
 
 
という場合もあるかもしれないけれど、
それも結構シンプルみたいだ。
 
 
 
現在「超能力」を身につけた人たちに共通しているのは、
 
 
「自分の、その能力を磨くことが
 大好きである」
 
 
ということ。
 
 
 
 
あなたの超能力候補である「ちょい能力」は、
あなたの“好き”に宿っている。
 
 
 
考えてみれば、
 
なんの理由もなく
あることに没頭できるのって、
 
めちゃめちゃスゴイ「超能力」じゃない?
 
 
 
他の人が没頭できないことに没頭できる。
 
 
それが、最高の超能力なようにも思うけれど
あなたはどう思うだろう?
 
 
 
 
「没頭」とまでいかなくてもいい。
 
 
 
「これは、好きかも」
 
「これをやっている時は、時間が早く感じる」
 
 
みたいなことを、意識して磨いていたら、
それは、いつのまにかあなたの「超能力」になる。
 
 
はじめは「ちょい能力」でもいい。
 
 
そんな気軽なところからスタートするのも
いいかもしれないよね。
 
 
 
というわけで、今回も私の「ちょい能力」である
文章にお付き合い、ありがとうございます~
 
 
私も、コツコツ磨いていきたいものですわ。 
 
 
ではでは。
 

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