今年も残すところ、あと12日。
「え!?ホントに?
この前、初詣したばっかりなのに?」
「正月に食べた雑煮のおもちが、
まだお腹の中に入っているのに!?」
なんて、すっとんきょうな事を言っていても
もう2週間もない。
まぁ、
「暦なんて、しょせんは幻想。
私はただ、今を生きるだけなのです」
みたいにシニカルに構えていてもいいんだけれど、
やはり節目ということで大切にしたいよね。
そんな中、
どうしても
「やっぱり、年内にコレは片付けておきたいな」
「年内に、あの人には会っておかなきゃ!」
「年末休みに入る前に、この仕事は終えなきゃ」
と、「片付けること」「始末をつけること」に
フォーカスが行ってしまいがちだと思う。
もしくは、
「気持ちよく年始を迎えるために、
この準備だけはしておこう」
みたいな感じかな?
他の月に比べると、12月は
年末が近づけば近づくほど
「攻めの仕掛け」
よりも
「守り、始末、準備」
に時間も労力も取られてしまうのは、
仕方がないと言えばその通り。
ただ、
そこに何の疑問を持たずに、ただ目の前の
「やるべきこと」
だけをこなしているのって、ちょっともったいなくない?
今、やっていることって、
本当に、自分の意志で選んでやっている事なのか?
ただ、まわりにせき立てられてやらされている事じゃないのか?
流れを作っているのではなく、流れに溺れているだけじゃないのか?
アマノジャクな私は、
ついそんな風に考えちゃったりもするんだよね。
「イグさん、そうは言っても、
やるべきことが山積みなんだから、
しょうがないじゃないですか!?」
「変にあおって、これ以上、
私を忙しくさせないでくださいっ!!」
と反論したくなる気持ちは、ホンマめっちゃわかる。
でもね。
「忙しいから、目の前のやるべきことをやる」
って、普通のことだよね?
12月は特にそれが顕著かもしれないけれど、
もっともっと長いスパンで考えた時に、
「じゃあ、いつ忙しくなくなるの?」
と問うと、いつまで経っても本当に暇になることって
少ないと思わない?
目の前に、やるべきことが現れた。だから片付けた。
目の前に、やるべきことが現れた。だから片付けた。
目の前に、やるべきことが現れた。だから片付けた。
それを繰り返して、ふと振り返ってみたら、
もう無理のきかない年齢になっていた。。。
そんなことも、起こらないとも限らない。よね?
何かを仕掛ける側の人って、別に
「ヒマでヒマでしょうがない」
っていう訳で仕掛けているんじゃない。
むしろ、メッチャ忙しい中で
乾いた雑巾をしぼるように時間を捻出し、
「攻めの一手」
を繰り出している場合が多い。
(少なくとも、私の知っている範囲では。
スーパーセレブとかは、知らないけどね)
だから。
時間的に一番キツい時に、何かを始めてみる。
誰もが片付けや準備だけに終始している時にこそ、
あえて次の一歩を踏み出してみる。
そんな風にすると、12月よりも忙しくない時には
もっと凄いことが出来る自分になっているかもしれない。
始める事は、大きな事でなくて構わない。
ほんのちょっとの、小さな一歩でいい。
それでも、
「普段しない事をした」
「自分の意志で、新しいことを始めた」
という事には、違いはないから。
ネットやニュースを見れば、
この年末の忙しい時にも、新しいことを発表している
人、企業、団体があったりもする。
仕掛ける側がいつも成功するとは限らないけれど、
こんな時に仕掛ける気概のある人、企業、団体は
いつか必ず大きな果実を手に入れられるような気もする。
さてさて。
人の生き方は、様々だし、それで良いと思う。
「私は、別に今の生活が続けばいいです」
「振り返った時に何もなくても
それはそれで良いんじゃないですか?」
という人には、心から「だよねー」と返答する。
でも、そうじゃない人もいるわけで。
あなたがもし、
「なにかを、仕掛ける側になりたい」
「この世から旅立つ時には、
たっくさんの成功と失敗の思い出を抱いていきたい」
と思っている方の人だったら、
ぜひ、色々やってみるといいかもしれないよね。
今日。
今日やったことは、必ずや、大きな果実に続く
種まきになることだろうから。
あなたは今日、何を新しく始めてみますか?
ではでは。