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感情を加工すんな。

普段から自己啓発っぽいことを書いている
ワタシが言うのもなんですが。
 
 
「すべてを前向きにとらえよう!」
 
「ポジティブ☆ ポジティブ☆」
 
「自分にインタビューしてみよう」
 
 
おいおい。
そんなん、やりすぎると、こじらせるで?
 
 
あいや、もちろん、何かが起きても
前向きにとらえることは必要なのだろう。
 
 
 
でも、なにかが起きたらすぐに
 
 
「さぁっ!前向き体操!はじめっ!!!」
 
「傷ついた? はいっ! バンソーコー!」
 
 
みたいのはチョ・マテヨ。
 
 
 
 
それ、
 
やりすぎると、
 
嘘つきになるから。
 
 
 
誰に?って、そりゃ自分に。
 
 
 
だから。
 
 
悲しい時は、思い切り悲しめばいい。
 
寂しい時は、ひとり泣いてもいい。
 
怒れる時は、ゴゴゴゴゴー!でいい。
 
楽しい時は、「すっごーい!たーのしー!」でいい。
 
 
 
生の感情をそのまま味わう。
 
そうじゃないと、どんどん心のビタミンが不足して
セルロイド人形みたいな人間になっちゃう。
 
あるいは、知らぬ間に体に変調をきたすやろ。
  
 
生のままで食べられるのに、
いつもいつも加工に加工を重ねてたら、
心がジャンクフードまみれになっちゃうぜ?
 
 
 
そう。
 
 
私たちには、
カラダちゃんも、アタマちゃんも、ココロちゃんもいる。
 
 
いつも前向きに「考えて」処理してると、
ぜんぶアタマちゃんが取り仕切っちゃう。
 
そして、ココロちゃんはいつの間にか、
アタマちゃんの「加工」で氷の中に閉じ込められちゃう。
 
そんなん、あかん、
 
 
カラダちゃんも、
 
アタマちゃんも、
 
ココロちゃんも、
 
 
それぞれがそれぞれの役割を
バランスよく果たしてこそ、
あなたの「タマシイちゃん」が活躍できるようになる。
 
 
だから感情をジャンクな魔法に染めるな。
 
もちろん、誰かれ構わずに
感情をまき散らせ!って話じゃない。
 
 
でも、「生」の味を知っているからこそ、
人の生の感情にも、心を寄り添わせられる。
 
人が傷ついている時に、
アドバイスという魔法をかけず、
ただただ、そっとそばにいることができる。
 
 
それに、自分自身だって、
感情をコントロールしすぎて、
いつも同じフェアウェイの幅を生きていると、
その先にある「見てない世界」は、いつまでも見られない。
 
 
そんな風に思うのでありんす。
 
 
味わい深い人間に、なってゆきたいものですわ。
 
 
ではでは。
 

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