「イグさん、私なかなか行動できないんです」
「どうやったら、行動できるようになるんですか?」
みたいな質問を頂戴するのだけれど、
そんな皆様、ご安心ください!
みんな、行動してるから!
あなたも、私も行動しているから!
行動してない人なんて、いないから!
ただ、その行動は
「寝る」
とか、
「ダラダラネットサーフィンする」
とか、
「過去をいじけて考える」
とかかも知れないけれど、
それも行動だから!もう大丈夫!!!
。。。なんていう、
チクリとした毒舌から始めましたが
みなさま、いかがお過ごしですか?笑。
ちょっとイジワルな書き出しだったけれど、
「行動できない」
「行動していない」
なんていう人はいない、ということは
分かってもらえるんじゃないかな?と思う。
みんな、何かしらの行動はしている。
その行動が理想的なのかは、知らんけど。
というわけだね。
(もう、自分で自分のことを書いていて
心をマシンガンでハチの巣にされているようだ)
で。
「行動」の原理は、実はひとつしかない。
あなたも私も、彼も彼女も全員、
行動するのは、
「セルフイメージに合致しているか、
セルフイメージの矛盾を解消するため」
それだけでしか、人は行動しない。
もちろん、生物としての自然な生理現象は
あるのだけれど、いわゆる
「行動」
とされることは、全部その人の
セルフイメージからしか発動しない。
たとえば。
なぜ、スーパーに買い物に行くのか?
その人のセルフイメージが「主婦」だから。
なぜ、会社に行くのか?
その人のセルフイメージが「会社員」だから。
なぜ、写真を撮るのか?
その人のセルフイメージが
「写真を楽しめる人」「フォトグラファー」だから。
「そうしなきゃ生きていけないでしょ?」
とか、
「そうじゃないと、困るじゃない」
なんていうのは、単なる後付けだ。
なぜなら、後で困るようなことであっても、
自分の将来を狭くするようなことであっても
セルフイメージによっては、私たちは
大なり小なり、毎日やっているからだ。
そして、何かに対して努力するのは、
「セルフイメージと現実の矛盾」
を解消するため以外に理由はない。
なぜ、資格を取るためがんばって勉強するのか?
資格が取れていない現実と
セルフイメージにギャップや矛盾を感じるから。
なぜ、お金持ちになりたいのか?
自分の社会的価値において
現実とセルフイメージにギャップや矛盾を感じるから。
なぜ、人からバカにされると怒るのか?
現実世界で馬鹿にされた言動と
自分のセルフイメージとがミスマッチだから。
(その言動が、あまりに的確な場合も、
セルフイメージとの乖離のために怒る)
そう。人は、
「自分のセルフイメージどおり」
なら、なんの躊躇もなく行動する。
そして、
「現実とセルフイメージに矛盾」
を感じれば感じるほど、がんばって行動することができる。
なので、
「がんばれないのは、
現実と、その人が持っているセルフイメージに
大したギャップと矛盾を感じていない」
という理由以外には、考えられない。
「おいおい!イグこのやろう!
私は、自分のセルフイメージを高く持ってるよ!
でも、行動できないんだよ!」
という人も、いるだろうごめんなさい。
ただ、ここで問題なのが、
「セルフイメージは、
一人の中に、複数存在する」
っていうこと。
理想的な自分のセルフイメージもいれば、
グータラな自分のセルフイメージもいる。
未来に向かって輝くセルフイメージもいれば、
過去に縛られるセルフイメージもいる。
現実に矛盾を感じるセルフイメージもいれば、
「まぁこんなもんか」と妥協するセルフイメージもいる。
「セルフイメージ」というと、
なんとなくキラキラした印象があるけれど、
「寝ながらハナをほじるワタシ」
だってセルフイメージだし
「やるべきことから
猛ダッシュで裸足で逃げるワタシ」
だって、立派なセルフイメージだ。
セルフイメージは、一人の人間の中に複数いて、
どのセルフイメージも、
「私がイチバン!」
「私は間違ってない!」
と、一人の中で覇権を競っている。
その中で、結果として一番脳内シェアを取った
セルフイメージが、その時の実際の行動をつかさどる。
与党第一党が現実の政権を担うのと同じで、
個人も
「理想の自分ありが党」
と
「グータラもっともっ党」
が戦っていたり、
「ダイエッ党」
と、
「炭水化物だいすきお弁党」
とが戦っていたりする。
ここで、どの「党」が勝利を収めるのか?
それは、普段からの「清き一票」で
コツコツ積み重ねていくしかない。
実際の行動まで行かなかったとしても、
理想の自分について考えれば
「理想の自分ありが党」に一票が入る。
どんな手を使ってでも
第一党にさえなれば、行動となって現れる。
そして、行動となると、
それは「実績」となるので、
次の「選挙」も、有利に進めることができる。
さてさて。
どんな未来にしたいのか?
国家も大事なんだろうけれど、
まずは自分の未来において
「清き一票」
を投じてみるのもいいのかもしれないね。
私も、全然えらそうに言えないのだけれど(笑)
ではでは。