おかげさまで色んな方の相談に
乗らせていただくのだけれど。
多くの人(ワタシ含む)が陥ってしまう
NGパターンとして、
「気持ちや頭が
こんがらがったまま決断を下す」
ってぇのがある。
状況的に、切羽詰まった。
人間関係的に、今よろしくない。
損得の嵐に振り回されている。
いつもの自分より心身の状態が悪い。
そうなると、誰だって
精神と思考の糸が、こんがらがる。
で、
そのモヤモヤから脱したい!という一心だけで、
いつもの自分なら選ばない決断や行動をとる。
あるいは、自分一人でなにもかも背負い込んで
独断で突っ走ってしまったりもする。
いやね。気持ちは分かるのよ。
ってか、私もやりがちだし。
例えるならば、道に迷った時に、あせって
「よし!こっちだ!!」
と、当てずっぽうで道を選ぶような。
糸がこんがらがった時に
無理やり何とかしようとして、余計にからまり、
最後は
「もう切るしかない!!」
と、ハサミでチョキン。とするような。
もちろん、当てずっぽうもひとつの選択肢だし、
ハサミで切るってぇのもアリの場面もあるかもしれない。
でも、それってたいてい、後悔の第一歩。
その解決策は、ボタンのかけ違えのスタート。
少なくとも、ベストでもベターでもなく、妥協の産物。
だから。
「そうする前にやれること」を
一度、立ち止まってみてみよや?
道に迷ったら、分かるところまで戻るのもいい。
戻るのも、一人じゃなくてガイドがいていい。
こんがらがった糸をほどくのは
あなた一人でやらなくてもいかもしれない。
特に「自分の糸」は、あまりに近すぎて
本人には、ほどきにくいものだから。
なので。
まずは、自分を整えてくれそうな人を
思い浮かべてみる。
できれば、あまりに近い家族やパートナーではなく、
もう少し客観的に、あなたの
「心と頭のおかたづけ」
に手を差し伸べてくれる人がいい。
家族やパートナーは、
あなたとの前提条件が多い分、
「ここは通ってはいけない」
「ここをくぐらせるのはリスクがある」
というように「こんがらがった糸の通り道」を
制限してしまうことも多いので。
そう考えていくと、
たぶん、一人や二人くらいは、
「おかたづけのお手伝いさん」が
思い浮かぶんじゃないかな?
考えを押し付けない。
整理だけを手伝ってくれる。
信頼と尊重の関係性がある。
そんな人。
そんな人が思い浮かんだのなら、
素直にヘルプを出してみよう。
思い浮かばないのならば、
まずはゆっくり休もう。
きっと、必ずいるから。
あ、ヘルプを出そうとすると、
きっと「もう一人のあなた」が
こんなことを言い出すだろう。
「いや、でも迷惑かけることになるし、、、」
「それって、私の問題で、
その人には全然関係ないし、、、」
「唐突に言ったら、戸惑われるかも、、、」
みたいな。
でも、たいていの場合は、
あなたが思いついた人は、あなたからのヘルプを待っている。
もちろん、めちゃめちゃ忙しい時や
タイミングが合わない時もあるかもしれない。
そうだったとしても、
「ヘルプの打診」
「ヘルプのノック」
は、うれしいものだ。
あなたが逆の立場だったら、
信頼している誰かからの
心からのSOSコールは、うれしくない?
相手だって、同じだよ。
なので、素直に吐露してみればいい。
そうしたら、あなたの心と頭は、
ときほぐれてゆく。
すると、本当にやりたかった
「好き」
が見えてくる。
こんがらがった糸では見えなかった、
未来につながっている「好きの糸」が
ピンと張っていることを思い出す。
そして、相談に乗っているうちに
相談者であるあなたも、
実は相談された方も、
なんか元気になってゆく。
そこにエネルギー循環が生まれるから。
実は助けられているのは、
相談している側だけじゃなく、
受けている側も、もらっている。
信頼と尊重という土台があれば、
あなたのSOSの勇気は、
GIVE & TAKE ではなく、
GIVE & GIVE を生み出す。
一人でかかえこまないでいいぜ。
あなたを待っている人がいる。
ではでは。