あ、ワタシじゃないっすたぶん。笑。
えと。
先日、仲の良い友人から、
「私、なんか陰口で
” あの人はお金の亡者だから、気をつけて ”
って、言われているらしいんです」
「言われるのは別にいいんですけれど、
そういう陰口を言う人の心理って
どんな感じなんですかね?」
と質問されたのね。
へー。
質問をして来た当人は、私から見ると別に
お金の亡者でもなんでもない。
ただただ真摯に、自分のやるべき使命に沿って
ビジネスをしているように見受けられる。
でもまぁ、様々な見え方があるのが
人の生き方であり、あり方だ。
そんな風に見えることもあるのだろう。
で、
そんな「あの人は金の亡者だ」と言うような
陰口を叩く人の心理なんだけれど、
もう、シンプルに
「嫌悪感やろ」
ということに落ち着く。
しかし、この「嫌悪感」というのがクセモノで、
人が嫌悪感を抱くには、ちょいちょい
いくつかの条件がある。
だって、嫌悪感の正体って、
「強い関心がありつつも、
今の自分をおびやかす存在への反応」
やん?
人は、いろいろな生き方ができる。
100人いれば、100通りの人生が
そこにはある。
逆に言えば、100通り、千通り、
億通りの生き方の中で、
自分が選択できるのは一つだけ。
少なくとも、人生全体を通して
誰かとまったく同じルートを通ることは
絶対にできない。
それでいいのだけれど、
自分は選ばなかった、
あるいは選ぼうと思っても選べなかったルートがある。
億通りのルートのうち、
選べるのは1つだけなんだから、あたりまえ体操マックスだ。
その中で、
強く関心を持っているルートに
人は憧れか、嫌悪感を示す。
選ばなかった、選べなかったルートのうち、
自分を肯定できるようなルートには、憧れを。
選ばなかった、選べなかったルートのうち、
そのルートを肯定してしまうことイコール、
自分の生き方の否定につながることには、嫌悪感を抱く。
そう。
人には誰しも、
「自分は間違っていない」
という根底心理があるので、
強く関心を持ちながらも、
「え?それを肯定しちゃうと、
今の私、間違っていることになるんじゃね?」
という存在を目の前にすると、人は嫌悪感を示す。
関係ないんだから、スルーすればいいのに、
それはできない。
なぜなら、そのルートに関心を持ってしまうから。
なので、
関心を持ちつつ、今の自分の否定になることは
「あちらが間違っている」
という思考回路を働かせて、
自我を防衛するのが、人の思考のメカニズムだ。
なので、
「あの人は、お金の亡者だ」
と言う人の心理は、
「私もお金がある生活に関心がある。
でも、今の私はそれを選べていない。
少なくとも、あの人のようにはできていない。
ただ、それを肯定してしまうと
今の自分の否定になってしまう。
そうか、それなら嫌悪しよう」
という事になるわけやね。
これは、なにもお金に限らない。
「あの人は、異性に媚び売るタイプだから」
「あの人、上から目線だから」
「元モー娘。の辻ちゃん、イラッとするから」
も、全部同じ。
ほっとけよ。いいじゃんどんな風に生きても。
と思うんだけれど、
そこに強烈な関心の引力があるから
抗うことができない。
そして、そんなリアルを生きている人を肯定することは
今の自分の生き方の否定につながってしまうから、
だから、嫌悪する。
そして、直接対抗するほどの
覚悟も力もないから、陰口をたたく。
そんな感じだと思うのでありんすでおりんす。
(ていねいに、容赦なく攻めていくのが
イッツ・マイ・スタイル)
なので、陰口の対応策としては、
「そう見える人もいるのだな、と、まず受け入れる」
「陰口を言った人との関係性をよくしたいのであれば
きちんと耳を傾ける」
「そうじゃない場合は、全員に好かれることは不可能なので
華麗にスルーする」
という事になると思います~
ちなみに、ワタシが出会ってきた、
本当にお金が大好きな人は、
「お金の亡者」
的なことを言われると、むしろ喜びます。笑。
「いやぁ、それほどでも(照)!!」
みたいな感じか、
「そこまで言われるようになったかー
有名税だなー」
とか、
「え?その人、稼げてないんでしょ?」
みたいな反応をする。
「お金」が、本人にとっての
人生の大切なモノサシのひとつになっているので、
「亡者」というのは、むしろ本人を喜ばせる肩書だ。
なので、
「お金の亡者」と言われて、
ちょっとチクっとするのであれば、
アナタは本当の亡者でないから大丈夫だ。
当たり前だけど、
本当の亡者に「亡者」と言っても、
「え?そうだけど?」
となる。
日本人に
「あの人は日本人だから」と言ったり、
女性に
「あの人は、女の人だから」と言ったり、
占い師に
「あの人は、占いですべてを見ちゃう人だから」と言ったり、
魚屋さんに
「あの人は、いつも安いよ安いよ言っているよ」と言ったり、
ライターに
「もう、言葉ばっかり!」と言ったりするのと全く同じだ。
なので気にする必要はないし、
さらに言えば、誰も、突き抜けた人には何も言わなくなる。
日銀総裁に「お金の亡者」とは言わないし、
マドンナに「セックスアピールばっかり!」とは言わないし、
マザーテレサに「いい人アピールよね」とは言わないし、
安室奈美恵さんに「今までありがとう!」と言う。
なので、
陰口を言われて、もしチクっとしたのなら、
「ああ、チクっとするなんて、
私もまだまだ半端なのね」
と思うのならまだしも、
傷ついたりする必要はないと思うぜ?
さてさて。
ある一定の人は、陰口が大好きだ。
しかし、その陰口を発する嫌悪感の根底には、
「強い関心」
「今までの自分の歩みを必死で肯定する気持ち」
「自分の能力と行動力への諦め」
「立ち位置を変えて見て見ようとする
想像力の欠如」
などが、グルグルうずまいているわけだから、
「ほえ~」
と思っていれば、それでいいと思うんだ。
とはいえ、
ワタシは褒められたい気持ちで
いっぱいのくせに、すぐにヘコむ、
ファミコンのスペランカー並みの弱さなので
お手柔らかにお願いします。
ではでは!
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