親と仲のいい人はいい。
それはきっと、親もあなたに敬意を払い、
人格を認めている関係だろうから。
でも、そうではなくて、なにかと
「心配しているから」とか言ってくるのであれば。
それはあなたへの敬意ではなく、愛でも信頼でもなく、
「親である」という親自身の承認欲求と存在証明だ。
あなたに向けられた愛ではなく、
親本人に向けられた自己愛。
あなたに向けられているのは
存在証明を失う事への恐怖。
だから、
そこまで付き合わなくていい。
あなたにはあなたの生きる時間があるのだから。
おっと、
だからと言って、
あなたが親の存在証明を否定したり、
反論したり、論破、分断する必要もない。
そうなると、今度はあなた自身が
「今の私のことを分かって欲しい」
という呪いを親にかけることになるから。
なので、
相手の存在証明に付き合う必要も、
こちらの存在証明を突き付ける必要もない。
どんな人間関係であれ変容する。
過去の関係のままタイムストップさせていることに
付き合う必要はない。
親には感謝と敬意を。
でも、それ以上、自分をすりへらさなくていい。
誰であれ、あなたの尊厳や、
あなたの生き方、選択に干渉する権限は
持っていないのだから。
存在証明の呪縛を
親からこうむる必要はない。
もちろん、自分が親の立場であるのなら、
自分自身の存在証明のために
子を利用するのもみじめなことだ。
自分を生きる。
それでいいように思う。
もちろん、良好な関係を創るために、ね。
ではでは。