「イグさん、毎回いろんなネタを書いて
さらにセミナーとかして、よくネタが尽きないですね」
「無料情報と有料情報、
どうやって分けているんですか?」
といったことを、たまに聞かれることがある。
答えはシンプル。
「無料情報と有料情報?分けてないよ?」
だ。
私のセミナーに対して
「うわ!めっちゃワクワクすっぞ!」
と思っている方には申し訳ないのだが、
いつも書いている記事の方が手を抜いていて、
有料情報の方がすごい!ということはない。
たぶん、すさまじく記憶力と察しのいい人が
私のセミナーに来たら
「あ、この話、以前の記事に書いてあったぞ」
とか、
「ちょっと表現は違うけれど
記事に書いてあったことと同じやん」
みたいなののオンパレードだと思う。
だって、
ふだん書いている記事は、
セミナー集客のために書いているワケじゃなくて、
「頭にたまっているものを出す」
という、生理現象に似たものとして出していたり、
ライティングの腕を鈍らせないための
「素振り」
としてやっているのだから。
「素振り」を本気でやっているから
本番のライティングの時も困らないし、
ふだんから頭にたまっているものを出しているから
セミナーの時にもパカパカと
いろんな引き出しが開けられるのだと思う。
読者ゼロ人の時から本気で書いているし、
お金の発生の有無によって、本気スイッチを
オンオフできるほど器用じゃない。
なので、
情報が必要なだけならば
記事を読んでくださっていれば充分だと思うし、
私が書いた記事の内容を、さも自分が考え出したかのように
語ってもらってもかまわない。
ドヤ顔で語ってるのを見たら、
「あ、、、これって、私の言葉やん」
と、影で見つけて、ニヤニヤと
ほくそ笑んでいるから。笑。
私のセミナーに価値があるのだとしたら、
それは情報そのものじゃないように思う。
セミナーに参加して、お金を支払う価値は、
・情報が整理されていること。
点と点だったものが線となること。
と、
・コンテンツじゃなくてコンテクスト。
内容じゃなくて状況。
にあると思う。
情報に価値はない!とまでは言わないが、
情報そのものだったら、今の時代、
水道水よりも手軽に手に入る。
私がどんなテーマでセミナーをするにしたって
情報そのものだったら、
グーグルさまやウィキペディア様にかなうわけがない。
それを必死こいて守って、
「このセミナーで学んだことは、門外不出!」
とか、
「記事の内容は、ワタシだけのもの!」
なんて言っても空しいだけだ。
発信したんだから、
受け取ってくれた方々を信頼して、解き放つ。
守っていて、パクられてショックを受ける精神的負荷より、
「どーぞどーぞ」と言いながら、新しいネタを書く方を
選択しているだけだね。
情報そのもので、かなうわけなんかない。
そうじゃなくて、
「いかにテーマに沿って整理されているか?」
ということに価値があるんじゃないかな?
と思っている。
だから、私のセミナーは、たいていの場合
資料は「たった一枚の紙」にまとめられている。
プロジェクターもパワーポイントも使わない。
一枚の紙を配って、それをもとにしゃべるだけだ。
脱線もスーパーするけれど、
基本的には、一枚の紙の話をするだけだ。
でも、その一枚の紙にポイントをまとめられている
「整理されている情報」
こそが、セミナーの情報側面の価値なんじゃないかな?
なんて思っている。
「でも、それだとイグさん。
その一枚の紙をパクられたら、困りません?」
うん。それは困る。
てか、それは少し哀しい。
整理するのに、一生懸命
エネルギーを注いだわけだからね。
せめて、コソコソやるのではなく、
ひと言でも相談はしてほしいと思うのが本音の所だ。
でも。
仮に丸パクりされたからと言って、
私のセミナーの価値がゼロになるか?
というと、そうではないと思っている。
なぜなら、
2つめのポイントである
「コンテンツじゃなくてコンテクスト。
内容じゃなくて状況」
という価値は、どうやってもなくならないし、
一朝一夕でパクれるものではないからだ。
さっきも言った通り、私のセミナーの情報は
ふだんの記事を読んでいれば、
なんとなく理解できてしまう。
肝心のセミナーコンテンツも、
一枚の紙をパクられたら、情報は丸裸だ。
でも、私のセミナーに来てくれる人がゼロになるか?
というと、たぶんそうじゃない。
これは上から目線というワケではなく、
私だけが作っているのではない
「イグセミナーの雰囲気」
があるからだ。
何回も同じセミナーにリピートして
きてくださっている方々は、
私のコンテンツを知りたくて来ているワケじゃないし、
極端な話、私に会いに来ているわけでもないだろう。
イグゼロとやらが、すでに知っているコンテンツを
なんか前の方で漫談してて、
そこに集まっている人たちがいる。
そして、その回に集まった同志たちと仲良くなり、
一緒に学んで、夜は飲む(笑)
それはたぶん、落語とかを聞きに来る感覚に
近いんじゃないだろうか?違うのかな?
いずれにしても、単なる整理された情報だけでなく、
・リアルでライブで聞ける
・ワークなどで体感できる
・なんか知らんけど漫談やってる
・友達がいる
・友達ができる
・同じような「におい」の人たちが集まってる
・さっきまで先生だった人が酔っぱらってる
といったもの全部ふくめて、
「価値」を感じてくれているんじゃないかな?
、、、、そう信じたい。。(笑)
さてさて。
「有料情報と無料情報をどうやって分けているの?」
「分けてない」
「・・・それで、お金を払ってくれている人に
申し訳ないと思わないの?」
「思わない」
「なんで?クズなの鬼畜なの??」
「情報じゃない価値を提供していると思っているから」
自分のコンテンツを守っていたって、
今の時代、どこかから流出する。
そもそも、自分で作ったコンテンツだって
いろいろなものを参考にして整理しただけだ。
必死に守って、流出するかヒヤヒヤするより、
パンパカ放出して、それ以外の価値を提供して、
さらに新しい情報や、それ以上のものを獲得した方がいい。
それが、現時点のスタンスです。
ってなワケで、情報だけ欲しい人は私のセミナーに
こなくていいですいややっぱりきてください。笑。
ではでは。