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あり方、とは。

私の界隈だけかもしれないけれど、
「あり方」「在り方」という言葉は
かなり定着してきているように思う。
 
 
 
何をやるか?ではなく、
自分自身が、どうあるか?
 
たたずまい、生き様、スタイル、ビジョン。。。
 
 
いろんな表現があるけれど、
自分のあり方を問い、模索し、
人生を重ねてゆくのは美しいことなのだろう。
 
 
 
そして、ふと考える。
 
「あり方」って、そもそも何なのだ?
 
と。
 
 
 
「あり方って、、、自分の生き方的な?」
 
「世界を、どのように捉えているか?みたいな?」
 
 
と、やや抽象的なものだろうけれど、
もう少し地に足の着いた定義をするとするならば。
 
 
 
あり方とは、「約束」である。
 
 
 
なのだと思う。
 
 
 
 
約束。
 
 
世の中には、いろんな約束がある。
 
 
友達との約束。
 
家族との約束。
 
恋人との約束。
 
仕事場との約束。
 
社会との約束。
 
国との約束。
 
自然界との約束。
 
そして、自分との約束。
 
 
それは、きちんと口や文書で
約束したものもあれば、
無言のままの約束もあるだろう。
 
 
広義での「相手」(人、社会、自然界、自分など)と
有言・無言を問わずに交わした約束。

 
「じゃあ12時にいつもの場所で」
 
「今度の金曜日までにやっておいて」
  
「10月までに3キロダイエット」
 
「今度会う時には、必ず返すよ」
 
「おはよう」「おはよう」
 
「法に触れるよ」
 
「倫理的には…」
 
「種を植えよう、秋には収穫だ」
 
 
 
そんな約束たち。
 
 
そして。
 
 
どの「相手」との、どの約束を
 
守るのか?破るのか?
 
重視するのか?軽視するのか?
 
優先するのか?後回しにするのか?
 
覚えているのか?忘れてしまうのか?
 
 
それこそが、「あり方」を決定づけるのだと思う。
 
 
 
自分にとって「重要な約束」は何なのだろう?
 
 
自分?特定の誰か?公共?
 
強く大きなもの?弱く小さなもの?
 
知識?感情?
 
過去?それとも未来?
 
 
 
本当は大事にしたい約束。
 
本当は縛られたくない約束。
 
どんな約束を、自分の軸に据えているだろう?
 
 
それがすべて。
 
 
 
 
 
 
いやいや。
 
 
 
どれを優先させるべき、なんてものは、ない。
 
 
その「べき」こそ、
その「べき」を言った本人のあり方でしかないからな。
 
 
 
ただ、
 
 
どの約束を守り、
 
どの約束を重視し、
 
どの「相手」と約束を交わすのか?
 
 
 
どの約束を結果として破棄し、
 
どの約束を軽視し、
 
どの「相手」との約束を
双方ではなく一方的とするのか?
 
 
 
それで、人生すべてが決まる。
 
 
 
だってこの世は、
「なるようになる」のではなく、
「あるようになる」のだから。
 
 
 
 
もし、
 
「こんな現実、おかしい」
 
というのならば、
それは約束する「相手」が違うか、
本来あなたが守りたい約束を守ってないから。
 
 
「幸せだなぁ」
 
というのであれば、
それは、あなたにとって
大切な約束を大切にしているから。
 
 
 
空を見上げ、思いを馳せる。
 
 
 
私は有言無言問わず、
どの約束を大切にできているのだろう?
 
 
 
自戒を込めて。
 
 
ではでは。
 

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