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進化とは?

世の中には、目を見張るような大活躍をする人って
たくさんいるよね。
 
 
そして、そのような人たちは、
コツコツとした努力もしているんだろうけれど、
はた目から見ると
 
 
「なんだ?その大変身は!?」
 
 
と思うような、めざましい変化を遂げたように
見える人もいる。
 
 
 
 
一歩一歩着実に“成長”をしていっている、というよりは、
全く別次元に“進化”を果たしたようにも見える。
 
 
 
 
 
 
個人的には、“成長”と“進化”は、
描くカーブの過程が、まったく異なると思っている。
 
 
 
“成長”というのは、その成長カーブが
緩やかであろうと急であろうと、
曲線が途絶えることなく右肩あがりをしているイメージ。
 
 
 
対して、
 
 
“進化”というのは、
成長カーブを描いている線が、
突然上方にワープして、また描かれて行くイメージ。
 
 
 
「あれ?この間に何があったの?」
 
 
というのが分からない、一種の「マジック」みたいな現象が
起こるのが、“進化”なんじゃないかな?と思っている。
 
 
 
成長が大好きな私としては、
日々のコツコツしたレベルアップも大切。
 
 
その上で、やはり
 
「おお!いきなりジャンプアップ!」
 
みたいな“進化”も、自分の中で起こしていきたいと
思うんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて。
 
 
さてさて。
 
 
じゃあ、“進化”とは。どういうことなのか?
 
 
進化とは、そもそもどういう風に定義され、
どういった時に進化は起こるのだろうか?
 
 
ということを、ちょっと考えてみたんだよね。
 
 
 
ほら、私って「定義大好き人間」だから(笑)
 
 
 
 
 
 
 
ということで、
 
 
 
現時点の私が考える「進化」とは?
 
 
こんな表現になりました。
 
 
 
 
 
 
「進化とは、前提を変えることである」。
 
 
 
  
 
 
これだけだと謎なので、ちょっと説明をすると。
 
 
 
たとえば、
 
 
昔は鉄道と言えば、蒸気機関車だったよね。
 
 
それは、
 
 
「鉄道というものは、石炭と水で走るものである」
 
 
という前提があったんだと思う。
 
 
 
そこに疑問を持つ人は、ほとんどいなかったわけだ。
 
 
 
 
 
 
そして、
 
 
「よりパワフルに、より快適に走る
 蒸気機関車を作ろう!」
 
 
という発想が、“成長”の概念だと思う。
 
 
もちろん、その発想にも価値があるし、
当時の人たちが絞った知恵が、今でも私たちに
恩恵をくれていることも多いだろう。
 
 
 
 
 
しかし、時代が進むと、
 
 
「列車を走らせるエネルギーって、
 別に石炭と水じゃなくても、よくね?」
 
 
と、今までの前提に疑問を持ち、
それを変化させる人々も現れる。
 
 
 
 
結果として、ディーゼル車や、電車という
まったく新しい形の鉄道形態が生まれることになった。
 
 
 
蒸気機関車がどんなに努力して“成長”しても、
ディーゼル車や電車にはならない。
 
 
そこには
 
 
「前提を変化させる」
 
 
という“進化”の概念が必要だったように
思うんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もちろん“進化”は、文明の利器だけに限ったことじゃない。
 
 
 
 
数学の世界は、1からはじまるという前提が
大昔にはあった。
 
 
しかし、インドのある人が
 
 
「ゼロ」
 
 
を「開発」したことにより、数学の世界は
飛躍的な“進化”を遂げた。
 
 
 
1からはじまる自然数をどんなにこねくり回しても
決して到達できない所に
「ゼロ」の概念が入ると、あっさり到達出来たりする。
 
 
 
これも“成長”ではなく、“進化”なんじゃないかな?
と思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もちろん、生物の進化も同じだと思う。
 
 
 
「動物は、水の中で活動する」
 
という前提の変化が、陸上生物を生んだ。
 
 
 
「体温は、外の環境により変化する」
 
という前提の変化が、哺乳類を生んだ。
 
 
 
「哺乳類は基本、4本足で歩行する」
 
という前提の変化が、手足を持ち
脳が大きくなっても歩行できる人間を生んだ。
 
 
 
 
「成長」だけでは絶対に到達できないところに
前提を変える「進化」をすると、
進むことが出来るようになるようだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この定義は、ビジネスでも当てはまる。
 
 
「おしりは紙でふく」という前提の変化が
ウォシュレットを生み出した。
 
 
「音楽は家やホールで聞く」という前提の変化が
ウォークマンを生み出し、
 
「テープやCDを取り換えて音楽を楽しむ」という
全天の変化が、アイポッドを生み出している

 
 
そう思わない?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして。
 
 
 
どうやら私たち個人個人も、
選ぼうと思えば“進化”を選べるのかもしれないよね。
 
 
 
どちらのベクトルに“進化”するのかは、
人それぞれだ。
 
 
それは、蒸気機関車から電車になったことを
ある人は「そんなの全然進化じゃない」
と評するかもしれないのと同じ事だ。
 
 
 
 
ただ、もしあなたが何らかのジャンルで
コツコツ努力しているのに
思ったような成果を得られないのであれば、
 
 
「今、なんの疑問も抱いていない前提を疑ってみる」
 
 
「そして、その前提を変化させて、進化する」
 
 
という方法も、あるのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
あなたの常識、
 
 
あなたのタブー、
 
 
あなたや、あなたの周りにいる人が
 
 
「これは、こういうものだろう」
 
 
「そんなの、当たり前じゃない」
 
 
と、話題にすらしないこと、もの。
 
 
 
 
 
 
 
そこに、あなたや私が“進化”する
秘密の鍵が、隠されているのかもしれないよね。
 
 
 
 
 
コツコツした努力で成長しつつ、
ある日突然ワープする。
 
 
そんな体験ができると、面白いかもしれないよね。
 
 
ではでは。
 

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