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ファーストメンターの呪縛。

前回、ビジネスがらみの話を
書かせてもらった中に
 
「ファーストメンター」
 
について、少し書かせてもらった。
 
 
そうしたら、
 
 
「そうそう!そうなんです!」
 
「あの、、、今もファーストメンターから
 脱却できなくて。。。」
 
「どうしたらいいんですか?」
 
 
といったお問い合わせを
大量に(←ひとケタだけどな)いただいた。
 
 
 
そこで、
今回はファーストメンターについて
もう少し書かせていただこうと思う。
 
ま、マニアックな内容や。笑。
 
 
 
 
さて。
 
 
まず、ファーストメンターって、なんやねん?
ということだけれど、知らなくて全然問題ない。
 
だって、ワタシが思いついたネーミングだから(笑)
 
 
 
解説すると、
 
 
「自分がマスターしたい分野で、
 心からコミットした、最初に出会った師匠」
 
 
となるかな?
 
 
分野ってのは、趣味でも特定スキルでも
学業でもビジネス全般でもいいのだけれど、
 
「単なる先生」
 
というよりは、
 
「一時的にしろ、完全に傾倒した存在」
 
みたいな感じ。
 
 
崇拝なのか親愛なのかはともかく、
完全にその人に「染まった」みたいな人。
 
親の次に出会った、
自分に影響力のある(あった)人。
 
 
といったところかもしれん。
 
 
 
あ、当たり前の話だけれど、
このファーストメンターと今の自分との関係は
まったく関係ない。
 
 
今でもずっと良好な関係であろうが、
自分の中では黒歴史で早く忘れたかろうが、
 
「最初にコミットした存在」
 
がファーストメンターだ。
 
 
 
「えーと、、、ってことは、あの人?
 いやいや、今やってることとは違うし。。。」
 
 
とか、
 
 
「パッと思いついたけど、、、あの人じゃないでしょ。
 もっと昔にいたかな??」
 
 
とか、そういうの、いいから!!
 
パッと思いついたその人で、
99.99%間違いないよ、その人だよその人。
 
  
 
苦かったり、残念な思い出と一緒にやってきたかもだが
その人で話を進めてくからな?
 
いいか?よし!
 
 
 
 
でだ。
 
 
基本的に、ファーストメンターは
あなたの活動の「初期設定」になっている。
 
 
少なくとも特定の活動については
その人があなたにOSをインストールしたようなもの。
 
 
これはありがたいことなのと同時に、
少々面倒くさいことも起こる。
 
 
 
なぜなら、どんなメンターであっても
完璧な人はいないし、仮にメンター本人は
 
「私ってば、バッチリ!」
 
と思っていたとしても、
他の人にはフィットしないからだ。
 
 
 
でも、「初期設定」を入れられてしまうので、
どうしても「偏り」が発生してしまう。
 
 
 
どんな偏りかと言えば、たとえば、
 
 
「目立つことが正義。
 でも私より目立ったらダメ」
 
 
「ビジョン、ミッションとは
 お金儲けのためのツールである」
 
 
「自分よりも情弱(情報に疎い人)を狙え」
 
 
「本質を教える。お金にはなってないけどな」
 
 
「異性にめっちゃ弱いのは、仕方なくね?」
 
 
「すべてをコントロールしていることが大事」
 
 
「都合の悪いことは、すべて解釈を変えろ」
 
 
「誰かから糾弾されたら
 とりあえず雲隠れだ」
 
 
「戦え。そして勝て」
 
 
「夢を語れ。
 実行は後回しでいいから」
 
 
「キラキラハッピーで作り笑顔」
 
 
「オレすごいアピールこそ至高」
 
 
「専門家じゃなくても専門家を名乗れ。
 それがブランディングだ」
 
 
 
 
。。。。いやいやいやいやいやいや!!!!
 
 
世の中にいるメンターさんは
本当にすごい人が多いよ?
 
ワタシには、なんのウラミンもツラミンもないよ?
 
 
でも、分かりやすく説明するために、
あえて、ホントにあえて
キッツいクセを羅列すると、こんな人もいるよね?
ってことで。
 
 
な!な!!
 
 
(だって、問い合わせしてくださった人たちが
 呪縛から脱却したい系だったのだもの)
 
 
 
さ、、ささぁ!話を続けますよっ!
 
 
 
そんな「初期設定」を入れてくれた
ファーストメンターの「型」は、
程度の差こそあれ、あなたに一生涯の影響を及ぼす。
 
 
それは、いい面(あなたが大切にしたい面)も、
悪い面(あなたがマネしたくない面)も、
両方ともにあらわれてしまう。
 
 
なので、
 
「最初はいいメンターだと思っていたけれど、最悪!」
 
といって訣別して、メンターとは別の所で
独自に活動していたとしても、
他の人から見たら
 
 
「あれ?結局、メンターさんと同じことやってるやん?」
 
「やっぱり、もと○○派閥の人だよねー」
 
「おいっ!ソレが嫌で、離れたんとちゃうんかいっ!!!」
 
 
みたいな事が、まーまーけっこう、
相当な確率でうっかりとしっぽりとある。
 
 
特に、好調な時はいいけれど、
自分の活動がピンチになったりすると
「悪癖の初期設定」が稼働したりするし、
 
仲のいい人の扱いが、
よろしくない方向で、アカンくなったりもする。
 
 
 
、、、気をつけろっ!ワタシっ!!
 
 
 
なので、
 
そんな「呪縛」を解き放ちたい時には、
以下のようなことをお試ししてみるといいかもです。
 
 
 
・メンターを増やす
 
・ファーストメンターと自分を分析する
 
・いさめてくれる人を決める
 
 
 
一つ目。メンターを増やす。
 
 
ファーストメンターだけから学んでいると、
どうしても「それだけ」しか上達・成長・成功する方法が
ないような近視眼になりがち。
 
 
そんなワケ、ないやん?
 
どんな分野でも、アプローチは様々やん?
 
そうじゃないと、文明も文化も
発展してないやん?
 
のび太はジャイ子と結婚しなくても
セワシは生まれるやん?
( ↑ これは大いに疑問だが)
 
 
 
なので、
 
自分が尊敬できる人に、たくさん出会って
ファーストメンターを「薄める」といいと思う。
 
 
特にお勧めなのが、
 
「同じ分野で、ファーストメンターとは
 違う考え方を持つ人」
 
と、
 
「まったく違う分野の人」
 
と、複数会うのがいいような気がしまするでありんす。
 
 
ちなみに、ワタシのメンターは
ビジネス系、気功系、心理学系、統計学系など
もはやワンダーランドすぎて、ワンダー!
 
 
ってなことで、
ファーストメンターと同等以上の「磁場」が、
悪癖の引力を緩和してくれるだろう。
 
 
 
 
次。ファーストメンターと自分を分析する。
 
 
どんな状況だったのかは別として、
ファーストメンターと出会ったということは、
そこに縁があり、その縁を選んだということ。
 
 
なので、絶対にそのメンターには
あなたが惹かれた魅力があったということ。
 
 
今、どのような関係性になったのかは別として、
そのメンターに「ありがとう」が言えない限り、
呪縛は続いちゃう。
 
 
メンターのマイナス面を「拒否」しているということは、
自分の中にその「シャドウ」「裏の顔」があるということを
認めているということ。
 
 
投影、ってやつやな。とーえー。
 
 
 
なので、
 
 
ファーストメンターのどこに
(当時)魅力を感じたのか?
 
 
どこが拒否したいところなのか?
それを拒否したくなったきっかけは?
 
 
自分の中に、拒否したい「それ」があることを
認めることができるのか?
 
 
「それ」を含めて、
ファーストメンターを許せるか?
 
 
そんなことを、つらつらと
書いてみるといいと思う。
 
 
 
おお。
メンターを許す、って大事だぜきっと。
 
 
それは、自分が上から目線になったんじゃなく、
人としてメンターを愛せる自分に成長したのだから。
 
 
そういうのを、のび太のくせに生意気な的に嫌う
ピラミッド頂点系のメンターもいるが、
それをこそ許せばいいと思う。
 
本人に言う必要は、ないのだから。
 
 
 
 
で。あとは、いさめてくれる人を決める。
 
 
自分が「やらかし」そうな時、
自分が自分じゃなくなりそうな時、
 
 
「それは、違うと思います」
 
 
と言ってくれる人を
前もって決めておく、ってのは良いと思う。
 
 
その人(たち)を振り切って
自分を押し通してまで得た幸せになんて
何も意味がない。
 
 
そんな風に思える人を
何人か自分の中で決めておいて、
何かある時に、相談をする。
 
 
それは、メンターとは別の人で、
幸せになって欲しいと心から思っている人
(だけど、家族や恋人以外)がいいんじゃないかな?
 
 
そんなことを繰り返しながら、
自分自身の在り方を成長させてゆけば、
ファーストメンターから離れ、かつ出会いに
心からの感謝ができる日が来るように思う。
 
 
 
、、、とまぁ、そんな感じで書きましたが、
今のところ、完全にファーストメンターの悪癖を
払しょく、消化できた人は、見たことない。笑。
 
 
でも、それでいいんじゃね?
 
 
それが縁ってぇ、もんじゃね?
 
 
 
生まれる時に
親を選んできているのかは諸説あるけれど、
メンターは、自分で選んだから、さ。
 
 
そのファーストが
今の自分にしてみれば「しくじり」だったにしろ、
初期設定がアカンくても、
 
それをまるごと飲み干して、
自分とまわりを、ごきげんにしていけばいいと思うので
ありんすでおりんす。
 
 
以上、スーパーマニアックなお話でした!
 
 
 
ではでは。
 

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