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生産的依存症。

たまに、
  
「よくそんなに、書くこと見つかりますね」
 
とか、
 
「コツコツと継続されていて、すごいですね」
 
みたいに評価してくる方もいらっしゃるんだけれど、
実情は、そんなにカッコいいものじゃないような気がする。
 
 
 
簡単に言ってしまうと、私の場合は、文章を書くことの
 
「依存症」
 
になっている、というのが正直なところだと思う。
 
 
もちろん、他にコツコツと努力している人は
全然違う人もいるだろう。
 
 
「額に汗して」
 
とか、
 
「歯を食いしばって」
 
という感覚で、コツコツ継続している人もいるだろうから
その人たちは、本当に素晴らしいと思う。
 
 
 
ただ、どうも私が知っている
うまくいっている「コツコツさん」の大多数が
 
「好きで好きでたまらなくて、
 もう依存症と言ってもいいレベルの事が
 たまたま、生産的なことだった」
 
という人のような気がする。
 
 
もちろん、その「生産的な依存症」に行きつくまでには
それぞれの人が、様々な紆余曲折を経ているんだけれど、
ある程度まで行ったあと、
 
 
「生産的な依存症である状態を、あえて維持している」
 
「生産的依存症を、作為的に作っている」
 
 
という人が、最終的に継続的成功を手に入れているように思う。
 
 
 
なので、今回は
 
「生産的依存症になるプロセス」
 
を分析してみたいと思う。
 
 
好きで好きでたまらないことをやっているだけで
お金も入ってくるわ、人から褒められるわ、
健康にもいいわ、自由な時間が増えるわ。
 
 
っていう状態に興味のある人は、読んでみてください(笑)
 
 
 
 
さて。
 
 
私を含めた「生産的依存症」を手に入れた人には、
その前に、必ずと言っていいほど共通している経験がある。
 
 
それは、
 
「圧倒的なストレス」
 
なんだよね。
 
 
ある人は、このままだと生きていけないくらい
お金がなくなってしまう経験をしていたり、
 
 
ある人は、生死をさまようほどの
健康状態の危機だったり、
 
 
ある人は、親からまったく認められないという
愛情の欠如だったり、
 
 
ある人は、勤めている社内での
居場所がなくなったり、
 
 
 
状況は様々、体験も様々なんだけれど、
もっともポイントになっているのが、
 
「その人にとって存亡の危機」
 
であるくらいのストレスである、ということなんだよね。
 
 
もちろん、他の人から見ても
 
「ああ、それは人生的にピンチだわ」
 
と思われるようなことでも構わないんだけれど、
 
そうじゃなくて、他の人から見たら
 
「え?そんなこと気にしなくてもいいんじゃない?」
 
という事であってもオッケー。
 
 
 
 
たとえば、私の場合だと、
 
「今まで友達と作り上げてきた会社を、
 自分の勝手で、辞めてしまった」
 
というのが、記事を書くきっかけだったりする。
 
 
今まで社内で、ガンガンアプトプットし合っていた仲間と会えない。
 
自分の考えている事を、誰も聴いてくれない。
 
 
そんな「思い込み」「勘違い」が
圧倒的ストレスを生んでいた。
 
 
でも、考えてみれば、そのストレスの発散方法なんて
他にもたくさんあっただろうし、そもそも
そんなに大したストレスじゃなかったかもしれない。
 
 
でも、当時の私としては
 
「自分史上、有数の存亡危機」
 
だったように思う。
 
 
だから、「圧倒的ストレス」なんていうのは、
難しく考える必要はなくて、
  
 
「まったく、全然異性にモテない」
 
とか、
 
「上司とか得意先にプライドをズタズタにされ続ける」
 
とか、
 
「じりじりと貯金が減ってゆく」
 
とか、そんなレベルでもなんでもいいと思う。
 
 
ちなみに、上記の例は、ワタクシすべて体験しています(笑)
 
 
 
そして。
 
 
生産的依存症になるための2つめのポイントは、
 
「この生産的なことが、
 ストレスから脱出するための
 ベストな方法だ、と勘違いすること」
 
だと思う。
 
 
 
「人間関係が断たれたストレスを解放するには
 文章を書くしかない」
 
「文章を書くことが、
 唯一にしてベストの解決法だ!」
 
「ほらね!やっぱり文章を書くのがベストだった!」
 
 
という、まぎれもない「勘違い」が、カチッと歯車に乗った時、
「生産的依存症」が、私の中で産声をあげたわけだ。
 
 
この勘違いは、もう本当に何でもいい。
 
 
 
「お金を稼ぐには、株しかない!ほらね!」
 
とか、
 
「この健康状態を脱するには、ヨガしかない!
 やっぱり!」
 
とか、
 
「自分の存在証明をするためには、
 このビジネスしかない!おお!グッジョブ!」
 
とか、
 
「親からの愛に変わるものは
 スピリチュアルしかない。ああ!エクスタシー!」
 
 
とか、そんな感じ。 
 
 
一点集中して、ストレスから脱するという
成功体験ができてしまえば、なんでも良いわけだ。
 
 
 
 
冷静に考えてみれば、
圧倒的なストレスがあったとしても、
そこから解放されるには、たくさんの方法があるはずなんだよね。
 
 
でも、それが見えなくなって、
目の前のものに一点集中する。
 
一点集中するから、現状が打破できる。
 
 
そして、現状を打破できたから、
その特定な手段は、本人にとって特別なものになる。
 
 
で、それが生産的なものであったから、
みんなにも受け入れられた。
 
 
というのが「生産的依存症」のプロセスに必須な気がする。
 
 
 
というわけで。
 
 
人が何に圧倒的ストレスを感じるのかも、勘違い。
 
そして、ベストの解決方法に何を選ぶかも、勘違い。
 
 
勘違いが、パワフルな継続性を生むことになるのは
どうやら間違いないらしい。
 
 
勘違いと視野狭窄こそが
一点突破の爆発的エネルギーを呼び起こし、
 
その爆発的エネルギーで勝ち取った成果が、
脳にドーパミンをあふれさせ、依存状態を生み、
 
結果として、コツコツとした継続的な努力もかえりみない
生産的な人を生みだすわけだ。
 
 
いやぁ、困っちゃうね(笑)
 
 
 
なので。
 
 
もし、あなたが今、
圧倒的なストレスを感じているのであれば、大チャンス!
 
 
なんでもいいから、消費以外のことをやってみるといい。
 
ゲームとかギャンブルとか、
アルコールとかタバコじゃない何かがある。
 
なんでもいいから、すがってみる。
 
 
やっているうちに
 
「この状況を打破するのは、コレしかない!」
 
と、あなた自身の脳が「勘違い」を起こすから(笑)
 
 
その勘違いをキープしたまま一点集中すれば
現状を打破できるかもしれない。
 
そうなったら、もうやめられない止まらない(笑)
 
 
その視野狭窄と勘違いは、世界を変える。
 
 
大げさな話ではなくて、
間違いなく、あなたの世界は大変化を遂げる。
 
 
そして、あなたの世界が変われば、
現実の世界も、すべて変わってゆく。
 
 
 
プロセスは、シンプルだ。
基本、勘違いしかない。
 
 
 
圧倒的ストレス(←勘違い)
 
 ↓
 
「これしかない!」(←視野狭窄の勘違い)
 
 ↓
 
一点突破のパワー爆発!(←実は、なんでもよかった)
 
 ↓
 
成果が出て、生産的依存症になる
 
 
 
このプロセスが、いわゆる「成功者」の正体ですわ(笑)
 
 
 
一度「生産的依存症」の歯車がかみ合ってしまえば、
目にするもの、耳にするものがすべて
 
「そのフィルター」
 
を通して見えるようになる。
 
 
私の場合だったら
 
「あ!これって記事のネタになる!」
 
と思うし、他の人から見れば
 
 
「あ!これって作曲のヒントだ!」
 
「これはシャッターチャンス!」
 
「料理になるわ!」
 
「仕事のヒントをもらった」
 
「株のチャートの新しい見方を発見した!」
 
「天使からのメッセージね」
 
「これで異性にモテるな」
 
「子育てにも通用するわ」
 
「掃除にも役立てられる」
 
 
などなどなどなど、それぞれの人が
それぞれの世界の切り取り方で見るわけだから
 
 
「ネタが尽きる」
 
 
なんてことは、起こりにくくなっちゃうワケ。
ぜひ、あなたならではの
 
「世界のフィルター」
 
を手に入れて、「生産的依存症」状態を
楽しんでくださいませ(笑)
  
  
ではでは。
 

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