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分かりやすい文章が書ける、たった1つの質問。

上を見ればキリがないんだけれど、おかげさまで
 
「どう書けばイグゼロさんみたいに、
 分かりやすい文章になりますか?」
 
みたいな質問をいただくことも増えてきた。
 
 
いやいや、私なんてまだ全然だよ?
とも思うんだけれど、そうやって遠慮していると
 
「じゃあ、世界中でゴルフを教えていいのは
 タイガー・ウッズクラスだけになるぜ?」
 
とも思うので、いま私が気をつけている
文章の書き方のコツを、ひとつお伝えしようと思う。
 
 
 
文章書く時に気をつけていることは
いくつもある。
 
 
ただ、たぶん今回お伝えする
たった1つのことを意識するだけで、
だいぶ相手に伝わりやすい文章になるんじゃないかな?
 
 
 
今回のポイントは、非常にシンプルだ。
 
あなたが文章を書いている途中に、
一呼吸置いて、たった1つ自問するだけでいい。
 
 
自分の想いを一気にダダダーっと書くのではなくて
文章の途中途中で、本日お伝えする質問をする。
 
 
それだけで、
 
「おお!分かりやすい!」
 
「もしかしたら、この人アタマいいんじゃない?」
 
と思われるかもしれないんだから、もうけものじゃない(笑)?
 
 
 
というわけで、
 
あまり引っ張ることなく、その自問を披露することにしよう。
 
 
文章を書いている途中で自問することで、
分かりやすい文章になる、たった1つの質問。
 
 
それは、
 
 
「ここまで読んだ人は、今どんな疑問を持っているだろう?」
 
 
というもの。
 
 
 
当たり前だけれど、
文章は、はじめから読み進めていって
終わりに向けて読んでいく。
 
その途中途中で、読んでくれている人は
様々なことを、頭で考えてくれているわけだ。
 
 
たとえば、今回の私の記事だったら、
 
「たった1つの質問って、なんだろう?」 
 
と、さっきまで思ってくれていただろうし、
今だったら、
 
「この自問が、なんで分かりやすい文章につながるの?
 具体的には?」
 
と思ってくれているかもしれない。
 
 
もちろん、完全には分からないんだけれど、
できるかぎり読んでくれている人の脳内をイメージして、
 
「今は、どんなことを考えて読んでくれているかな?」
 
「そして、どこに疑問を持って、ひっかかっているかな?」
 
ということを考えながら書くと、
分かりやすい文章になりやすいみたいだね。
 
 
 
もう少し具体的に話していこう。
 
たとえば、あなたが誰かにメールを書いたとする
 
それは、こんな文章だったとしよう。
 
 
「○○さん、こんにちは。
 花粉症の季節ですが、大丈夫ですか?
 私は忙しくしていますが、なんとか大丈夫です」
 
 
まぁ、あいさつなので、
ここまでは普通に読んでくれるだろう。
 
そこで、読みやすい文章にするために、
ここまで書いた後に、自問自答するわけだ。
 
 
「ここまで読んだ人は、今どんな疑問を持っているだろう?」
 
 
 
いろんな疑問を持つことになるだろうけれど、
多くは
 
「今回のメールは、どんな用件なのかな?」
 
と思う事が多いと思う。
 
 
シチュエーションによっては全く別かもしれないけれど、
そんな風に仮定して、次の文章につなげるわけだ。
 
 
たとえば、さっきの続きとしては、
 
「さて、今回のメールの要件なのですが、
 実は私の仕事で、あなたに手伝ってもらいたいことが
 出てきたんです」
 
みたいになるね。
 
 
で、
 
また、同じように自問をする。
 
 
「ここまで読んだ人は、今どんな疑問を持っているだろう?」
 
 
すると、
 
「その仕事の内容は?」
 
となるだろうし、その後は
 
「その仕事の中で、
 具体的にはどこを手伝えばいいの?」
 
となり、さらに
 
「その期間は?」
 
「報酬は?」
 
「なんで私なの?」
 
みたいになっていくだろう。
 
 
読み手が疑問に思うであろうことを、
疑問に思った順番で書いてゆく。
 
その順番を飛びこさず、丁寧に書いていく。
 
これが、非常に分かりやすい文章を書く
ものすごくシンプルなコツだと思うんだよね。
 
 
「でも、相手がどんな順番で
 どんな疑問を持つかが、分からないんですけど?」
 
と思った人もいるかもしれない。
 
(・・・と、こういう書き方こそが
 今回伝えたいことなんだけど、OK(笑)?)
 
 
 
まぁ、たしかにどんな疑問を持つのかイメージするのは
多少の慣れ、というか訓練が必要かもしれない。
 
 
訓練としては、誰かに自分の文章を読んでもらって、
その途中途中で、
 
「今まで読んでみて、感じた疑問は?」
 
と聞いてみるのもいいかもしれない。
 
 
あるいは、自分が書いたメールを、
途中で自分自身に送ってみて
 
「ここまでで、どんな疑問がわくかな?」
 
ということを、客観的に何回も繰り返してみる、
というのも、面倒だけれど効果的だ。
 
 
そのうち、文章だけじゃなくて、通常の会話とかでも、
相手に分かりやすく説明できるようになるので
はじめは面倒でも、ちょっと意識してみるといいかもね。
 
 
 
「ここまで読んだ人は、今どんな疑問を持っているだろう?」
 
 
その自問に答えていく形で文章を書く。
 
ある時は、具体例を出すことによって
その疑問が解消するかもしれない。
 
 
またある時は、抽象度を上げることによって
疑問が解消するかもしれない。
 
 
5W2H
(なに?なぜ?どこで?いつ?だれが?
 どのように?いくらで?)
 
に答えることによっても、疑問が解消するだろう。
 
 
いろいろと出て来る「疑問」に
「疑問に思った順番で」答えていく。
 
 
そんなことを意識するだけで
 
「この人カコイイ!」
 
「アタマよさげ!」
 
と思われるんだから、努力のしがいは
あると思うよ。
 
 
・・・とまぁ、そんな事を言う私自身が
どこまで出来ているのかということこそが、
最大の疑問だったりするんだけれどね(笑)
 
参考になれば幸いです。
 
ではでは。
 

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