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効果のあがるコピー、自己紹介。

先日、久しぶりに
とあるセミナーに参加してきた。
 
 
セミナーを「受ける側」というのは
本当に久しぶりだったので、
また新鮮な気持ちでワクワク受けてきたんだよね。
 
 
そのセミナーは営業に関するもので、
いわゆる参加者が何かを実践する「ワーク」のようなものはない
正統派の内容だった。
 
 
時間も4時間強という、やや長めのものだったんだけれど、
 
 
  
いや、本当にびっくりした。
 
 
 
 
 
 
ずっと聞いている状態で、
よくこれだけ飽きさせずに話ができるなぁ、
と、心から舌を巻いた。
 
 
 
私のセミナーは、参加者の方に
いろいろとやってもらう形式なので、
 
「テーマパーク型」
 
だとしたら、
 
 
その方のセミナーは、
お客様には落ち着いて席に座ってもらい、
次々と絶妙のタイミングで満足させる
 
「一流レストラン・フルコース型」
 
と言えるかもしれない。
 
 
 
 
脳全体がマッサージされて
とても活性化する豊かな時間を送ることが出来た。
 
 
 
有料セミナーなので、セミナー内容を
暴露することは控えさせてもらうけれど、
 
そのセミナーのキモではないトピックを
少しだけシェアさせてもらうね。
 
 
 
 
小トピックの中で、
 
「なるほどなぁ」
 
と思う部分もたくさんあったんだけれど、
文章を書く者として「刺さった」のは、
 
 
「主語を変えても通用する
 コピーは、まったく意味がない」
 
 
という話。
 
 
  
 
何か商品のキャッチコピーを作るにしても、
自分の自己紹介の文を作るにしても、
 
「その商品」
 
あるいは、
 
「あなた」
 
だけにしか通用しないコピーじゃないと、
意味がない、というわけだ。
 
 
 
 
 
たとえば、
 
 
「焼きたて、アツアツのハンバーグです
 イグゼロハンバーガー」
 
 
なんていうのは、ダメなキャッチコピーの例。
 
 
 
焼きたてのハンバーグを使っているハンバーガー屋なんて
そこらじゅうにある。
 
 
「イグゼロハンバーガー」
  
の部分を
 
「マクドナルド」
 
にしても、
 
「モスバーガー」
 
にしても、
 
「ロッテリア」
 
にしても、
 
 
コピーとしては成立してしまう。
 
 
 
これだと、他社の宣伝をしていることにも
なりかねない、と教えてくれた。
 
 
 
そうではなくて。
 
 
 
もし私が「イグゼロハンバーガー」を
やっているのであれば、
 
私のところでしかやっていないようなことを
キャッチコピーに持ってこないと、
意味がない、というわけだ。
 
 
 
たとえば、
 
 
「ハバネロ入り激辛ハンバーグ使用。
 イグゼロバーガー」
 
 
とか、
 
 
「子牛の肉のみ使用しています。
 やわらかイグゼロバーガー」
 
とか、そんな感じじゃないと
意味がないと言う話だった。
 
 
 
 
これはもちろん、
自分の紹介の時にも
同じように言えるだろう。
 
 
 
「中小企業で営業をやっております○○と申します」
 
 
と言っても、
聞いている人は
  
 
「あっそう」
 
 
と、印象に残らない。
 
 
 
自己紹介をする際にも、
(もし興味を持ってもらいたいのであれば)
 
 
「○○と申します。
 カミソリの○○と言われております。
 別に頭脳明晰ではなく、カミソリを売っているからです」
 
 
とか、
 
 
「個人情報保護法を極めた清掃員をしております○○です。
 私に清掃を任せれば、プライバシーが守られます」
 
 
といったような自己紹介がいいんだろう。
 
(例は、あくまでたった今思いついたものだから
 適切じゃないかもしれないけれど(笑))
 
 
 
 
「自社商品にしか使えないコピー」
 
「あなたにしか言えない自己紹介」
 
 
代替ができない言葉こそが、意味と価値を生む。
 
 
 
そんなことを教えてもらったんだよね。
 
 
 
(って、コレ、セミナーの核心じゃなくて
 ほんのトピックだからね)
 
 
 
 
もしあなたが
 
 
「商品をアピールしたいなぁ」
 
 
とか、
 
 
「印象に残りたいなぁ」
 
 
と思っているのであれば、
 
その辺を意識すると良いのかもしれないね。
 
 
 
 
個人的には、
自分のセミナーも、自分自身も、
見直さなきゃならないところだらけになりました。
 
 
ではでは。
 
 

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