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泳ぐこと。

先日、久しぶりにプールに泳ぎに行って来た。
 
 
軽く運動するつもりだったので、
ほんの数百メートル泳いだだけだったんだけれど、
その時、
  
 
「ああ、泳ぐことと
 欲しいものを手に入れるって、同じだな」
 
 
と気づいたので、今回はその話をシェアしたいと思う。
 
 
 
たとえば、とあるプールの真ん中に
あなたの欲しいものがあるとしよう。
 
 
それを手に入れるためには、どうすればいいか?
 
 
答えは簡単で、
 
 
「プールに入って、欲しいものを取りに行けばいい」
 
 
という事になる。
 
 
  
 
 
 
 
欲しいものに向かって、
 
水の中を歩いて行ってもいいし、
 
泳いで行ってもいい。
 
 
 
まっすぐに目標に向かって進んでもいいし、
 
寄り道してもいい。
 
 
 
そこは、自由だ。
 
 
 
 
目指す方向さえ間違っていなければ、
いつかは手に入ることだろう。
 
 
 
 
 
ただし、
 
 
このプールは不思議なプールで、
 
1秒プールに入っているごとに、
あなたの年齢は1歳増えていってしまう。
 
 
水の中に入っている時間が長いと、
それだけでどんどん体力や気力が奪われてしまう。
 
 
 
さらに、
 
その欲しいものが有限である場合、
先着順で、どんどんなくなって行ってしまうこともある。
 
 
 
お金とかは無限にあるけれど、
 
たとえばオリンピックのメダルとか、
特定の人の恋人になる、なんていうのは
有限だろう。
 
 
 
 
こんなプールに「あなたの欲しいもの」がある場合、
どうすればいいのか?
 
 
 
 
そう。
 
 
 
欲しいものが明確になっているのだとしたら、
寄り道をしないで、まっすぐに欲しいものに向かえばいいだろう。
 
 
 
また、
 
「プールに入る」
 
というリスクは、確実に負わなければ欲しいものは手に入らない。
 
 
 
 
さらに、
 
年齢を重ねないうちに、寿命が来る前に
欲しいものを手に入れたい場合には
 
 
「プールの水に、顔をつける」
 
 
という、とてつもない恐怖とリスクをとらなければならないだろう。
 
 
そうじゃないと、早く泳げないからね。
 
 
 

 
 
 
 
また、もし有限のものを手に入れるのであれば、
 
平泳ぎよりはクロールを選んだほうが良いだろうし、
クロールも、出来る限り上手に泳がないと
他の人に先に手に入れられてしまう事もあるだろう。
 
 
泳ぎの種類を選び、その泳ぎ方を磨く必要がある、
というわけだ。
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、
 
 
 
 
この世の中にあるもので
有限のものを集めなければ
幸せになれないということは、まずほとんどない。
 
 
無限にあるものを豊かにすることで
充分幸せになることはできる。
 
 
 
ただ、「自分の時間」というものに関しては
残念ながら有限なので、
そこだけは、有意義に使わないと
 
 
「手に入れる前に旅立ってしまう」
 
 
なんていうことは、あるかもしれない。
 
 
 
 
 
 
自分の手に入れたいものがどこにあるのかを見極め、
 
それが、どのくらいのスピードで欲しいのかを考え、
 
 
手に入れたい早さにより、
リスクを調整する。
 
 
手に入れたいものの難易度により、
使う技法や手段などを考慮する。
 
 
 
そんな感じなんだろうね。
 
 
 
 
 
とはいえ、
 
 
欲しいものを手に入れたいあまり、
 
息つぎも忘れて一目散に向かっていったら、
途中で息が続かなくなってしまった、
 
なんて事になると、目も当てられない。
 
 
 
 
水を顔をつけるというリスクを負いながらも、
途中途中で「息つぎ」をする余裕も
忘れないようにしたいよね。
 
 
 
 
「早く成功したいんです。
 でも、今の生活の良いところは
 全部残しておいたままで」
 
 
「今よりも、もっと豊かになりたいんです。
 でも、面倒な事や怖い目にはあいたくないです」
 
 

というのは、
 
 
 
「水泳選手みたいに早く泳ぎたいんです。
 でも、水に顔をつけるなんてことは
 絶対にできません」
 
 
と言っているのと、実は同じなのかもしれないね。
 
 
 
 
 
 
。。。なんて、偉そうに言う私が
どれだけ自分の人生を、うまく泳いでいるのかは
まったくわからないんだけれど(笑)
 
 
ではでは。
 

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