先日、友人が
「潜在意識について疑問に思っている事を
イグゼロさんに全部聞きたい」
と私に依頼をしてきたので、
「専門家じゃないけど、私で良かったら」
と、快諾した。
約3時間、
友人がまとめてきた質問シートに従って、
潜在意識について、私の知っている知識を喋りまくってきた。
(音声撮ったけど、
聞きたい人っているのだろうか?(笑))
たくさんの話をしてきたんだけれど、
その中で私は
「これって、ものすごいありがたいことだなぁ」
と思っていたんだよね。
私に質問してきた友人は、
もともと謙虚な性格というのもあって、
「今回、私が質問をしているので
“受け取る側”。
そして、イグゼロさんが質問に応えてくれる
“与える側”」
という認識だったようだ。
まぁ、世間的に見ても、
「どっちが受け取る側か?」
と言ったら、友人側だったのかもしれない。
でも。
私の方からすると、
「友人が、私の頭に入っている知識を
引き出してもらっている」
という感じなので、
「質問者から受け取っている」
のが、正直なところだ。
私の別の友達たちの中には、
たくさんの知識や知恵を持っている人が多い。
でも、そんな「賢者」たちが口をそろえて言うのが
「みんなの分からないことが、わからない」
「質問をしてもらえば、色々と答えられるのに」
ということ。
自分では、すでに体得している事というのは、
もはや日常生活では意識しないで出来たり、
活用したりしている。
なので、あらためて質問をされないと
どうやって伝えればいいのかがわらかないということは
非常に多い。
たとえば、車の運転を出来る人にとって
「いつ、どんなタイミングでバックミラーや
ドアミラーを見るのか?
それは、どのくらいの秒数で、
そこで確認するものは、何と何なのか?」
と言う質問は、かえって斬新だったりしない?
自分では普通にやっていることなので
普段は考えていない。
でも、質問をされることにより
「あー、そんなのは感覚なんだけれど、
強いて言葉でいうと、こうなるかな?」
みたいに、あらためて答えることが出来る。
これと同じように、
ビジネスが上手い人にとっては、
ビジネスのやり方を質問されると
同じような感覚になるだろうし、
異性との付き合い方が上手い人にとっては、
あらためて「どう接すればいいのか?」という
具体的質問は、かえって新鮮だ。
もちろん、他の分野でも
すべて同じ事が言えるだろう。
ある程度の信頼関係があれば、
ある人に自分の知りたい事を質問すると言うのは、
「受け取ること」
ではなくて、その人の引き出しを引き出す
「提供すること」
になることが多い。
もちろん、そこに最低限の敬意は必要かもしれないけど、
「私ばっかり受け取っちゃって、
なんか恐縮してしまう」
みたいな気持は、不必要なんじゃないかな?
と思う。
基本、ある程度勉強した人は、
自分が勉強したことをシェアしたいと思っている人も多い。
ただ、
あまりに自分の中で「自然なこと」になってしまっているので
どうやって伝えればいいのかわからない。
何が分からない事なのかが分からない。
という場合も、非常に多い。
今まで色々な人を見ていると、
単なる「知識の教えたがり」ではなくて、
本当に生きた知恵、実践的な知恵を持っている人であればあるほど
「何が知りたいのかが、見当がつかない」
という人が多いように見受けられる。
(特別に教える訓練をしている人は、また別ね)
なので、
もしあなたが
「この分野について、知りたい!」
と思っている事があるのであれば、
自分より上手く出来ている人に
「どうすればいいの?」
「こういう場合は?」
と、ガンガン質問しちゃえばいいと思う。
それは、
「私は受け取りベタだから」
とか言う話ではなく、あなたの質問自体が、
確実に、相手に「提供する」ことになるからだ。
まぁ、聞く相手をちゃんと吟味しないと、
単に頭でっかちの人が、自分では実践していない
「中身からっぽの教え」
を、延々と聞かされるハメになるんだけれど(笑)
本当の知恵を持っている人であればあるほど、
「よき質問者」
の登場を、心から願っている。
「あの人なら知っているだろうけれど、
聞くのは、なんか悪いなぁ」
と思う人にこそ、色々と質問をすればいいと思うよ。
私も、たくさんの「賢者」に
これからも会って、ガンガン質問をしていきたいと思います。
ではでは。