先日、私が講師のセミナーで、受講者さんから
「オーラがある人とない人の違いは?」
といった質問を受けたのね。
言われてみると、
何もしゃべらなくても、そばにいるだけで
「おお!」
とその人の持っているパワーに圧倒されたり、
その人が場に居るだけで、空気が変わるような人って、いるよね?
そんな人もいれば、
その人がいると空気が変わるんじゃなくて、
その人自身が空気みたいになっちゃっていたり、
逆に、なんだか暗い雰囲気になってしまったりする人もいる。
できれば、周りに、いい影響力を持っていたほうがいいよなー、
と思うので、その質問にも、私なりに一生懸命答えさせてもらった。
でも、
考えてみると、オーラをまったく感じないような人でも、
「実はスゴイ人」
みたいな人がこの世には、いる。
いわゆるフツーの人かと思っていたら、
大きな企業の社長さんだったり、
武道を極めた人だったり、
ヤ〇ザさんの大親分だったりもする。
これは、私に見る目がないのかもしれないけれど、
オーラのある人を感じることもあれば、
そうでないこともあり、
オーラがある人は、そこそこ見抜けるものの、
オーラがない人の中に、とんでもない人がいることもある。
これって、どうしましょう?
。。。と考えて、
私の気功の師匠に質問をしてみたんだよね。
「師匠は、どんな人のオーラでも見抜けるんですか?」
って。
そうしたら、
「いや、分からない時は全然わからない」
という答えが返ってきた。
。。。あれ?
師匠、気功の達人ですよね?
それで、いいんすか?
そんなんで、いいんすかぁ!?
と思ったんだけれど、気の達人ですら分からない事もあるのか、
と、少し安心をした。
そしてその後、師匠はこんな話をしてくれた。
「オーラなんて、わからない。でも、気の世界で言えば、
気が縮こまっている人は、きっといわゆるオーラが
なく見えるのかもしれない。
そして、気が外側に出ている人は、
みんな、オーラを感じているのかもしれないね」
師匠の話は、そこで終わらなかった。
「でも、身体から数cmくらい外に気が放出していても、
そんなの大した人間じゃない。まだ二流だよ」
はぁっ??
オーラがある人は、2流なの?
そこを目指しそうとしている私は、じゃあ何流なの?
3流?5流?
と思っていると、
「本当にすごい人の気は、
半径2kmとか、もっと広がっている。
だから、その人に会っている時には、
すでにその人の気の内側に自分が入っているから
見えないし、気づかないんだよ」
と、教えてもらった。
なぁるほど!
本当にスゴイ人が穏やかでいる時は、
そのオーラは身体のまわりにまとっているものじゃなくなる。
それは、半径数キロとか、もっともっと大きく広がっている。
だから、
「実は、とんでもなくスゴイ人」
っていうのは、オーラを感じなかったりするわけだ。
オーラが縮こまっている人は、もったいない。
でも、オーラがバリバリ見えるような人も、
まだまだ2流。
自分のオーラが大きくなりすぎて、
普段は見えないような人が、1流。
うーむ。
なかなか道は遠い気もするけれど、
今、自分ができることをがんばっていって、
あたたかいオーラで必要な人を包めるようになりたいと思います。
オーラでドヤ感出しているうちは、
まだまだ人間として未熟ということですな(>_<)
ではでは。