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新しいことを学ぶ時に効くスタンス。

たぶん私の記事を読んでくれている人は、
普通の人よりも向上心とか勉学心とかが強い。
 
そうじゃなかったら、日々長々と書かれる文章を
根気強く読んでくれたりしないはずだからね。
 
 
そんな向上心の強いあなたに対して
 
「新しいことを学ぶ時は、
 こんなスタンスだといいよ」
 
とお伝えするのも失礼かもしれないが、
あえて今回は、そんなテーマで送ってみたいと思う。
 
 
 
と、その前に、ちょっと話が逸れるけれど。
 
ホント不思議っていうか、逆に当たり前っていうか
面白いのが、
 
「どんなテーマでも、
 すでにある程度出来ている人ほど
 さらに情報を手に入れたがる」
 
っていう傾向がある。
 
 
とっても若々しい人に限って
 
「若さを保つ健康法」
 
を知りたがるし、
 
 
すでに異性にモテている人の方が
そうでない人に比べて
 
「異性の気持ちを知る方法」
 
を知りたがる。
 
 
お金持ちはビジネスとか株とかのコツを知りたがるし、
コミュニケーションが円滑な人の方が
伝え方とか聞き方を学ぶ傾向がある。
 
 
「もう、いらんやろ?」
 
「っていうか、アンタが私に教えろやー」
 
なんて、脳内ツイッターにつぶやきたくなるのだが、
まぁ、そんなものなんだろうね。
 
 
だから、今回の「新しいことを学ぶ時は、コレコレ」
っていう話も、向上心のあるあなたにだからこそ
興味を持ってもらえるかもしれないね。
 
 
ふぅ、前置きが長いわ(笑)
 
 
 
さてさて。
 
 
先日、久しぶりにセミナーに
受講者として参加したんだけれど、
その内容が、とんでもなく素晴らしかった!
 
セミナーの内容自体も、じっくりと練られていたし、
教える内容の根拠やバックボーンも
密度の高い心理学からきているので、とっても安心。
 
さらに、それを分かりやすく噛み砕いている
その「噛み砕き加減」が、絶妙で素晴らしい。
 
さらにさらに、メイン講師とサブ講師の
チームワークがバッチリで、参加しているこっちも
ドキドキ、ワクワク、ほこほこしてくる。
 
 
そんなセミナーだったので、
参加者さん達もアンテナの高い素敵な人たちで
終始、心から楽しむことが出来た。
 
 
 
学んだ内容は、
 
「人を3つタイプに分けて考えて、
 自分や他の人を知ろう」
 
「嬉しくなったり元気になったりする
 シチュエーションや言葉がけ、
 逆によかれと思っているのにストレスに
 なっちゃう言葉がけは、
 タイプによって違う」
 
といったもの。
 
 
マジ、よかったよ!
 
 
 
で。
 
内容がよかったのもさることながら、
個人的に
  
「とってもいいスタンスで学べたなぁ」
 
なんて、自己満足もしていた。
 
 
というのは、
 
人の性格傾向を3つのタイプに分けて考える、
という内容を、以前私は相当学んだことがあるのね。
 
ただし、今回のセミナーとは
まったく別のアプローチで読み解く内容だった。
 
 
以前学んだのは、統計学の見地からで、
今回のは、心理学からのアプローチ。
 
 
この「似て非なるもの」に触れた時に、
 
 
「ああ、新しいものを学ぶ時には、
 こんなスタンスがいいんだな」
 
 
と気づいた。
 
 
 
その「良いな」というスタンスというのは、
 
 
「すでに知っていることと、
 新しく学ぶことを握手させる仲介役」
 
 
みたいな立ち位置。
 
 
 
ほら、どうしても新しいものを学ぶ時って、
すでに自分が知っているものと関連付けながら
学ぶことって、多いじゃない?
 
まったく知らないことって
頭の中に入ってこないから
 
「ああ、これは既に知っている
 あの事と同じようなことなのかな?」
 
とか、
 
「ああ、知ってる知ってる!
 ココの部分は、ちょっと違うかもしれないけれど」
 
みたいに、頭の中で整理していく感じだと思うんだよね。
 
 
 
で、
 
 
その時についつい、
 
「すでに知っていること」か、
「新しく学ぶこと」のどっちかに
 
「味方」
 
してしまうようなスタンスになりがちな気がする。
 
 
例えば、
 
「ああ、これって、すでに知っていることと
 ほとんど変わらないじゃないか」
 
「この部分に関しては、すでに知っている
 アッチの方が、優れているな」
 
「なぁんだ、すでに知っている事を
 ちょっとアレンジしただけじゃないか」
 
 
みたいに、すでに知っていることの方にばかり
寄り添って「味方」して、
 
新しいものをまるで「敵」のように扱ってしまったり、
逆に、
 
 
「この新しい学び、マジすげぇ!ハンパねぇ!!
 今までの私の学びは、一体なんだったんだ!?」
 
「これさえ学んでいれば、
 今までのもの、全部いらないじゃないか!」
 
「ああ、なんて遠回りしてきた人生なんだろう。
 今度生まれ変わった時には、まっさきにコレを学ぼう!」
 
 
みたいに、新しい学びに「味方」して、
今まで学んできたことを「敵」に回してしまうような
勢いにもなったり。
 
 
 
でも、そんなスタンスって、どっちも
もったいないと思うんだよね。
 
 
当たり前すぎることなんだけれど、
今までの学びも、新しい学びも、どっちも素晴らしい。
 
 
でも、なぜか比較して優劣をつけたがるのは、
なんでなんだろうね?
 
あれ?もしかして私だけ??(笑)
 
 
 
 
 
基本、すでに学んでいる事と、新しく学ぶ事っていうのを
人と人に例えるとするならば、
 
「初対面の二人」
 
みたいなものだ。
 
 
どっちもなんか違和感があるし、ソワソワするし、
どう接して良いか分からない。
 
 
そんな時に、主人であるあなたが、
どちらか一方だけの「味方」に立ってしまうのは、
ちょっとかわいそうな気がする。
 
 
すでに学んだことの味方に立ったら、
新しい学びの方は、本領を発揮する前に
 
「なんか、ボクは、要らない子だったんだね。。。」
 
って、しょげてしまうだろうし、
 
 
新しく学ぶ事ばかりをひいきしていたら、
 
「なんだよ、新しく来た子ばっかり!」
 
って、プンスカしちゃうような気がする。
 
 
だから、初対面でモジモジしている
 
「すでに学んだ事」っていう子と、
「新しく学ぶ事」っていう子の中間に立って、
 
 
「これからお互いに仲良くしてね」
 
 
って、お互いの手と手をつながせるような、
そんなスタンスで学ぶと、
 
「すでに学んだ事」も「新しく学ぶ事」も
100%の能力を発揮してくれるように思う。
 
 
 
 
学ぶのが上手い人は、どんな事からも学ぶ。
 
そのセミナーが残念なセミナーであっても
そこから何かを学んで帰っていく。
 
(今回受講したのは、最高だったけれどね)
 
 
それはきっと、こんな
「手と手をつながせるスタンス」で
学んでいるからなのかもしれないな、
 
なんて思った一日でした。
 
 
ではでは。
 

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