「起業したんですけれど、
なかなかお金にならないんです」
「ビジネスをうまく回すのって
すごく難しいですよね」
と、色んな人の話を聞くことがある。
私自身も、まだまだビジネス初級者だし、
「しかしまぁ、なんですなぁ、
ホンマ、商いは飽きまへんなぁ~」
と日々痛感することが多い。
その中で、
「あ、いいビジネスパートナーと組んでいるなぁ」
とか、
「ここはチームバランスが良いなぁ」
というメンバーに出会うことがある。
また、自分自身が携わったビジネスでも、
「これは上手くいった」
というのは、知らずに
「ビジネスパートナーのマッチング」
が、上手くいっていた事が多いように振り返る。
もちろん、ビジネスでパートナーシップを組む時には
様々なポイントがあるんだろうけれど、
大きくは
「このポイント1点」
というものがあるように思うので、
今回はそれをシェアしようと思う。
私の記事は、私よりも断然すごい
ビジネスマンの方も読んでいるけど、そんな人たちは
「イグゼロよ、きみの考えはそうなのね」
「ンフフフフ、まだまだですねぇぇ~~」
と、ナマ温かい目で見守ってほしい(笑)
さてさて。
ポイント1点。
もう、これ以上シンプルなことってないよね?
なので、あっさりと書きます。
ビジネスパートナーのポイント、それは
「目的の人と手段の人が組んでいる」
ということ。
は?
え?
という声が聞こえてきそうなので、
もうすこし詳しく説明するね。
どんな業種でもそうなんだけれど、
「やっている仕事そのものが好き」
っていう人がいる。
多くの起業家は、
「自分の好きな事を仕事に!」
とか、
「これが広まったら、みんなハッピー!」
とか、
「この商品、素晴らしすぎ!」
みたいな感じで、起業したりする。
パン作りそのものが好き!
機械いじりそのものが好き!
自分で作った商品そのものが好き!
接客そのものが好き!
みたいな感じかな?
他にも
株式の取引そのものが好き!
スピリチュアルそのものが好き!
コーチングそのものが好き!
セミナーそのものが好き!
などなどだと思う。
やっていることそのものが好き!
「それ」に時間をかけることに、なんの苦痛も感じない。
「それ」を愛している。
「それそのものが目的」
という人は、ビジネスの魂を作ってくれる。
ただ、
残念ながら、そういった人だけでビジネスをやろうとすると、
なかなかヒットすることは難しい。
たまたま時代のニーズにマッチしていた、
という場合は別だけれど、大抵は
「おかしいなぁ。
絶対に価値があると思うのに。。。」
と、途方に暮れることになる。
「目的の人」だけだと、自分のやっていることを
客観的に見ることができずに、
お客さまが求めている売り方が分からなかったり、
みんなに知ってもらいたいと、つい価格を激烈に下げたり、
逆にお客さまが寄り付かない高値にしてしまったりする。
「目的の人」は、自分がやっていることへの愛情ゆえに
ビジネスになりにくい、という事があるみたいなんだよね。
そこで登場するのが、「手段の人」。
「手段の人」は、やる仕事そのものには
「目的の人」ほど、愛着はない。
ビジネスになるのであれば、それが
パン作りでもいいし、機械いじりでもいい。
商品を販売するのでも、サービスでもいい。
もちろん、愛情がゼロ、と言うわけではないんだけれど、
「ビジネスとして成立するか?」
「お金になるのか?」
ということの方にフォーカスしている人のことだ。
その人にとって、パン作りは目的でなく
ビジネスの手段だ。
パン作りに限らず、商品販売でもなんでも、
「どうしたら、お客さまの購買意欲が上がるか?」
「購買意欲が、行動にまで結び付くか?」
を、極めて冷静に分析できるという能力を持つ。
ただ、「手段の人」だけでビジネスをやっても、
それはそれで継続が難しい。
一発ドン!で売り切ることは可能でも、
そこに魂を込めることが得意ではないため、
継続的な売上げ、利益につなげるよりも、
「もっと、他の商品を売ればいいんじゃね?」
となったりもする。
また、お客さまの購買意欲を刺激したり、
そのためにお客さまの利便性を上げたりはできるが、
お客さまの期待を超える感動を生みだしたりできるのは、
「手段の人」よりも「目的の人」の方に
軍配があがる。
(べつに勝負じゃないけれどね)
と、いうことで。
仕事自体に魂を込められる「目的の人」と、
その仕事をビジネスに転化できる「手段の人」が、
パートナーシップを組むと、最高の魅力を発揮する。
「目的の人」と「手段の人」の意見は
たいてい食い違うんだけれど、その意見のぶつかり合いの中で
素晴らしい化学変化が起こるように思う。
「目的の人と手段の人」
という言い方でもいいし、
「職人と商人」でもいい。
まれに、「職人と商人」の両方を
一人でこなすことができる
「魔法戦士」
「プレイングマネージャー」
みたいな人もいる。
でもまぁ、基本的には、誰かと組んだ方が
うまくいくことが多いように思う。
「これに私は魂を込めるっ!!」
「それなら、その魂を誰かに届ける」
お互いの上昇志向の螺旋階段がからみ合って、
DNAみたいになる時に、
ビジネスに命が吹き込まれるのかもしれないね。
あなたがもし、「これに魂を込めるっ!」
という何かに出会っているのであれば、
それを冷静に分析してくれる人を探すと良いだろう。
逆に「私には、コレ!というものがないなぁ」
という場合は、セールスを学んで、
商品に魂を込められる人と組むという手もあるだろう。
私も、頑張りたいと思います~
ではでは。