唐突に始めるけれど、
以前から仲良くさせてもらっている友達の一人に、
プロの占い師さんがいるのね。
そんな彼とは、今までは占いとか全然関係なく
飲み友達としてお付き合いしていたんだけれど、
彼のハートフルな考え方とかが好きなので、
「せっかくだから、一度占ってもらうか」
と思い、先日、占いを受けてきた。
たぶん、本格的にじっくり時間をかけて
占いをしてもらったのは、生まれてこの方
はじめてだったんだけれど、
いやー、すごく充実した時間だった。
こっちがなんの情報も提供していないのに、
人間関係とかズバズバ言い当てられるし、
直近で起こっている事とかも、正確に言われちゃったからね!!
その上で、
「イグさんにとって、この人は
将来的にこんな影響をもっているかも」
と言われるのだから、かなり衝撃的!
彼は非常に柔軟な考え方の持ち主なので、
「こうしないと、アンタ地獄行きだよ!!!!」
みたいな断言をあえてせずに、
こちらが受け取りやすい形で占い結果を伝えてくれたんだけれど、
それにしても濃厚な時間だった。
そして。
占いで言われた内容を自分の中で咀嚼して、
ひとつ、
「ああ、占いって、こう付き合えばいいんじゃないかな?」
と思ったことがあったので、今回はそれをシェアしたいと思う。
いろいろな付き合い方があっていいと思うけれど、私にとっては
「迷いを増やすために、占いを活用する」
というのが、たぶん一番効果が高いように思う。
いやね。
よく言われる占いの活用方法は、
「迷いをなくす、減らす」
の方かもしれないんだけれど、
それって、個人的には、占い師さんに負担が大きすぎる気がする。
自分の人生のすべてを、
人生全体からすれば、ごくわずかな時間とわずかな費用で
まるっと占い師さんに全託しようとするのは、都合よすぎだろ?と。
占いのアドバイスによって物事がうまくいったら
「あの時のアドバイスのおかげだわー!」
と、感謝すればいいけど、
逆にマズく行った場合に占い師さんに文句を言ったり、
否定的な事を言うのは、なんか違うと思う。
「占い」という形をとっているけれど、
その場で私に伝えてくれた話は、
基本的には、私に対して一生懸命してくれたアドバイスだ。
そのアドバイスを採用するか、
それともしないかは、自分に委ねられている。
そして、アドバイスがうまく機能したのであれば、
自分だけでは思いつかなかった考えなのだから、感謝するのが当然で、
うまくいかなかったら、そのアドバイスを採用した
自分自身の責任なのではないか?と考える。
アドバイスって、基本そういうものだよね?
誰かに自分の全人生を委ねるって、
そのアドバイザーは、お母さんじゃないんだから(笑)
占い師さんは、自分のもっている能力をフル活用して、
本人のためによかれと思って、一生懸命アドバイスしてくれる。
それは、たとえばビジネスのプロが、
ビジネス初心者の人に一生懸命アドバイスしてくれるのと
本質的には変わらない。
アドバイスをうかがう側としては、
アドバイザーが教えてくれることに真剣に耳を傾ける。
でも、ビジネスのプロが100%全部正しいかどうかはわからない。
それが、心からのアドバイスだったとしても。
それは、相手の誠意を疑っているとか、
相手の能力にケチをつけているという話ではない。
そうではなくて、
アドバイスをしてくれた人と状況が違ったりもするし、
こっちがどれくらいアドバイザーが伝えたかったことを
理解しているかにもよるし、
さらにどれだけ実践できるかにもよるからだ。
なので、自分の責任において、
自分の人生の舵は、自分が持った状態にするのが、
占いにしても、他のアドバイスにしても「礼儀」だと思う。
たとえば、
株をやっていても、
銘柄について語る掲示板とかを見ると、
「この株は、上がる!なぜならば。。。」
という人もいれば
「この株は、下がる。どうしてかというと。。。」
という人もいる。
そして、その両方が非常に理路整然としていて、どちらも
「なるほど!たしかに!」
と思う事も多い。
で、
ほんのささいな事で、株価は変動する。
絶対上昇すると言われていた銘柄も、
外部要因で下がったりするし、
「あかんわー」と思っていた株が、
ひょんなことから上昇に転じたりする。
どの銘柄も、情報を仕入れれば仕入れるほど、
「上がっても下がっても、理屈は通る」
という状態になる。
だから、株を取引する際に必要なのは、
「迷うことを放棄しない」
「不安を放棄しない」
「片方の意見に依存しない」
という心構えになるわけ。
そして。
占いやアドバイスにしても、その心構えは同様で、
とっても大切な気がするんだよね。
そのアドバイザーが親身になってくれるのであれば、あるほど。
「自分自身で迷うことを放棄しない」
というのが、個人的に思う
占いやアドバイスへの付き合い方のように思う。
今回、占ってもらった内容には、
「絶対、自分一人じゃ、思いもつかなかった!!!」
というアドバイスも、多く含まれていた。
もう、自分の盲点を完全に突かれた感じ?
たぶん、一生かかっても、その思考回路はナイわ。
というアドバイスももらった。
なので、
そこからは、私自身が大いに迷って、
自分ができることを判断して、やる。
そんなスタンスじゃないと、
せっかくのアドバイスも、もったいないと思うんだよね。
さてさて。
占いにしても、アドバイスにしても、
「選択肢を増やし、迷うことを放棄しない」
というために聞くのが、いいのかな?
なんて思った体験でした。
占ってくれてありがとう。
これから、大いに迷いたいと思います(笑)
ではでは。