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行動する方法。

「なかなか行動できないんです」
 
わかる。
 
 
何かをやろうと思っても、
いざ実行しようとすると、できない。わかる。
 
 
 
それは、「記憶の天秤」のせいだと思う。
 
 
 
人は何かをやろうとする時、
それがほんの些細なことであっても、
 
 
「得たい」
 
 
という気持ちと
 
 
「失いたくない」
 
 
という気持ちが湧き上がる。
 
 
 
 
 
「失いたくない」のは、すべて。
 
 
それはお金かもしれない。
 
それは時間かもしれない。
 
それは自分の想いかもしれない。
 
 
 
いずれにしても、失い、傷つくのが怖い。
 
 
 
そんな怖さを感じてしまうのは、
今までの経験で、失い・傷ついたことがあるから。
 
 
そんな過去からの記憶が、天秤の皿に
うず高く積まれて、行動を鈍らせる。
 
 
 
 
 
対して。
 
 
「得たい」
 
 
と思う気持ちは、常に未来に向かっている。
 
 
世界に期待する。
 
今までとは違う自分を想像する。
 
変化を望む。
 
 
 
そんなイメージは「未来への記憶」となって
もう一方の天秤の皿に、そっと配される。
 
 
 
 
天秤が「過去の記憶」に傾く時、人は思考する。
 
変化よりも安定。
 
新しいものよりも、今あるもの。
 
挑戦よりも、撤退。現状維持。
 
足に重い鎖が巻き付けられる。
 
 
 
 
天秤が「未来の記憶」に傾く時、人は行動する。
 
動くことにより、何かを得られると思う。
 
内側を見るのではなく、世界に目を向ける。
 
期待し、楽観し、心が躍る。
 
足取りを軽くする。
 
 
 
なので。
 
 
「何か行動をしたい!」と思う時に
できることは2つ。
 
 
過去の皿をデトックスするか、
未来の皿に想像を積み増すか。
 
 
 
実のところ、これから起こることと
過去の痛い記憶は、直接はつながっていない。
 
つなげているのは、本人の思い込みだけだ。
 
 
だから、よく吟味すれば、
過去の皿から取り除くことは、できる。
 
 
 
 
未来のイメージは、自由だ。
 
過去の記憶よりも、1つ1つは
か弱く、ぼんやりとして、重みも感じにくい。
 
でも、どれだけ積み上げるのかは、
本人が望むだけ積んでいい。
 
 
時間をかけて、環境を変えて、
思いのままに集めて行けばいい。
 
 
 
 
 
 
そうそう。最後にひとつ。
 
 
「記憶の天秤」のいいところは、天秤である、ということ。
 
 
 
過去の記憶は、あなたに悪いことばかりを
もたらしているわけではない。
 
玉石混交で、あなたの無謀をとどめてくれる
智慧も含まれている。
 
 
 
 
思い切った行動を望む時には、
未来の記憶を高く高く積む時も必要もあるだろう。
 
 
ただ、
 
一瞬の情熱だけで、すべてが得られるわけではないだろう。
 
 
未来の皿に積まれたイメージは、
いつか過去の皿へと移ってゆく。
 
 
それはまた、恐怖と智慧の玉石混交なのだろう。
 
それをまた味わい、選別していくのがいいのだろう。
 
 
 
 
過去に耳を傾け、また未来へ目を向ける。
 
 
過去に傾きすぎている時も、
未来に傾きすぎている時も、
 
ものごとの真を見ているのではなく、ゆがめて見ている。
 
  
ある時は、あえてゆがめて見ることが大切。
 
過去にも。未来にも。
 
 
その上で、そんな中、
ゆらゆらとバランスを取りながら、
人生航路のコンパスにしていけるといいんだろうね。
 
 
 
抽象的?笑。
 
 
 
ではでは。 

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