スポンサーリンク

あんぐりーあんぐらー

最近、人のふり見て
わが身を強烈にふり返ったことがある。
 
 
それは、
 
「怒ってる人はたいてい、
 怒りたいことを自分で必死に探し、
 牛さんのように反芻(はんすう)して、
 セルフ炎上している」
 
ということ。
 
 
世の中にたくさんの情報がある中で、
自分でわざわざ自分にとって不快な情報を探し、
自らそのミサイルに当たりに行くような
 
「着弾被男」
 
になったり、腹が立つのならば
スルーしておけばいいのを、
自分から何回も繰り返して攻撃する
 
「緊急非難女」
 
になったりしている。
 
 
本人にも1日24時間のうちで
いろんなことがあるだろうに、
なぜか被男したことや、
非難女ポイントをピックアップする。
 
 
 
それは本人の気持ちが
ジャンクな状態であればあるほど顕著で、
自分の中にイラりんが来ていたり、
なにかうまく行かない時にこそ、なぜか
 
「なにか、怒れるようなこととか
 ムカつく人がいないかな?」
 
と、探しているような気がする。
 
 
不機嫌な時は、
自分がより不機嫌になるように努力する。
 
常に不機嫌な人は、
いつも自分を怒らせる「不機嫌のタネ」を
せっせと見つけ続けているわけだ。
 
不思議だよね。
 
 
 
これ、あたりまえ体操グレイトなんだけれど。
 
 
健康になりたいのであれば、
体にいい食事をした方がいい。
 
心を穏やかにしたいのであれば
心にいい情報をとった方がいい。
 
 
なのになぜか
 
「やめられない とまらない~♪」
 
と、ジャンクな食事、ジャンクな情報を
摂取してしまう。
 
 
それは、
 
「こんなにアホな人がいる」
 
と優越感を得たいからなのか、
誰かに嫌な気持ちを共感してもらいたいからなのか、
 
「ほら、世の中は
 怒れるイカれるイカレてるんだYO!」
 
と韻を踏みたいからなのかは分からない。
 
 
分からないけれど、なぜか
自分の中の「アンダーグラウンドな自分」に
どんどんとエネルギーを提供するような
愚かなことをしてしまう。
 
 
なんでだろうね?
(いや、もちろんワタシもなんだけれどね)
 
 
 
 
そうなんよ。
 
 
どの情報をインプットし、
それをどのようにアウトプットするかは、
本人の完全なる自由だ。
 
仮に、イラりんなことがあったとしても、
それにスポットライトを当てて
クローズアップ現代する必要は、まったくない。
 
 
プライベートな時であったら100%そうだし、
仕事や家族などの事であっても
ずっと不機嫌でいなければいけない理由はない。
 
 
人の価値観は様々だし、
どんなにがんばっても価値観の統一はない。あったら困る。
 
 
どんなにムカつくことがあったり
ムカつく人がいても、
少なくとも文句を言って相手が変わることは1ミリもない。
 
 
だから、スルーしておけばいいのだ。
 
 
 
いやね。
 
 
人間だから、しょんぼりすることはあるし、
イラッとすることはあると思うんだよ。
 
愚痴を言っちゃだめ!なんてひどいことは
言うつもりもない。
 
信頼できる人に、ぽつりと
こぼすのはいいと思う。
 
 
ただ、
 
自分の中のアンダーグラウンドに引きずられて
自分の怒りに薪をくべ、
不特定多数に炎をまき散らしたところで、
気分は良くならない。
 
 
それなら、対象からできるかぎり離れて
運動して、
手作りのうまいもの食べて、
寝ちゃった方がいい。
 
 
 
そう。
 
 
あなたの中の「怒れるアンダーグラウンド」。
 
アングリーアングラーというモンスターに
あなたのやさしい心を喰いつくされる必要はない。
 
 
アングリーアングラーは、寂しん坊だ。
 
仲間を呼び寄せてしまう。
 
そして、あなたに
  
「かまって、、、カマッテ、、、」
 
と言い、足首をつかみ、後ろから髪をひっかき、
どんどん闇に引きずり込んでしまう。
 
 
そして、「怒り」というエサを取って来いと
あなたを支配するようになる。
 
 
アングリーアングラーがいる状態で、
どんなに人に会っても、
どんなにお金を手に入れても、
それは徒労と浪費になる。
 
だって、すぐに不足感に
さいなまれるようになるから。
 
より多くの人の愛と好意をむさぼり、
より多くのお金を必要とするようになるから。
 
 
 
なので。
 
 
アングリーアングラーが
やってきそうになったら、
 
運動して、うまいもの食べて、寝る!
 
そして、無理やりにでも
人に対して優しくする。
 
 
もう、それしかない。
 
 
 
引きずり込まれそうになってるのだから、
それを振り払うのは、けっこう大変だ。
 
 
でも、
 
その「怒りの誘惑」に身を委ねた先は
誰かをアングリーアングラーにするゾンビの一員だ。
 
 
背後から忍び寄る、「あいつ」に気をつけて!
 
 
 
スーパー自戒を込めて。
 
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク