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仮面ライダーが、シリーズになったわけ

苦肉の策こそ、最良の策。
 
 
ものごとが、なかなかうまく進まなかったり、
 
「コレはやっちゃダメ、アレはNG」
 
と、動きに制限がかかることって、あるよね。
 
 
そんな時、
 
「もう、どうすりゃいいんじゃーっ!?」
 
と叫びたくなるけれど、実は
それは「大いなるもの」を手に入れる前兆だったりする。
 
 
 
 
 
 
 
今では日本に住む誰もが知っているヒーロー
「仮面ライダー」。
 
 
昭和から平成の現代にいたるまで、
もうどれだけ仮面ライダーシリーズが続いているか、
ちょっと考えたくらいじゃ分からないくらいだ。
 
 
 
でも、

あれって、別に最初からシリーズものとして
作る予定では、なかったんだよね。
 
 
 
シリーズものとして定着するためには、
もちろん色々な要因があったんだと思う。
 
視聴率とか、玩具の売れ行きとか。
 
 
 
でも、もっとも直接的な原因になったのは、
初代ライダーの一時降板なんだよね。
 
 
 
 
当時、初代ライダーを演じていた藤岡弘、さんは
スタントマンを使わずにバイクアクションシーンなどを
撮影していた。
 
 
そして、ある時、不運にも
バイクアクションシーンの撮影中に、
大けがをしてしまったんだよね。
 
 
 
すでに相当の人気を誇っていたライダーを
撮影中止にする訳にはいかない。
 
でも、主人公がしばらく入院してしまう。
 
 
どうしよう。。。
 
 
 
と、そこで「苦肉の策」として考えられたのが
 
「仮面ライダー2号」
 
として、別のライダーを登場させることだった。
 
 
「主役変更」という、相当のリスクを負うことによって
実は「シリーズ化」の布石を打つことになったんだけれど、
それは狙ったものではなく、やむを得ない決断だった。
 
 
 
 
しかし、ここで「苦肉の策」は、終わらない。
 
 
当時、仮面ライダーの変身は、今と違っていた。
 
 
「ライダー」というだけあって
バイクに乗って風を受け、風圧でベルトを回して
そのエネルギーで変身する、という設定だったんだよね。
 
 
だから、仮面ライダーになるためには、
バイクシーンは必須。
 
バイクが登場しないなんて、あり得ない。
 
 
 
 
が!
 
 
仮面ライダー2号に選ばれた俳優さんは、
なんと
 
「バイクの免許を持っていない」
 
ということが判明した!
 
(選ぶ時点で気づけよ。。。とも思うが)
 
 
 
 
主人公が大事故でしばらく入院!
 
という災難を、スタッフの苦肉の策で
なんとか乗り越えようと思ったら、
 
一難去って、また一難!
 
と言う感じで、肝心のバイクシーンが
撮影できないという事態に直面した。
 
 
 
 
「うううーむ。。。」
 
と、当時のスタッフさんたちが
うなったかどうかは知らないけれど、
相当困り果てたのは、想像できるだろう。
 
 
 
そこで、
 
本当に苦肉の策の中の苦肉の策として
作り上げたのが、今も(形を変えて)受け継がれている
 
 
「変身ポーズ」
 
 
なんだってさ。
 
 
 
 
 
当時、初代ライダーの俳優さんが大事故に合わなければ、
もしかしたら「仮面ライダー」は、
1回こっきりのテレビ番組だったかもしれない。
 
 
 
また、2号ライダーの俳優さんが
バイクの免許を持っていたら、変身ポーズは生まれずに、
子供たちが喜んでポーズをマネしたりはできなかった。
 
 
結果、いつシリーズが終わっていても
おかしくなかったのかもしれない。
 
 
 
 
 
私たちも日常で、
 
「もう、なんでこんな災難ばっかり起こるの?」
 
「一難去ったと思ったら、またかよ!?」
 
と思うようなことって、けっこうあると思う。
 
 
 
でも、もしかしたらそれは、
 
あなたにとって最高のヒットをもたらすために
与えられた「ギフト」なのかもしれない。
 
 
 
頭と心をふりしぼって引き出したエッセンスが、
あなたを生涯にわたって輝かせるものに
生まれ変わるかもしれない。
 
 
お互いに、頑張っていきたいよね。
 
 
ではでは。
 

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