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うなずく。

先日、合宿セミナーの講師をしてきた。
 
そこで、あらためて感じたのは
講師側のこちらが何かを提供しているのではなく、
参加者のみんなにたくさんもらっている、ということ。
 
 
その中でも特に大きいのは、
 
「うなずきの力」
 
のように感じた。
 
 
 
私が話していることに
誰一人としてうなずかなかったら、
おそらく身がすくんで
何も出せなくなっていってしまうだろう。
 
 
目に見える形で、うなずく。
 
あるいは、目でうなずく。
 
そして、心でうなずく。
  
 
形はどうあれ、参加者の方が
理解と許容を示してくれた。
 
その応援によって私は一歩一歩進むことができ、
何日も続く合宿をやり遂げられた。
 
そんな風に思う。
 
 
 
 
そしてこれは、
何も私に限った話ではないだろう。
 
 
 
自分がやっていることに、
うなずいてくれる人がいる。
 
 
ほんの些細なことかもしれないけれど、それが
 
心に火を灯し、
 
心の渇きを潤し、
 
心に新しい風を吹き込み、
 
心に自信という根を張ることを可能にしてくれる。
 
 
 
いや、さ。
 
つらいけど、人は分かり合えない。
 
 
知識・経験、
 
環境・立場、
 
セルフイメージ・方向性、
 
 
それらすべてが同じ人間は
世界中に一人としていないのだから。
 
 
 
でも。
 
 
だからこそ、
 
「分かろう」とすることが美しいし、
互いを認め合おうとすることから
愛が生まれるはずだ。
 
 
 
自分と違う、という時、何から始めるのか?
 
 
「正しさ」から始まれば、必ず争いになる。
正論が人を救うことは皆無だ。
 
 
「うなずき」から始まれば、
相手は本人の良さ、善さを出そうとする。
 
 
 
だから、うなずこう。
 
 
まずは、うなずきから。
 
 
 
うなずき合えば、
互いに深い呼吸ができるようになる。
 
 
一緒にいて呼吸が浅くなるような人は、
仮に一時的にメリットがあったとしても、
真の関係には至らない。
 
 
うなずいてくれない人に、
そして、うなずけない自分には、さよならを。
 
それが「あなたはあなたでいて」という
相手への最後の「うなずき」なのだから。
 
 
 
 
そう。
 
うなずいて、深く呼吸する。
 
 
相手にうなずけば、自分もうなずいてもらえる。
 
 
 
簡単なこと。でも大切なこと。
 
 
 
そんな関係を築けるような自分で
ありたいものです。
 
 
ではでは。
 

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