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文章の最重要ポイント。

おかげさまで、最近は文章を書くお仕事が増えている。
 
文章スピードはそんなに早くないけれど、
毎日だいたい6,000文字前後
(原稿用紙だと18~20枚くらい)のアウトプット量かな?
 
 
で、
 
 
そんな文章を書くお仕事をコツコツやっていて、
あらためて、
 
 
「あ、これが文章を書く時の
 最重要ポイントだわ」
 
 
と痛感したことがあったので、
今回はそれをシェアしようと思う。
 
 
 
。。。なーんて書くと、
なんかものすごい秘訣みたいなことが出てきそうだけれど、
思い至ったのは、超絶シンプルなこと。
 
 
文章を書く時の最重要ポイント、それは。
 
 
 
「誰が、どんな気持ちで読むか?」
 
 
 
を意識することだと思うんだよね。
 
 
 
え?当たり前?
 
でも、個人的には、けっこうガーンと来た。
 
 
 
 
たとえば、
 
 
・フェイスブックやブログ、メルマガなどの記事
 
・専門分野のコラム
 
・セールス文
 
・テストの回答
 
・日記
 
 
って、全部書き方が違う。
 
 
まぁ、なんとなく書き方が違うのは
無意識にやっていたんだけれど、ホントに全然違う。
 
 
 
それはなぜか?というと
 
「誰が、どんな気持ちで読むか?」
 
というのが、まるで違うからだ。
 
 
 
 
つまり。
 
 
フェイスブックやブログ、メルマガ記事は
 
「不特定多数の人が」
 
「あまり興味を持っていない状態で」
 
読む、というのが前提になる。
 
 
上記のどんなメディアも、私の記事を
読んでも読まなくても全然問題ないし、
 
読者には他の人が書いた記事に時間を使うという
選択肢がある。
 
たくさんの選択肢の中から、
自分の文章を読んでもらうのに
時間をお預かりするわけだ。
 
 
なので、早い段階から
 
「面白そう」「学びになりそう」「えっ!?なにそれ?」
 
みたいに興味を持ってもらうように書いた方がいい。
 
 
 
 
 
専門分野のコラムなんかは、
 
「すでにその専門分野に興味ある人が」
 
「情報を向こうから探して」
 
読んでくれる。
 
 
なので、しっかりとした知識の裏付けがあれば、
興味性を引き出さなくてもいいし、
むしろ変にキャッチーなのは敬遠した方がいい。
 
その専門分野に対して知ろうとする人への
愛情があればいいわけだ。
 
 
もちろん、書く時点で、
読者がどれくらいの専門知識のレベルを
求めているのかも想定して書かないとだけれどね。
 
 
 
 
 
セールス文は、
 
「誰も読まない」
 
「警戒している」
 
という前提のもとで書く。
 
 
誰も変な押し売りをされたくないわけだし、
お金も、時間も、労力も、
どこの誰かも分からない人にかけたくないわけだ。
 
 
なので、
 
読まれないのを前提に、読んでもらうように仕掛け、
 
警戒をされているのを前提に、心をほどいてもらうようにし、
 
買わないに決まっているのに、買いたくなる、
 
 
という風に書く。
 
 
しかも、読むのも警戒を解くのも購入を決めるのも
読者の方に決定権がある状態を保持したまま、
書きつづっていくわけだ。
 
そうじゃないと読者は読むのをやめてしまう。
 
 
 
 
 
 
 
テストの回答は、
 
「採点者が」
 
「評価する気持ちで」
 
となるので、
 
 
採点者の想定を超えたり、興味性を発揮しても
全く意味がない。
 
 
論文とかになるとちょっと違うけれど、
基本的には採点者が想定している回答をする
 
「予定調和」
 
が求められる。
 
 
 
たとえば、
 
「この時の、作者の気持ちを答えなさい」
 
とかいう問題に対して、
 
 
「たぶん、締め切りに追われていて
 早く終わらねぇかなー、と思っている」
 
とか、
 
「夕食に何を食べるのかを考えている」
 
とか書くとバツだ。
 
 
問題にどんな風に書かれていても、
 
「採点者が、評価する気持ちで」
 
読むということを、忘れてはいかんよね(笑)
 
 
 
 
 
 
そして、日記は
 
「自分が」
 
「いろんな気持ちで」
 
読む。
 
というか、書くことそれ自体が目的みたいなもんだ。 
 
書くことで満たされるだろうし、
もしあとで読み返すことになっても、
「読者」は自分だけなんだから、好きに書けばいい。
 
 
 
 
 
他にもいろいろなケースがあるだろうし、
 
同じセールス文とかでも
 
「で、特にどんな人が読む可能性があるの?」
 
「男性がメイン?女性がメイン?」
 
みたいに細分化もされていく。
 
 
 
いずれにしても、
 
「誰が、どんな気持ちで読むか?」
 
を明確化すると、伝わりやすい文章になると思う。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
もちろん、フェイスブックとかブログを
日記として活用してもいいだろうし、
日記をものすごくキャッチーに書くのも自由だ(笑)
 
 
その上で、
 
 
「コラムとしてはOKだけど
 セールス文としては、ちょっと。。。」
 
とか、
 
「セールス文としては完璧だけど、
 テストの回答としては珍回答」
 
みたいなことを避けたいのであれば、
 
 
 
「誰が」
 
 
「どんな気持ちで」
 
 
を意識すればいいんだなぁ、
とあらためて思った次第。
 
 
特に「誰が」はともかく
 
「どんな気持ちで」を忘れがちなので、
個人的に気をつけたいと思います。
 
 
どんな文章でも、その時に求められるように書ける
「最強の書き手」になっていきたいと思いますわ。
 
 
以上、マニアな記事でした(笑)
 
 
 
ではでは。

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