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街を破壊する仮面ライダー。

今日の記事は、どちらかというと
自分の備忘録的なものかな?
 
 
先日、久しぶりに会った友人と、
景色のいいテラス席でワインを飲んでいた。
 
彼とは、彼が今ほど
ビッグになっていない時からの付き合いで、
お互いにお互いのことを理解し、
本音を言い合える仲だ。
 
 
その日は、共通の友人の結婚パーティで、
パーティがお開きになった後、二人で語り合っていたので
はじめのうちは
 
「いいパーティだったねー」
 
「彼も、結婚かぁ」
 
などと、パーティの感想を言い合っていたのだが、
軽く酔いが回ってきたところで、
お互いがお互いのコンサルをやるような流れになっていった。
 
 
 
お互いに、相手の言う
 
「あなたは、こんな人だよ」
 
「こんな才能があるよ」
 
という言葉を録音するという、不思議な空間 at テラス席。
 
 
他の人が言うのとは違い、
仕事でもプライベートでも苦楽を共にしてきた彼が
愛情を持って指摘してくれる言葉の数々に、胸を熱くした。
 
 
おそらく、ここ十数年で最大の気づきだったかもしれない。
 
 
 
その気づきとは、
 
「イグゼロは、逆張りトレーダーである」
 
ということ。
 
 
 
、、、、いやね。
 
私は株のトレーダーだし、そのスタイルは、
 
「株価が急激に下がった時に買う」
 
という、「逆張り」であることは、当然知っていた。
 
 
 
が、
 
その「逆張り」というのが、
私の全人格、生活のすべてに色濃く出ている、
ということを教えてもらった。
 
 
 
彼の指摘によると、私の最大の才能の一つは、
 
「本来の流れ、本来の力から逸脱しているものを
 誰よりも早く見つける能力」
 
というもの。
 
 
「本当は、もっと力を発揮できるよね?」
 
「本当の流れは、もっとこうなるよね?」
 
というものを、ピンポイントで見抜く力を持っている、
ということらしい。
 
 
 
それは、たしかに株のトレードに活かされている。
 
下がっている株のすべてを買うわけでなく、
 
「これは、値が戻る」
 
というのを、無意識に選んでいるわけだからね。
 
 
 
そして。
 
 
それは株に限った話ではないらしい。
 
 
 
私が好む記事の書き方は
 
「今、世間では、こんな風に言われているけれど、
 それって、もっとこういう見方ができるよね?」
 
「本来は、こんなポテンシャルを秘めているよね?」
 
というナナメ読み。
 
 
それも、
 
「本来あるべき姿」
 
「今とは違う、別の姿」
 
が見えていて、いち早くそれを発見して
みんなに発信をしている。
 
 
その方法は「逆張り」で、
現在のトレンドの話を、そのまま書く
「順張り」のライティングは、ほとんどしていない。
 
 
 
セミナーも、
 
「今、本来の力を出し切れていない人の能力を開花させる」
 
というもので、やり方も
 
「本質的に価値のあるものが
 今、多くのフィルターで見えにくくなっている状態を
 正すことで、異常値を正常値に向ける」
 
という手法を好む。
 
 
これまた、「逆張り」なんだよね。
 
 
 
さらに。
 
 
今回の気づきの中で、これが最も大きかったんだけれど、
誰かをお手伝いするときも、
 
 
「その人は、本来さらに伸びるポテンシャルを秘めている」
 
「現状の方がおかしい、サポートをすれば、
 もっと素晴らしい未来が拓くのが分かる」
 
 
という人のお手伝いをすることが多い。
 
 
簡単に言えば、
 
「その人がピンチの時や、
 スタートアップの時に現れて、助ける」
 
という、仮面ライダー的な立ち位置を取ることが多い、
というわけだ。
 
 
 
本当は、もっとすごい現実を手にすることができる。
でも、現在は、そこに至っていない。
 
 
そんな時に、最大のモチベーションを発揮して
全力で助けるのが好きなようだ。
 
 
 
。。。ここまでならば、
 
「なんて素晴らしい人なんでしょう!」
 
で、ニッコリ終わるのだが、今回の気づきは
もっと、グサリと自分をえぐるものだった。
 
 
私は、古くは学生時代から。
そして、社会人になっても、何度となく繰り返している
「悪い癖」がある。
 
 
それは、
 
「今までの人間関係を壊して、
 その人や組織から離れる」
 
という、最悪のサイクル。
 
 
なぜか、ある一定期間を過ぎると、
今まで仲良くしていた人との関係を自ら壊して、
ブッツリと離れるということを、何回も繰り返している。
 
 
そして、私が離れた人や組織は、
その後、さらなる発展を遂げる。
 
というものだ。
 
 
 
私は、今まで、
 
「なんで、そんなことを繰り返してしまうのだろう?」
 
「私が離れた後、発展するっていうことは
 私が足を引っ張っていたのだろうか?」
 
と、ずーっと考えていた。
 
 
 
でも、今回「相互コンサル」をした彼は、
その点について、明確な答えをしてくれた。
 
 
「イグちゃんは、逆張りの人だから、
 その人や組織がトレンドに乗っちゃうと、
 もう、やることがなくなっちゃうんだよ」
 
「だから、自分の出番を作るために、
 相手をピンチに陥らせようとしてしまうわけ。
 ピンチになったら、助けられるからね」
 
「でも、それって、
 ショッカーがいなくなったあと、出番がなくなった
 仮面ライダーが、街を破壊したあと
 「トゥッ!」って出てくるようなものだから」
 
 
 
がっがががーーーーん!!!!
 
そうなのかーーーー!!!!
 
そうなのかもしれないーーーー!!!!
 
 
そう考えると、たしかに合点がいく。
 
 
なぜ、相手との関係を、わざと悪くしようとしてしまうのか?
それは、自分の活躍の場を作るため。
 
 
なぜ、私が離れた後、その人や組織は発展するのか?
それは、トレンドに乗ったタイミングで私が去るから。
 
 
それを、無意識でやって
またゼロから作ってゆくことを繰り返していたわけだ。
 
 
 
なんて、はた迷惑なヒーローなんだろう、、、
 
と、落ち込んでしまいそうになったんだけれど、
彼は、
 
「いやいや、ゼロの時とか、ピンチの時に助けられて、
 実際に相手を上昇トレンドに乗せられるのって
 すごい才能だから!!」
 
と、フォローを入れてくれて、
 
 
「人は、必ずまたピンチになる時がくる。
 ピンチを迎えつつ、また上昇してゆく。
 
 だから、たくさんの人や企業を支援して、
 必要じゃないタイミングになったら、
 別のところに力を注げるようにすればいいんだよ。
 
 ピンチになったら、必ず助けてくれるという
 イグちゃんみたいな存在なら、
 離れ方次第で、いくらでも大切に扱ってもらえる。
 
 今までのパターンを、少しだけ変えればいいんだよ」
 
 
と言った後、
 
 
「それが、ゼロを超える人、、、イグゼロなんじゃないかな?」
 
 
と締めくくった。
 
 
 
そうだねー。
 
そうかもしれないよなぁ~~
 
 
自分の「最大の弱点」は、実は自分の「最大の長所」と
セットになっていたという事実。
 
 
長所は、自分にとって見えていなかった分、
欠点ばかりに目が行っていた。
 
 
これからは、自分の特性をもっと冷静に見つめて、
 
「きれいな去り方」
 
「執着しない、ほどき方」
 
を意識して行ければと思いますわ。
 
 
まぁ、「ゼロからイチ」とか、
「ピンチを救う」以外のシチュエーションでも
うまくやれるのがベストなんだろうけれど、
まずは、自分の特性を、もっと見極めることにしますわ。
 
 
自ら街を壊して「救いに来ました」なんて仮面ライダー、
迷惑極まりないからね。
 
 
いろいろと教えてくれてありがとう!
 
今の私にとって、とてつもなく大切な気づきでしたわ。
 
 
また「相互コンサル」やろうね!
 
 
 
今回は、特にオチはありません(笑) 
 
 
ではでは。

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