前回は、「野心を耕す」という
やや男っぽいテーマだったので
今回は女性に優しい記事を(笑)
先日、私のセミナーに参加してくれた
ある女性から興味深い質問があったので、
それをシェアしたいと思う。
その質問とは、
基本的に男性に甘えるのが下手、
というところから発生したもので、
「男性に頼る、ということと、
依存する、ということの境界線は
どこにあるんですか?」
という質問。
どうも女性に話を聞いていると、
「甘え下手」
という女性は多いようだ。
でも、反対に男性に話を聞いてみると、
「女性に甘えられると嬉しい」
と答える。
男性になかなか上手に甘えられない女性と
女性に、もっと甘えて欲しいと願う男性。
じゃあ、早く甘えさせちゃえばいいじゃん!
もっと頑張ろうぜ、男子!
と思うのだが、
ここにはちょっとした「罠」がある。
男性によくよく話を聞いてみると、
「甘えられたり、頼られたりするのは嬉しいですよ。
でも、依存されるのは、正直重いし、ウザい」
「かわいく甘えられたり、頼られたりするのは大歓迎!
でも、べったり乗っかられるのはカンベン!」
という意見が出たりする。
はい、男性ってのは、すげーワガママです(笑)
だから、女性の側が
「甘えたい。でも重い女と思われたくない」
「かわいい女の子でありたい。
でも、どうすればいいのかしら?」
と、とまどって、いつのまにかどんどん
「甘え下手」になっていくというわけ。
はい、私も反省します(笑)。
で、
そんなワガママを充分踏まえたうえで、
「男性にウケのいい甘え方」
というのをシェアしたいと思う。
ぜひ、今回の記事を参考にして、
男を手玉に取ってほしい(笑)
まず。
「頼る」ということと、
「依存する」ということには、
ハッキリとした境界線がある。
その境界線とは、
頼ること、というのは、
いざとなれば、自分でもできることを
相手にやってもらうこと。
対して、
依存する、というのは、
自分ではできないこと、やる意志がゼロのものを
相手にやるように強制すること。
男性視点から言えば、
「おいおい、そんなこと、
君にもできるだろ?」
ということを、あえてお願いされるのは、
けっこうかわいいと思いやすい。
例えば、
電球を取り換えたりとか、
重い荷物を持ったりとか、
ドアを開けたりとかなんかは、
「頼る」ことであり、「依存」とは
全然違う。
さてさて。
ここまで読んだ淑女のみなさんは、
「そっかー、じゃあ、
あえて出来ることでも、バンバン頼っちゃえば
男子はイチコロね!」
「依存すると重い女になるのかー。
じゃあ、依存はしないようにしよう」
と思うかもしれない。
しかし。
しかしだ。
ここには、これまたややこしい「罠」が待っている。
なんと男性は、
「頼られる」=うれしい
「依存される」=ウザい
とは、心の底では思っていない。
モノによっては依存されることもうれしく感じ、
あるモノによっては頼られるのはイヤ!
と思っている。
ひどくね?男子?
ずるくね?男子?
でも、事実だからしょうがない。
じゃあ、どうすればいいのかを紹介しよう。
簡単に公式化すると、
【 男性にとっての作業の難度 < 喜ばれ魅力度 】
だと、男性は頼られても依存されてても
「うれしい」と感じるし、逆だと負担に感じる。
もう少し説明しよう。
頼られるにしても、依存されるにしても、
相手にお願いされたものには、必ず難度がある。
「ドアを開けて」は難度が低いし、
「私を月まで連れて行って」は難度が高い。
さらに、女性が混乱するであろうことに、
「作業の難度」
は、お願いした男子によって、
解釈が違うといことだ。
たとえば。
ある男子にとっては、重い荷物を持つのは
好きで得意で、難度が低い。
でも、別の男子にとっては、
それは地獄の苦しみだったりするかもしれない。
ある男子にとっては、パソコンの設定をするのは、
好きで得意で、難度が低い。
だが、別の男子にとっては、
自分のバカさ加減が露呈する話になる。
ある男子にとっては、料理を作るのは
好きで得意で、難度が低い。
でも、包丁を握ったこともない男子には
「俺をいじめて、楽しい?」と恨まれる。
なので、
男子ウケを狙って甘える時には
「相手の男性が、何が好きで得意なのか?」
を配慮してあげると、あなたの評価は上がりやすいだろう。
あと、
もう一つの要素としては、「喜ばれ魅力度」がある。
男子は、基本アホだ。
女性に喜ばれるためだけに生きていると言っても
過言ではない。
なので、
「相手の女性が、どれだけ喜んでくれるか?」
「相手に喜ばれたら、自分がどれだけ幸せか?」
によって、やる気が出たり出なかったりするし、
それが人生の死活問題だったりもする。
まぁ、少し酷な話だが、
女性が若くてカワイイうちは、
無表情で「ありがと」と言ってもらうもらうだけでも
男性陣にとって
「喜ばれ魅力度」
は高いので、頑張ってしまう男性は多い。
でも、そんな年齢的、外見的魅力よりも
やってくれた時に、心から
「キャー、うれしーっ!ありがとーっ!!!」
って言ってくれた方が、
男は「次はもっと喜んでもらおう」って心に誓う(笑)
もう一度言おう。
男は、基本アホなのだ。
そして、たいていの男は
自分のアホさかげんを自覚しているので、
「どうか、俺をうまく転がしてくれ」
と願っている。
ちょっと大げさに喜んであげるだけで、
どんなことでもやってもらえる上に
あなたへの評価も上がるんだから、
がんばるリターンは大きいと思うよ。
これは別に「男に媚びろ」といっているわけじゃない。
むしろ、ほとんどの男性にとっては
いい意味のプライドを持っている女性に喜ばれる方が、
「喜ばれ魅力度」
は、高い。
なので、
自分を安売りすることなく、
転がしたい男性にだけ「喜ぶ」という報酬を
提供してあげよう(笑)
まとめると、
男は「頼る女」「依存する女」で
女性をはかったりしない。
言葉では
「頼られるのはいいけど、依存されるのはイヤ!」
と言うけれど、それはウソだ。
頼られても、依存されても、
それはどっちでもいいと思っている。
それより重要なのは、
【 男性にとっての作業の難度 < 喜ばれ魅力度 】
という公式だ。
ぜひ、あなたの意中の男性にとって
難度の低いお願いをして、
大げさに喜んであげて欲しい。
それが、世の男性の大半が願っている
「気持ちのいい転がされ方」
なのだから。
ではでは。