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人格とは?

よく「人格をみがく」とか、
「あの人は人格者だから」とか、
そんな言葉を聞いたり、また言ったりもする。
 
 
…でも、そもそも人格って、なんやねん?
 
 
「えー。。。まぁそのー、、、
 その人の格っていうか、、、品性のよさ的な?」
 
 
なんて、結構あいまいなとらえ方をされていて、
そのまま分かったような感じで使われている気がする。
 
 
同じように「人間力」とか「あり方」といった言葉も、
ふんわりとしているように思う。
 
なんか、かっこいいもんね。そう言っていると。
 
 
でも、みがいたり評価したりされたりするからには、
もうちょっと定義をしておきたい、ワタクシ的には。
 
 
 
そんな中で、
 
ワタクシ的に現時点でしっくりくる
「人格」の定義は、
 
 
【 関係性に左右されない発言と行動 】
 
 
なんじゃないかな?と思う。
 
 
 
もう少し詳しく説明させてもらうと。
 
 
 
実のところ、あなたも私も、
世の中との接し方の9割以上を
「関係性」によって決めている。
 
 
人との接し方なんかは顕著で、
 
「あの人のことが好き」「キライ」
 
「あの人は自分より目上だ」「目下だ」
 
「なんか有名でお金持ちらしい」「誰?」
 
みたいに、常に「自分との」関係性で
人との距離感を推し測っている。
 
 
誰でも家族と、仕事上の付き合いの人では
付き合い方を変える。
それは関係性が違うからだ。
 
 
ある業界、社会、世界ではスゴイ人でも、
自分に関係がなければ、別に普通の人だ。
 
自分とはまったく関係ない、
山奥村の村長さんがいばり散らしていても、
 
「なんだ、あのじいさん?」
 
と思うけれど、村民にとっては
震えあがるような事態かも知れない。
 
 
自分の人生を変えてくれたような師匠に
 
「あなたの生き方は美しい」
 
と言われたら、天にも昇るほどうれしいが、
その人が初対面の女性に同じ言葉を言っても、
 
「は?なに口説いてんの?ダサっ」
 
となる。
 
 
自分の恋人と、コンビニの店員さんとでは
まったく同じようには接しないし、
 
あなたが好きな相手と、
あなたに好かれようとがんばっている人に対してでは、
あなたが返信するLINEの早さも内容も違う。
 
 
例を挙げればキリがないが、つまりそういうことだ。
 
 
今日、朝起きてから、この記事を読んでくれるまででも、
あなたはたくさんの人と接触し、あるいは思い出し、
その関係性の中で様々なことを考え、発言し、動いただろう。
 
 
それだけ人は、関係性によって言動を変えているのだ。
 
 
それが悪い、っていう話じゃなくて
厳然とした事実で、そうするのが当たり前、という話だ。
 
 
 
また、この「関係性」は、別に人に限ったことじゃない。
 
 
お気に入りのブランドバッグと、
スーパーのレジ袋とでは、あなたとの関係性が違う。
だから、扱いも変わってくる。
 
 
シメジと松茸では、
調理する時も、味わう時も
心持ちが変わってしまったりもする。
 
 
365日のうち、たった1日、
誕生日は、面持ちが変わったりもする。
 
 
全部、「自分との」関係性によるものだ。
 
 
 
で。
 
 
「人格」というのは、
そういった自分との関係性に左右されず、
すべからく同じような自分で
接することのできる部分に表れると思う。
 
 
例えば。
 
 
どんなにキライな人でも、困っていたら
ここまでは最低限たすける。
 
そんな人なのだとしたら、
それがその人の「人格」部分。
 
 
家に来客がなかったとしても、
モノを大切に扱い、片づけられているのなら、
それはその人の「人格」部分。
 
  
コンビニの店員さんだろうが、
めっちゃ社会的な強者であろうが、
何かをしてくれた時にお礼が言えるのであれば、
それがその人の「人格」部分。
 
 
他にも、
 
誰との待ち合わせであったとしても、
きっちり時間前には来る。
 
モノを落としちゃったら、
そのモノに「ごめんね」と言いながらなでる。
 
傷つく言葉のチョイスは避ける。
 
なるべく笑顔でいる。
 
エトセトラ、エトセトラ。。。
 
 
 
そう。
 
自分にプラスだからとか、
その人のことが好きだからとか、
怒らせるとコワイからとか、
あとあと面倒だからとか、
 
そういったこととは無関係に
発する言葉、所作、行動。
 
 
そういったものが「人格」なんじゃないかな?
と思う。
 
 
 
もちろん逆に、
 
 
人の話は、なるべく否定から入る。
 
常に散らかっている。
 
どんな人にも平等に、自分を認めさせようとする。
 
既読スルーがデフォルト。
 
 
なんていう人は、
それが、その人の「人格」なのだろう。
(その現象においては、ね) 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
人格をみがくのは、なぜ難しいか?
 
 
それは、日常の9割、、、いやそれ以上を支配している
「関係性」を超えたところに顕在化するからだ。
 
 
ある人にとって最悪な人でも、
ある人にとっては、かけがえのない人だ。
 
それは、たとえあなたにとって
今世紀最悪のワーストヒューマンであっても 
その人を必要とする人はいる(ことが多い)。
 
 
でも、人格は、
そういった「誰かとの関わり」で
ブレたりしないところにある。
 
 
関係性や、その時の自分の状況。
それが曇天であればあるほど、人格は試される。
 
 
自分がめっちゃ最悪の時に、
スーパー嫌いな人にできる、
その人のためになること。
 
 
そんなことが、自分の人格をみがく
最良の方法なのかもね。
 
 
人格とは、
 
【 関係性に左右されない発言と行動 】
 
である。
 
 
いやぁ、ムズいわ。
 
あとは、まかせるわ ← 人格
 
 
ではでは。
 

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