「最近、ふと思ったんだけどさ」
「ん？なに？」
「俺ら、小麦製品って、けっこう食べてるじゃん？」
「うん」
「なんなら、米より食べてるかもじゃない？」
「かもね」
「なのにさ、米の田んぼはまぁ見るけど、
麦畑って見ないよね？」
「まぁ、そんなには見ないね」
「いや、全然見たことなくない？
それっておかしくない？」
「えー、まぁ、輸入に頼ってるんでしょ？」
「それにしてもおかしいよ。
で、考えたんだけど」
「なによ」
「俺らが普段食べている小麦粉って、
稲穂っていうか、穂のある
あの麦じゃないんじゃないかな？」
「はい？なにそれ」
「ホントはさ、別の、
なんかよく分からない植物の粉で、
それを健康的な、あの穂のイメージで
食べさせてるんじゃないかな？」
「えー、じゃあ本当はどんな植物なのよ？」
「たとえばさ、粉がつまった
バレーボールくらいの実が
ドクンドクンしてて、
熟したらパァーン！って弾けて
粉が撒き散らかされるような？」
「それこそ、そんな植物、
育てられてるの見たことないよ？」
「ああ、たぶん地下で育てられてるんだよ」
「ふぅん」
「で、俺らはよく分からない
〖小麦粉と名付けられた何か〗を、
ニコニコ食べてるんだよきっと」
「はは、、、なんで気づいたの？」
「いやぁ、、、って、えっ？？」
「そこまで知ってるって事は、
見た、って事だよね？」
「えっ？何言ってるの？」
「まさか、全部、勘だとでも？
君のような勘のいいガキは嫌いだよ」
「え？全部妄想だよ？嘘だよ？」
「我々のトップシークレットを
知られたからには、、、
生かしてはおけんな、、、」
「ちょっ、、、待っ、、、、」
「連れて行け」「ハッ！」
「え？あんたら誰？
、、、って、やめろぉぉぉっ…!!!!」
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「ふぅ、、
われわれノちきュうしんりャく、
もッと、しんちョうに
すすめナけれバ、、、」
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なんてことになってない事を祈る（笑）