誰もが充実した人生を送りたい。
そんな中で、個人的に
「これが、人生の質を変えるなぁ」
と最近考え、できるかぎり実践していることがある。
それはメンテナンス。
自分の「大切」が、
ベストな状態であり続けられるように
ていねいにエネルギーを注ぐこと。
そのメンテナンスには、
大きく分けて3つあると思う。
それは、
・自分のメンテナンス。
・空間のメンテナンス。
・人間関係のメンテナンス。
の3つ。
自分のメンテナンス。
それは、お風呂に入ることかもしれない。
食事をすることかもしれない。
太陽を浴びることかもしれない。
運動をすることかもしれない。
また、深い睡眠もそうだろうし、
人によっては瞑想やトレーニングもある。
胃腸を休めることや、肌をいたわること。
ゆっくりと深呼吸をしたり、
ただただぼーっとすることもあるだろう。
自分のココロとカラダとアタマを、
本来の自分に戻すための
ていねいな時間と、手間。
テレビやネットサーフィンも
そうなのかもしれないけれど、
どちらかというと、もっと自然な、
人の営みとしてのお手入れ。
それに時間をかける人と、
怠る人とでは、人生の質は変わってくるだろう。
空間のメンテナンス。
自分の仕事場を整えることかもしれない。
パソコンのデスクトップの整理や、
実際の机を片付けることかもしれない。
ごみを分別する、捨てる。
モノを、あるべき場所へ戻す。
部屋に掃除機をかける。
洗い物、洗濯物を整える。
冷蔵庫の中をきれいにする。
いらないものと、バイバイする。
呼吸ができる空間を取り戻す。
自分にとって「私の居たい場所」を創る。
空間こそが、もっとも人生に影響を与えるものの
ひとつなのだから。
そして、人間関係のメンテナンス。
大切な人との時間を持つ。
話したいのに話してないことを話す。
相手の話を、聴く。
時間をかけて、しっかりと向き合う。
相対した時、自分が素直なのか、
それともエゴの鎧を着ているのかを
たしかめる。
手紙を書く、連絡する。
「ありがとう」「ごめん」を伝える。
世界が違った人、
いる世界が変わった人と、バイバイする。
人生の方向性は「誰といるのか」で決まる。
そして、「誰に、どれだけ真摯だったのか」で
人生の質は決まるのだろう。
個人的には、本人の年齢に合わせて
メンテナンスの時間は増やすのがいいように思う。
10歳ならば、メンテナンスより
新しいこと、新しい世界に触れればいい。
メンテナンスは、1割くらいでいい。
30歳ならば、今までの知見も使いながら
世に問いていけばいい。
メンテナンスは、3割くらいかな?
50歳にもなれば、半分は
「自分、空間、人間関係」
のメンテナンスに使った方が、
人生としては豊かな気もする。
それまでに、それだけの時間を使えるように
なっているのが難しいのだろうけれど。
90歳になれば、
もはや誰かの邪魔になるよりも
今までに培ってきたことで
自分で自分を幸せにすればいいと思う。
自分よりも若い世代が
より新しい世界を創っていけるよう、
メンテナンスにフォーカスすればいいと思う。
実際のところは難しい側面もあるだろうけれど、
それが世の中の新陳代謝としても美しいし、
自分の人生を豊かにするようにも感じる。
ま、今、そう思っているだけなのかもしれないのだけれど。
ではでは。