ちまたでは、
「自分の夢を紙に書き出してみましょう」
とか、
「夢を詳細にイメージすればかないます」
みたいな事が言われているよね。
私自身も目標設定とかやっていたり
やり方をお伝えしている身なので、
その効果はよく理解しているつもりだ。
その中で、
「ああ、こんな書き方もアリなんだ」
「そりゃ、かなっちゃうわー」
と思える「夢の書き方」をしている人がいたので
今回はそれをシェアしようと思う。
今回紹介する書き方をしていたのは、
私の恩師の一人で、もうずいぶんと前の話になる。
(かれこれ8年~9年くらい前?)
詳しくは書けないんだけれど、その恩師は、
今では途方もないスケールの夢をかなえていて、
それも、
「ああ、あの人なら、そりゃ実現させるわ」
と、素直に思えてしまうような人。
なぜ急に、彼のこのエピソードを思い出したのか
全然分からないんだけれど、
たぶん必要な人がいるのだろう。
それが、あなただったら、うれしいね。
さてさて。
当時、私はその人が住んでいた家に
ちょくちょく遊びに行っていた。
今から思えば、
「特に何をやっていたんだろう?」
みたいな時間だったけれど、
そんな時間の中で、たくさんのことを教えてもらった。
そんな何気ないある時。
その日も、ふらりと彼の家にお邪魔させてもらっていた時に、
ふと、キッチンにある小さなホワイトボードを
見るとはなしに見てみたんだよね。
ほら、ちょっとしたメモとか
ことづけとかを書くのに便利な、
百均でも置いてあるようなホワイトボードってあるじゃない?
そこに書かれていたものが、
「買い物メモ」
みたいなものだったんだけれど、
それが、当時の私としては衝撃だった。
いやね。
普通に
「トマト」
とか、
「ねぎ」
とか、
「大根」
とか書いてあるんだよ。
でも、その中に、
「フェラーリ テスタロッサ」
と、きわめて普通に書いてあったんだよ。
もう、トマトとかねぎとか大根とかと
まったく同じ感じで。
いや、もしかしたら車種は
「フェラーリ テスタロッサ」
じゃなかったかもしれない。
でも、間違いなく誰でも知っているような
高級外車の名前が書いてあったんだよね。
当時の私は、台所に普通にかけられている
そのホワイトボードに衝撃を受けて、彼に
「あの。。。
あそこに書いてあるのは、何ですか?」
と聞いてみた。
すると、その恩師は始め
「え?何が?」
みたいに、何を聞かれているのか分からない表情をしたあと、
「ああ、あれね。
買うからメモしているんだよ」
と、さらりと言ってのけた。
私はさらに、
「もう、購入日とかが決まっているんですか?」
とたたみかけたんだけれど、彼は
「いや、特には決まってない。
でも、いつか買うから、忘れないようにね」
と、ごく当たり前のことのように言い放って、
「でさー、さっきの話の続きなんだけれど。。。」
と、今までの会話に普通に戻って行ったんだよね。
いやぁー。
今、思い出してみても、やっぱ強烈だわ。
台所の「買うものメモ」の中に、
普通に書いてある「フェラーリ テスタロッサ」。
そして何より、書いた本人が
「ふふん♪
いいでしょ?こうやって書いておくの」
なんて態度じゃなくて、ごく当たり前に
「え?だって買うじゃない?」
と、買う事になんの疑問を抱いていないという
そのあり方っつーか態度っつーか。
すごいわ。変わってるわ。変態だわ。クレイジーだわ。
でも、
そんな彼は、今ではそんな高級外車を
はるかに凌駕する夢をいくつも実現させていて、
たくさんの人の夢をサポートもしている。
単なる妄想人では、なかったんだよね。
いや、まいったわ。
さてさて。
「夢を紙に書いてみよう!」
とか、
「具体的にイメージしてみよう!」
と言われているし、欲しい未来があるのであれば
そんな方法も試してみることに、私も賛成だ。
その上で、さらに
「夢は、体に落とし込んだ方がいいよね」
と思う。
「夢」とか「高い目標」となると、
なんかどうしてもイメージの中で見上げてしまうような、
「書いてはみたけれど、
今の自分には、ちょっと届かないな」
なんて、「夢を、あがめてしまう」状態になりがちだ。
でも、たぶん
それより近くに置いた方が
かないやすくなると思う。
極端な話、
「もう、実現しちゃったんだっけ?あれ?」
みたいに思えちゃうほどのレベルでも、
誰にも迷惑をかけないのであれば
全然いいんじゃないかな?なんて思うんだよね。
夢が実現したら、それは日常になるわけなんだから
イメージの中でも、先取りしちゃってもいいのかもしれないよね。
いやぁ、それにしても、
ホント、8年も9年も前から
愛すべき変わりものたちと出会っているなぁ。
なんて、あらためて思う次第。
今さら「普通」って分からなくなっているので、
このまま私も頑張って「変わりもの道」を
極めていきたいと思います。
ではでは。