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お願いするな!提案しろ!

 
お願いするな!提案しろ!
 
 
先日、とある電子書籍を読んでいる時に
こんな言葉が飛び込んできた。
 
 
 
『相手に何かしてもらうという
 お願いのパラダイムから脱して、
 肩を並べて同じ方向に向かって頑張ろうという
 戦友になるのです。』
 
 
 
その本は、セミナー主催の方法について
書いた本だったので、この話がメインと言うわけではない。
 
 
ただ、どのような時においても、できるかぎり
「お願い」というスタンスよりも
「提案」という形に持って行こう。
 
 
その方が、自分も、受ける相手としても、
気持ちが良いですよ、ということを提唱している。

 
 
 
 
なるほどね!たしかに!
 
 
 
 
 
たとえば、あなたが誰かから
 
 
「ねぇ、お願いがあるんだけれど。。。」
 
 
とお願いされた時、
もちろん気持ちよく受け入れることもあるだろう。
 
 
でも、
 
そのお願いにあまり気が進まないとしたら、
ちょっと困る。
 
 
断るにしても、なんか悪い気がするし、
その後の人間関係のことを考えると、
ちょっと気まずく感じることもあるだろう。
 
 
 
 
 
対して。
 
 
お願いではなく、
 
 
「ねぇねぇ、こんな話があるんだけれど、
 興味がある?
 
 あなたにとっても、良い話かと思って
 声をかけたんだけれど?」
 
 
という、純粋な「提案」であれば、
興味があればすぐさまOKするだろうし、
今回興味がなかったとしても、
 
 
「いい話を聞かせてくれたな、ありがたいな」
 
 
と思いながら、気持ちよく断ることが出来るだろう。
 
 
 
 
 
もちろん、その人との人間関係の深さや
タイミング等にもよるだろう。
 
 
けれど、基本的には「お願い」よりも「提案」の方が、
相手が受け取ったり断ったりしやすい、
愛情ある行為である場合が多いと思うんだよね。
 
 
 
 
なので、
 
 
私のまわりでうまく行っている人であればあるほど
できるかぎり「お願い」ではなく「提案」をするように
日々心がけている人が多いように感じる。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
 
では、「お願い」と「提案」は
具体的には、どう違うのか?
 
 
 
先述の本には、こう書いてある。
 
 
 
 
『お願いというのは、
 こちらから提供する価値よりも、
 相手に期待する価値が上回る時にするものです。
 
 逆に紹介してもらうという行為に対して、
 こちらから提供する価値が上回ると信じるのなら、
 堂々と「紹介の機会を提供している」という気持で
 臨めるはずです。』
 
 
 
 
つまり。
 
 
お願いは
 
【 自分の受け取る価値 > 相手の受け取る価値 】
 
 
という認識の時に発生するもの。
 
 
 
提案は、
 
【 自分の受け取る価値 ≦ 相手の受け取る価値 】
 
 
という認識の時に発生するもの
ということらしい。
 
 
 
 
私自身は、この定義に
 
 
「なるほどー!」
 
 
とうなずいたんだけれど、あなたはどうだろう?
 
 
 
 
 
 
 
誰かに何かを依頼したくなった時、
すぐに
 
 
「頭を下げてお願いをしてみよう」
 
 
とするのではなく、ひと呼吸置いて
 
 
「どうすれば相手が喜ぶような“提案”になるかな?」
 
 
と、自分の中の「価値の棚卸」をしてから
相手にアプローチしてみるのは、
相手を思いやった行為だと思うんだけれど、いかがざんしょ?
 
 
 
 
 
とはいえ、
 

「でも、提案をしようと思っても、
 私には、提案出来るような価値がありません」
 
 
「やっぱり、頭を下げることしか
 私には出来そうにないんですけれど?」
 
 
 
と思う人もいるかもしれない。
 
 
 
 
 
 
でも、けっこうそんなことないんだぜ?
 
 
 
 
その時その時で違うだろうけれど、
いろんな価値を提供できる可能性はある。
 
 
ざざっと分類するだけでも、4つくらいは出て来る。
 
 
 
 
まずは、シンプルにお金。
 
 
「協力してくれたら、お金を支払う」
 
 
という提案ができる時もある。
 
 
 
また、変則的なものとしては
 
 
「協力してくれたら、モノをあげる」
 
「協力してくれたら、
 持っているコンテンツを提供する」
 
 
という形で、お願いではなく提案をすることが出来るだろう。
 
 
 
 
 
 
 
2つ目は、技術や労力の提供。
 
自分の持っているスキルを使って、相手に何かをする。
 
あるいは、誰でも出来るようなことであっても
時間を使って相手の代わりにやってあげる。
 
 
これも、相手によっては最高に価値がある場合がある。
 
 
 
具体的には
 
 
「今回協力してくれたら、
 あなたのホームページを作ってあげる」
 
 
とか、
 
 
「お礼に、素敵な写真の撮り方をレクチャーする」
 
 
とか、
 
 
「あなたが働いている間、
 あなたのゲームキャラクターの
 レベルを上げておく」
 
 
なんていうのが、このパターンの提案だろうね。
 
 
 
 
 
 
3つ目は、人のつながり。
 
相手が繋がっていない人を紹介するというのが
このパターン。
 
それは、一人の場合もあるだろうし、
複数の場合もあるだろう。
 
 
 
具体的には、
 
 
「あなたのお仕事上プラスになる人を紹介する」
 
 
とか、
 
 
「遊びの達人を紹介する」
 
「素敵な異性を紹介する」
 
 
なんていうのもあるし、
 
 
「協力のお礼として、
 あなたの販売している商品を、
 私のお客様全員に紹介するよ」
 
 
なんていう、不特定多数の紹介もあるだろう。
 
 
 
  
 
 
そして、4つ目としては、
 
 
「使命の共有」とかもある。
 
 
 
たぶん、今書いてきているものの中で、
ハマると最もパワフルなのが、コレ。
 
 
「この価値あるものを広めるメンバーに
 あなたを加えたい」
 
 
「社会を、世間を、世界をびっくりさせてやろうぜ!」
 
 
みたいなのは、お願いではなく、
れっきとした提案だ。
 
 
その「歴史」に一緒にいられる、ということそのものが
相手にとって最高の価値になる場合もある。
 
 
 
 
いろいろだよね。
 
 
 
 
 
 
もちろん、提案にしても何にしても
 
 
「コレコレをやってくれたら、こうしてあげる」
 
 
というのが、あまりにもあからさまだと
あなたの人間性が疑われる場合もあるし、
受け取る方も気持ち良くない。
 
 
なので、
 
「取引」「契約」みたいな感じじゃなく
スマートに提案できると、いいんだろうね。
 
 
 
 
 
「なるほど、お願いじゃなくて提案する意義は
 なんとなく分かりました。
 
 でも、具体的にどうやっていいか、
 イマイチ分かりません」
 
 
 
という場合もあるだろう。
 
 
 
 
その場合は、とっても簡単。
 
 
 
相手に「なにが欲しい?」って聞いちゃえばいいのだ。
 
 
 
 
 
「今、何か困っていることない?
 私が提供できることがあったら、言ってね」
 
 
って、相手に聞く。
 
 
相手のニーズは、結局相手にしか分からない。
 
 
それを「あーだこーだ」って考えていても
時間の無駄だ。
 
 
 
なので、シンプルに聞いちゃう。
 
 
 
 
 
 
もしかしたら、
 
 
「一緒にご飯食べに行って」
 
 
とか、
 
 
「ちょっと落ち込んでいるから、そばにいて」
 
 
とか、
 
 
 
 
「え?それでいいんすか!?」
 
 
みたいな答えが返ってくるかもしれない。
 
 
 
 
案ずるより産むが易し、
 
 
いろいろやってみるのがいいかな?
 
 
 
 
 
 
とはいえ、
 
 
ここまで書いて来た私自身は、
素直な「お願~い☆」も、それはそれでうれしい、
 
「認めて君」
 
「誉めて君」
 
だったりするんだけれどね(笑)
 
 
 
 
ではでは。
 
 

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