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ダイヤとなるか?炭で終わるか?

先日、とあるセミナーに参加してきた。
 
私が絶対の信頼を置いている
友人たちが主催するセミナーだったんだけど、
 
 
「内容は、参加するまで、よくわからない」
 
「参加メンバーも、よくわからない」
 
「分かるのは、セミナー料金と開始時間だけ」
 
 
という、とっても「安心感のある」招待だった(笑)
 
 
 
それでも、
 
 
「彼らがやるのであれば、全く問題ないだろう」
 

という信頼があったので、
招待のあった直後に参加を決めた。
 
 
 
 
 
 
当日、参加してみて、
その内容に、あらためて感動した。
 
 
 
感動したのだが、
どこからアウトプットしていけばいいのか
数日たった今でも、なかなか悩むというのも
正直なところ。
 
 
 
セミナーのテーマとしては、
 
「ものごとの抽象化」
 
というものが主軸のひとつに置かれていて、
 
 
「様々な現象を抽象化してとらえることにより、
 より大きなステージから見ることができる」
 
 
「現象のエッセンスから学ぶことにより、
 偉大な人物がやっていたことを
 今の自分にも置き換えられるようになる」
 
 
「優先事項ではなく、最優先事項をみつけるためには
 抽象化が必須である」
 
 
というような事が、様々な角度から伝えられた。
 
 
 
とても充実した内容だったのだが、
 
テーマが「抽象化」という時点で、
あるパラドックスが生まれることになる。
 
 
「抽象化」を言語で説明しようとすると、
それは、どうしても「具体化」を含むことになってしまう。
 
 
 
たとえば、自然の美しさを言葉で説明しようとした時に、
説明しようとすればするほど、
その本来の美しさから離れていってしまうのと同様に。
 
 
 
 
そんな、非常に難しいチャレンジに立ち向かう
友人である講師たちに、あらためて敬意を払ったんだよね。
 
 
 
まぁ、そんな中、
 
比較的言語でも説明しやすいトピックを中心に
シェアしようと思う。
 
 
 
 
今回は、そのうちのひとつ。
 
 
「自分さがし」の無意味さについてだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「本当の自分は、何者なんだろう?」
 
 
と、「自分さがし」をしている人って、いるよね?
 
 
 
 
でも、それは実は、あまり、、、、というか
全然意味のない行為だったりする。
 
 
 
というのも、
 
 
 
「自分」というものは、ドラゴンボールみたいに
どこかに転がっているものではないからだ。
 
 
 
「今の自分は、本当の自分ではない」
 
 
「どこかに、本当の自分がいるはずだ、あるはずだ」
 
 
というのは、今の自分に満足が出来ていない
現実逃避の心理から来る、怠けた心が見せる幻想であるらしい。
 
 
 
 
「自分」というものは、「さがして見つける」
 
という性質のものではなく、他者との関係性の中で
表出するものなのだ。
 
 
 
つまり、
 
 
「自分」というものは、
その人自身が「定義」するものなので、
 
 
どこにさがしに行っても、決して見つからないものなのだ、
 
 
と断言する。
 
 
(少なくとも、講師はそう思っている。
 「こう思え!」という強制はないけれどね)
 
 
 
 
自分というものが「定義」するものである以上、
 
 
その人が
 
 
どこにいようと、
 
 
誰といようと、
 
 
今、その人がどういう状況で、
 
 
過去、どういう状況だったのかも、
 
 
 
すべて、自分自身で決めることが出来る。
 
 
 
 
 
  
 
 
そして、今、決めた定義づけにより、
 
 
未来の自分を決めることが出来るわけで、
どんな人間になるのかも、その人が決めることが
できる、というわけだ。
 
 
 
ダイヤモンドも、普通の炭も「炭素」であることには変わらない。
 
 
 
しかし、その内部の繋がり方が違うから
ダイヤモンドはダイヤモンドなわけであり、
炭は炭なわけだ。
 
 
 
 
外の世界と自分がどう関わるか?
 
どう繋がるかによって
 
 
私たちはダイヤモンドにも、炭にもなれる。
 
 
 
そして、私たちを炭素の構成要素の一つだととらえた時には、
 
 
自分一人がどうであるかよりも、
他との繋がり方、関わり方の方が、より大切なわけだ。
 
 
 
自分一人が「本当の自分」になるなんてのは幻想にすぎず、
あくまでも他者との関係性により、「自分」は表出する。
 
 
 
なるほどなぁ、と思ったんだけれど、
あなたはどう感じるだろう?
 
 
 
 
 
かく言う私は、今、自分が炭なのかダイヤなのかは
分かっていないんだけれど、
できれば、
 
 
「イグゼロと関わっているから、
 ダイヤモンドになれているなぁ」
 
 
 
と思ってもらえるようになりたいものですわ。
 
 
ではでは。
 

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