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誰かに怒りを感じるのならば。。。

 
誰かに怒りを感じるのであれば、
何かを見落としている可能性がある。
 
 
 
今回の内容も、先日行った友人の
セミナーの内容をシェア。
 
 
セミナーのメインテーマが
 
「ものごとの抽象化」
 
という、俄然セミナー向きじゃないテーマだったんだけれど
内容は感動的に素晴らしかった。
 
 
 
ただ、
 
「抽象化」をセミナーで説明するという
「言語化」をすると、それ自体が具体化に進んでしまう。
 
 
そんなパラドックスを抱えながらの内容だから
シェアするのが非常に難しいんだよね。
 
 
それでも、あえて頑張って
シェアをしてみたいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
世の中には、継続して成果を上げている人って
いるよね?
 
 
 
そして、その成功の秘訣をひも解いていくと、
たいていは、
 
 
 
「感謝の気持ちを持っている」
 
とか、
 
「チームを大切にしている」
 
とか、
 
「お客様を大切に、与える精神を持っている」
 
 
などが挙げられている。
 
 
 
 
 
 
しかし。
 
 
しかしだ。
 
 
 
世の中の成功者、継続して成功している企業が
すべてこのような原則で動いているのか?というと、
(少なくとも表面上は)そう見えない場合も多い。
 
 
 
非常にワガママな経営スタイルだったり、
 
従業員のクビを、平気でバサバサ切ったり、
 
お客様のことを考えているとは思えないサービスだったり。
 
 
 
そんな「悪い」「原則に反している」ように見える現象を
どう捉えればいいのだろうか?
 
 
 
たとえば、
 
 
フェラーリのカーデザインで有名な
奥山清行氏は、自分のチームメンバーがデザインしたものが
良くないと、
 
 
「こんなデザイン、俺に見せるな!」
 
 
といったニュアンスの事を言いながら、
そのデザインした紙を引っぺがし、床に捨ててしまったそうだ。
 
 
 
 
また、スタジオジブリの宮崎駿氏も、
アニメーターにはきつく当たり、
 
「やめてしまえ!」
 
と言うようなこともあるらしい。
 
 
 
 
これは、成功の原則から言えば、
間違っているのではないだろうか?
 
 
と、つい思いがちだ。
 
 
 
 
しかし。
 
 
 
今回のセミナーの主催者は、こう考える。
 
 
 
「それでも素晴らしい成果を出していると言う事は、
 現象を見ている私自身に、
 なにか本質的な“見落とし”があるに違いない」
 
 
と。
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、奥山氏にしても、宮崎氏にしても、
より深くその人となりを知ろうと努力する。
 
 
 
 
 
 
結果。
 
 
 
奥山氏には、チームを大切にしすぎたせいで
ぬるま湯的な環境になり、実績をだせないまま
チーム全員を解雇した過去があることを知り、
 
 
宮崎氏にしても、単に威張り散らしているのではなく、
「絵を真似している絵」に厳しく、
「本物の自然などから学ぶ姿勢」がある人には
熱心に、丁寧に教え続けるということを知る。
 
 
 
 
どちらも、もっと高い位置から見れば
原則を死守していることを知るわけだ。
 
 
 
 
 
 
 
だから。
 
 
 
セミナーの主催者である人は
 
 
「もし、自分が怒りを感じるならば、
 何か見落としがあるに違いない」
 
 
と考えるようになり、
自分の視野を、とことんまで広げる努力を
し続けている、と言うことだった。
 
 
 
 
 
 
  
これって、とても謙虚で
素晴らしい姿勢だと思うんだけれど、どう思う?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
普段の日常で、誰かに
 
 
「イラッ!」
 
 
とすることは、あるだろう。
 
 
 
ない?
 
私は、ある(笑)
 
 
 
もしないのなら、あなたの方が私より人間が出来ている。
 
 
 
 
まぁ、それは置いておいて。
 
 
 
「イラッ!」とするような事があるとしても、
 
でも、考えてみれば、私が「イラッ!」とするような人でも、
 
 
私よりも何かに長けている事は多いし、
私が出来ないことを出来ることも多いだろう。
 
 
 
少なくとも、その人は、その人の状態で
その人の年齢まで、何かを積み重ねて来ているわけだ。
 
 
 
だから、頭ごなしに
 
「あの人は、ダメ!」
 
なんて言える人は、この世に存在しないとも言える。
 
 
 
 
 
なので、
 
そうではなくて、
 
 
「あの人に怒りを感じるのならば、どうやら私は
 何かを見落としているに違いない」
 
 
と考えた方が、自分の視野は広がりそうだ。
 
 
 
 
この「見落とし」が発見出来た時に、
ものごとの抽象度は広がり、
より高い視点からも、世界を見ることが出来る。
 
 
 
そんなことを教えてくれているような気がするんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
もちろん、セミナー主催者は
もっと崇高なことを教えてくれようとしているんだけれど、
現時点の私が受け取ったのは、こんな感じのことだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
「怒りを感じるのならば、見落としがある」
 
 
これは、直感的に真実なような気がする。
 
 
 
と、いうことは。
 
 
 
 
どうやら、私は自分が思っている以上に
世界を見落としまくっている可能性がありそうだ(笑)
 
 
 
いやぁ、世界って、広いですね~
 
 
 
ではでは。
 

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