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足を引っ張られていると。

先日、生まれて初めて本格的に占いをしてもらったのね。
 
 
もともとその占い師さんとは
仲の良い飲み友達だったので、
占いの中身は、私に対して本当に親身になってくれている
素晴らしいものだった。
 
 
 
その中で、
 
 
「うーん、もしかしたら
 イグさんの足を引っ張っている人がいるかもなぁ」
 
 
というアドバイスもあったので、
 
 
「ええっ!?マジっすか!?」
 
 
という驚きがあった。
 
 
 
占いの他の内容がビシバシ的中していただけに、
そこに関してだけは
 
 
「あらー、どうしましょうかねぇ~~」
 
 
と、深刻に悩んでしまったわけ。
 
(全然、深刻さが伝わらないだろうけれど。笑)
 
 
 
 
そこで、
 
 
恩師に近況報告をしている時に
 
 
「占いで、こんなことを言われちゃったんですよねー」
 
「なんか、足を引っ張っている人がいるらしいんですわー」
 
 
と、ぽろっと言ったところ、恩師は面白い考え方を教えてくれた。
 
 
 
 
恩師は私の話を聞くと、
 
 
「イグちゃん、ところで
 足を引っ張られるのって、悪いことなの?」
 
 
という質問をしてきた。
 
 
 
私は、質問をされるまで
 
 
「足を引っ張られる = よくないこと」
 
 
という考え自体に、1ミリも疑いを持っていなかったため
目上の恩師に対して、素で
 
 
「へ?」
 
 
と言ってしまうありさまだった(笑)
 
 
 
 
恩師はそのまま、
 
 
「イグちゃん、じゃあ立ちあがってみて」
 
 
と私を立ちあがらせると、
恩師は私の足首を持った。
 
 
いわゆる「足を引っ張って」いる状態だ。
 
 
 
そこから、
 
 
「はい、前に進んでみて」
 
 
と言われたので、私は言われるまま、
前に進もうとしたわけ。
 
 
(この恩師は、少々変わり者だけれど、
 体感させて学ばせてくれる素晴らしい人物だ)
 
 
 
 
私は前に進もうとする。
 
 
でも、当たり前だけれど、足を引っ張られているから、
前に進むことはできない。
 
 
それでも前に進もうとがんばっていると。
 
 
 
「ぱっ」
 
 
と、突然、恩師が私の足を離してしまったのね。
 
 
 
当然、私は突然のことだったので、
前につんのめって、転んでしまったわけ。 
 
 
 
 
私が呆然としていると、恩師はニコリと笑って、
 
 
「足を引っ張られているからと言って、
 突然縁を切ろうとすると、あまりよくないんじゃないかな?
 
 たとえ仮に足を引っ張る存在がいたとしても、
 それは、今は、自分の脚力をアップさせてくれている存在。
 
 いつか時が来て、自然に離れた時には、
 イグちゃんは、その人たちのおかげで飛躍できる。
 そんな風に考えても、いいんじゃないかな?」
 
 
と、私に手を貸して起き上がらせてくれた。
 
 
 
 
私は、その話を聞いて、
 
 
「なるほどなぁ」
 
 
と、心が穏やかになったんだけど、いかが?
 
 
 
 
 
自分にとって、
あの人は足を引っ張る存在なのか、そうでないのか?
 
 
そんな風に疑心暗鬼になっても、あまり良いことはない。
 
 
そして、無理に縁を断絶したとしても、
今みたいにつんのめってしまうことにすらなる。
 
 
 
 
ならば、
 
「縁を切る」
 
のではなく、自然と
 
「縁がほどける」
 
時が来るのを、待てばいいのかな?
なんて思ったんだよね。
 
 
 
もちろん、あからさまにイヤガラセをしてくるような人には
それなりの対応があるかもしれない。
 
 
 
でも、
 
 
「周りの全員が、もしかしたら敵なのか?」
 
 
みたいになるのは、さすがに行き過ぎだなぁ、
なんて思った次第。
 
 
 
占い師さんの親身のアドバイスはそれで大切にして、
自分にできることをやっていこう、
というスタンスに戻ることができた、というお話。
 
 
 
 
さて。
 
 
 
恩師は、
 
 
「あなたがやるべきことをやれば、
 足を引っ張る人は去ってゆく。
 
 足を引っ張る人がいる、ということは、
 あなたが人生においてやるべきことが他にある、
 ということを、教えてくれているんだよ」
 
 
とも教えてくれた。
 
 
 
たしかに、そんなものなのかもしれないなぁ、
なんて思う。
 
 
 
私自身が「やるべきこと」というのは、
どんなものなのか?
 
 
これが正解!
 
 
なのかどうかは分からないけれど、
今、自分ができるベストを尽くしていこうと思いますわ。
 
 
 
もし、あなたも誰かに
 
 
「足を引っ張られている?」
 
 
と思った時には、今回みたいに考えるのもアリかもしれないよね。
 
 
ではでは。

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