新しいことに挑戦しようとしている人はもちろん、
日々、それほど変化を求めていない時であっても、
何かと迷うようなことって、出てくるよね?
たとえば、
「仕事上のトラブル発生!」
とか、
「売り上げが下がってきてしまった」
とか、
「あの人を怒らせてしまった。」
とか、状況はいろいろだ。
で、
そんな時に、つい頭に思い浮かんでくる言葉の
代表的なひとつに
「どうしよう。。。?」
というものがあると思う。
起きてしまったことが重大であればあるほど、
頭の中では
「どうしよう???」
という言葉ばかりが駆け巡って、
実際の行動を、なかなかスタートできない
ということも、多いような気がする。
いやね。
それを責めているわけじゃない。
私だって、何かが起こるたびに
「どうしよう???」
と、頭の中のデータベースを
ひっくり返している始末だからね。
ただ、
先日、尊敬している、とある方に
「 ”どうしよう” という思考は、
過去にフォーカスしている言葉だよね」
と指摘され、「ああ、そう言われてみれば、、」
と、振り返ったんだよね。
つまり。
「どうしよう?」
という言葉から導き出されるのは、
自分の中の、過去の体験や知識から
解決方法を探している思考回路だよね?
過去のデータベースから、
似たような事象を探し出して、
今回の解決に活用しようとしている回路。
弁護士が、過去の判例から
今回の罪状を値踏みするような感覚。
もちろん、それが役に立たないとは言っていない。
同じような問題ならば、
「どうしよう?」という過去の蓄積から
解決方法を導き出すのも、大いに役に立つだろう。
でも、
もっと大きな問題や、
自分にとって、初のケースの場合は、
いくら
「どうしよう?」
という言葉をつぶやいても、
何も出てこないし、うまくいくわけがない。
過去のデータベースには、なんのデータもないのに
ずっと同じ場所を探しても、
何も見つかるわけがない。
でも、
「どうしよう?」
と言っている間は、脳はずっと
過去のデータベースの中を探し続けてしまう。
で、当たり前のように見つからないので、
ずっとフリーズをしてしまい、行動できない。
ということになる。
こうやって書くと当たり前っぽいけど、
ついついやってしまっていることが
(少なくとも私は)多いので、ホント気を付けたい。
なので。
「どうしよう??」
としばらく考えても、解決方法が見つからないときは、
質問自体を変えたほうが、早いだろう。
たとえば、
「誰に聞こう?」
なんていうのは、けっこう機能する
質問のように思う。
「どうしよう?」
という質問自体は、悪いわけじゃない。
ただ、あくまでも「過去」から
解決方法を探している言葉なんだな、
ということを意識してみても、面白いかもね。
さて、
この話を聞いて、あなたは「どうします」か?(笑)
ではでは。