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食はシチュエーション。

今回のタイトルは、今朝読んでいた
とある尊敬する方からの言葉から拝借。
 
言葉って、こうやって伝播していくのだなー、
なんて思う。
 
 
 
さてさて。
 
 
みんな、日々いろいろなものを食べるじゃない?
 
そして、食事をするシチュエーションって
なにも自宅でいつもどおり、ってだけじゃないよね。
 
 
外食に行く時もあるだろうし
 
パーティに出る時もあるだろう。
 
 
また、自宅だったとしても
 
家族で食べる時もあるだろうし、
 
一人で食べる時もあるし、
 
友人を呼ぶ時もあるだろうし、
 
自炊する時もあれば、
 
お惣菜を買ってきて食べる事もある。
 
 
 
 
で、
 
「食べること」「食事」って、
本当に身近で日常的で、
これ以上ないほど普通の営みだからこそ、
 
「豊かさ」
 
の源泉が隠されているように、あらためて思う。
 
 
いや。なにも、
 
「食が豊かさの源泉だから、
 ゼイタクなごちそうばかり食べましょう」
 
なんていうつもりはない。
 
 
むしろ逆。
 
 
ゼイタクなごちそうを食べる時もあっていいけれど、
そうじゃない質素な食事を食べて
 
「ああ~、しあわせ~」
 
と感じるようなこともあった方が、
人生の豊かさのバリエーションは増えると思う。
 
 
ほら、スキー場とか
真夜中の冬の空の下で食べるカップラーメンとかって
それはそれで究極に美味しかったりしない?
 
そんな時は
 
「化学調味料が。。。」
 
とか、
 
「合成着色料が・・・」
 
なんてヤボな事は言わずに、
頬が切れるような寒さの中
舌をやけどするくらいズルズル食べたい。
 
 
 
ちょっと極論かもしれないけれど、
人生の豊かさのバラエティの多さは
食のシチュエーションのバラエティの多さに比例するかもしれない。
 
 
そして、
 
自分にとって最高の食との付き合い方と
シチュエーションを知っている人は、
それだけで相当「人生の勝者」のようにすら思える。
 
言いすぎ?(笑)
 
 
 
 
個人的には、食と接する
シチュエーションのバラエティは
多い方かな?と思う。
 
 
パーティとかも出るし、
高級レストランとかも行くし、
居酒屋も行くし、
お惣菜も買うし、
自炊もするし、
 
たまには
「食べない」
という食との接し方もする。
 
 
一緒に食べる人のバラエティも
一人からVIPまで、さまざまだ。
 
 
そんな「食のシチュエーション」の
バラエティが多ければ多いほど、
人生のバラエティは多く、
 
いつも同じような場所で、同じ食べ物を、
同じ人と食べている人は、
人生のバラエティ自体は、少ないかもしれない。
 
 
もちろん、それがダメ、なんて事は
ひと言も言うつもりはないよ。
 
 
その上で、
 
「今とは違う生活を送ってみたい」
 
「もっと豊かさを感じてみたい」
 
と思うのであれば、簡単に手が着けられるところで
 
 
「今とは違う、食のシチュエーション」
 
 
を愉しんでみてはいかが?
なんて思う。
 
 
 
 
繰り返しになるけれど、
それは、ゼイタクな食事をしてみよう!
 
ということじゃない。
 
 
今まで行ったことのない場所で
お弁当を広げてみてもいいし、
 
外人でごった返すバーに
乗りこんでみたって良いかもしれない。
(店は、ちゃんと選んでね)
 
 
いつも外食している人は、
サンドイッチでもなんでもいいから
自分で作ってみてもいいかもしれないし、
 
いつも家族のために食事を作っている人は、
家族の誰かに料理をレクチャーしてみても
面白いかもしれない。
 
 
もちろん、「不食」という
食との付き合い方を実践してみても、それは
 
「バラエティのある食との付き合い方」
 
だろう。
 
 
食べるもの、食べる場所、一緒に食べる人。
 
食べる時間、食べる時間の長さ、食べる時の感情、
 
 
さまざまなバラエティを持つと、
それだけで人生のバラエティは、確実に増えるよね。
 
 
そして、いくつものバラエティを体験してみて
 
「ああ、このシチュエーションが本当に好き」
 
という、自分をごきげんにさせる
 
「至福の食のひととき」
 
をいくつか持っていると、
最高にハッピーなんじゃないかな?なんて思う。
 
 
 
例として、私の個人的な
 
「至福の食のひととき」
 
のうちの一つで、変わり種なのを、ひとつ紹介するね。
 
 
 
好きなのが、
大勢の人の前でセミナーなんかでお話しさせてもらって、
 
「ありがとうございました!」
 
「目からウロコでした!」
 
「また来ます!」
 
みたいに言われた日の夜、
 
懇親会とかがなかった時に 
安~い居酒屋で一人で飲むのとかが好き。
 
 
 
店員さんに
 
「お客様、何名様で?」
 
と聞かれて
 
「一人」
 
と答えて、一人カウンターに通される。
 
 
そこで軽くおつまみとお酒を頼みながら
 
「今日もありがたかったなー」
 
「今度は、こうやって話した方が伝わるかな?」
 
なんて考えを噛みしめながら飲む。
 
  
他のテーブルからは、見ず知らずのお客さんが
はしゃいでいるのが聞こえてきて、
 
店員さんも、どちらかいうとグループのお客さんに
エネルギーを注いでいる。
 
 
そんなシチュエーションの中
 
「あー、もしかしたら俺
 さみしい人だなー、とか思われていたりしてー」
 
「でも!残念でしたー!
 さみしいどころか、今日はたくさんの人に
 愛されてきましたよーん☆」
 
みたいに妄想しながら(我ながら暗いね。笑)
軽く飲んだりするのが好き。
 
  
 
まぁ、あえて変わり種の
 
「至福の食のシチュエーション」
 
を例に出してみたけれど、どんなシチュエーションでも
あなたが幸せを感じられればいいんだよ、という話。
 
 
私個人としては、ちょっと苦手だけれど
あなた自身は、大勢に囲まれるパーティが好きなら、
それもあなたのコレクションに加えればいいし、
 
家族との、ほっこりした時間だって
もちろん「至福の食のシチュエーション」だろう。
 
究極的には「ずっと何も食べない。でも人とは会う」
みたいなのだって、いいかもしれない。
  
 
いろんな食のシチュエーションを愉しんで、
「自分のお気に入り」を探してみてくださいな。
 
 
 
さてこの週末、
 
あなたは、どんな食のシチュエーションを
誰と愉しみますか?
 
同じようなシチュエーションであっても
そこに、いつもと違う
「ごきげんな何か」を加えてみたり、
「不機嫌な何か」を差し引いたりしてみても
面白いかもしれないね。
 
 
ではでは。
 

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