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「失う怖さ」というサイン。

人って、自分のことは分からないけれど
他の人のことになると、良く見えたりするよね?
 
 
先日も、とある友人の相談に乗っていた時に
 
「ああ、もう自分で答えを言っているのに、
 本人は気づかないものなんだよなー」
 
と、あらためて気づいたことがあった。
 
 
それは相談している本人がおバカさんだからではなく、
むしろ、めっちゃ頭も切れるし、洞察力も鋭い人。
 
でも、そんな人でも渦中にいると分からないんだから、
やっぱり人って、自分だけでなんでもやろうとしても
限界があるんだなー、なんてことも思ったり。
 
 
 
さてさて。
 
 
今回気づいたのは「怖い」ということの意味。
 
 
まぁ普通に生きていると、自分が何に対して
恐怖を感じているのか?なんてことも
そんなに向き合うことはない事が多いだろう。
 
 
それでも、色々と悩みを相談されている中で、
ぽつりぽつりと出てくる言葉が
 
「怖い」
 
という言葉。
 
 
そして、その「怖い」という言葉は
必ず、ある特定のサインとメッセージを
含んでいるということに、今回気がついた。
 
特に「失うのが怖い」みたいな時は、間違いない。
 
 
 
 
今回相談をしてきてくれた人が使ったのは、
 
「自分がやりたいことをしたら、
 家族を失うんじゃないか?怖い」
 
「このまま進んで行って、
 誰からも愛されなくなったらどうしよう?怖い」
 
「いざやってみたら、自分が、他の人から言われているほど
 すごい人間じゃないとバレるのが怖い」
 
というような言葉。
 
 
 
これだけの事を、他の人に吐露すること自体が
ものすごく勇気のいることだなぁ、と敬意を感じた上で、
 
 
「あれ?」
 
 
と不思議になったことがあったんだよね。
 
 
 
ねぇ。
 
そんなに怖いのであれば、
現状を維持すればいいんじゃないの?
 
 
現状のままでいれば、
 
家族を失う可能性なんてないし、
今の友だち、人間関係は維持されたままだし、
すごい人間だと思ってくれている人もいる。
 
 
怖いと思っているのに、
新しいことにチャレンジしようとしているって事は
 
「行動せよ」
 
っていう、自分の無意識からのメッセージなんじゃない?
 
 
ってね。
 
 
 
 
 
今回のケースでは
 
 
「新しいことを始めようとしているけれど、
 それを進めるのが怖い」
 
 
ということだったけれど、そうではなくて、
 
 
「このままでいたら、今の生活や幸せがなくなるかも。
 そうなるのが怖い」
 
 
という場合も、根っこは同じなんじゃないかな?
 
 
 
その怖さを感じたくないのであれば、
新しいことに挑戦するのをやめればいい。
 
でも「怖い」という感情を味わい続けているということは
本人の無意識は
 
 
「行動せよ」
 
 
と言っているわけだし、
 
 
このままでいたら今の生活や幸せがなくなる、
っていう怖さを取り去りたいのであれば、
やっぱり行動しかない。
 
これまた
 
 
「行動せよ」
 
 
というサインとメッセージ以外の
何ものでもないと思うんだけれど、どうでしょう?
 
 
 
なので、
 
 
「~~~を失いたくない。怖い」
 
というのは、たいてい「行動せよ」っていうサインだから、
その行動を掘り下げていって、
今自分が出来ることまで落とし込むことができれば、
恐怖は消え去るか、軽減される。
 
 
 
ちなみに、行動でも
 
 
「~~~したくない」
 
とか、
 
「~~~をやめたい」
 
とか、
 
「~~~は、ヤダ」
 
 
っていうのは、99%「その奥」がある。
 
 
行動は、文字通り
 
 
「行なったり動いたり」 
 
 
する事なので今の動きを停止するだけでは、
行動とは言えない。
 
 
「~~~したい」
 
「~~~になるといい」
 
みたいな言葉に落とし込めて、
はじめて「行動」になるんじゃないかな?
と思っておりまする。
 
 
いつも相談がこのステップを踏むとは限らないけれど
 
 
ステップ1:「本人が怖いと思っていることが出て来る」
 
ステップ2:「本人がやりたくないことが出て来る」
 
ステップ3:「本人がやりたい行動が出て来る」
 
 
みたいな流れがあるかもしれないね。
 
 
 
・・・なぁ~んて書いている私自身、
すぐに自分と向き合うのを放棄して
 
「ああー!もう!
 なんとかしてドラえもん~~!!」
 
と、世界の中心で自己愛を叫んじゃったり
するんだけれどね(笑)
 
 
今、あなたは何が怖い?
 
それはもしかしたら「行動せよ」の
サインかもしれないぜ?
 
 
ではでは。
 

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