スポンサーリンク

ブランディングは、バカを生む。

世の中には、たくさんのブランドってあるよね。
 
 
ファッション関連だったり、
 
食べ物関連だったり、
 
人物そのものだったりと、実にさまざま。
 
 
 
ファッションにしても、食べ物にしても、人物にしても、
ブランドを勝ち取るまでに費やした努力と誠意には
頭が下がるし、素晴らしいことだと思う。
 
 
ただ、基本的に「ブランド」というものは、
受信者の思考を停止させる宿命を持っているものだ。
 
 
 
「あそこの製品だったら、間違いない」
 
 
とか、
 
 
「あの人が言うんだから、正しいだろう」
 
 
という、自分の頭で考えないようにさせてしまう
「魔力」を持っているとも言える。
 
 
 
 
 
たちの悪いブランディングになると、
 
 
「要するに、相手の思考を停止させてお金を使ってもらう」
 
 
というところを目指しているものすらあるわけだから、
注意をしたいところだよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
さらに。
 
 
この「ブランド」っていうのは、
もう少し意味を広げていくと、
もっと危険な「刃」を持っていたりする。
 
 
 
 
たとえば、
 
 
「有機栽培」
 
「オーガニック」
 
 
と聞くと、ほとんどの人が
 
 
「健康にいい」
 
「自然にやさしい」
 
 
と、何の疑問もなく受け入れてしまったりする。
 
 
 
 
ところが、現実はそんなに簡単じゃなかったりする。
 
 

有機栽培の食品が健康に良いというのは、
少なくとも科学的には、まだ立証されていない。
 
 
有機栽培で育ったものだけを食べていた昔の人と、
現代人とでは、平均寿命だけを見れば、
現代人の方が長い。
 
(もちろん、医療の進歩が大きいが)
 
 
昔の40代、50代と、
現代の40代、50代とを比べても、
若々しい人は、現代の方が多い。
 
 
 
 
「自然にやさしい」
 
の方は、もっとシンプルだ。
 
 
局地的に見れば、土壌への負担が少ないかもしれない。
 
 
しかし、有機栽培にこだわると、収穫量が圧倒的に減ってしまう。
 
その収穫量を補うためには、さらに大きな畑が必要になり、
それが過度な森林伐採を生んでいるのは、まぎれもない現実だ。
 
 
 
 
 
まぁ、だからと言って
 
 
「有機栽培なんて、ダメ!」
 
 
なんて言うつもりもないし、
私だって、できることなら自然に近いものを
食べたいとは思っている。
 
 
 
今回、言いたいのはそうじゃなくて、
 
 
「有機栽培と聞いただけで思考停止になってしまう危険」
 
 
には、注意したいよね、ということ。
 
 
 
そして、思考停止になるほどに
「ブランディング」されているものって、
けっこうある、ということ。
 
 
 
 
 
 
これは個人個人によって違うんだろうけれど、
 
 
たとえば、
 
 
「マスコミ」と聞くと?
 
「アメリカ」と聞くと?
 
「韓国」と聞くと?
 
「AKB」と聞くと?
 
「体の不自由な人」と聞くと?
 
「オリンピック」と聞くと?
 
「成長」と聞くと?
 
 
などなど。
 
 
 
盲目的に、反射的に
 
「ああ、○○はこうだ!」
 
と決めてしまっていることも、あったりしない?
 
 
私は、相当ある。
 
 

 
 
 
万物には、必ず両面がある。
 
 
「絶対善」も「絶対悪」も、まず存在しない。
 
 
 
 
ひとつひとつの事象を見て、思考しないと
見えてこないものも、たくさんある。
 
 
 
全部にやっていると大変だとは思うけれど、
たまには、自分の中にある「ブランド」での判断をやめて、
もう一度、客観的に見てみる。
 
 
 
そんなことをしても、いいかもしれないよね。
 
 
新しいものが見えてくるかも。
 
 
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク