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相反する2つの渦中で。

ここのところずっと、おかげさまで
色んな価値観を持っている人と会えている。
 
 
自分の考え方の幅を広げるのに
一人一人の言葉が、とても勉強になっている。
 
 
 

その上で、
 
色んな人に話を聞けば聞くほど、
 
 
「いやぁ、ホント、人間って面白いですね」
 
 
と、心の中でつぶやかざるを得ないんだよね。
 
 
 
 
 
 
例を挙げれば、きりがない。
 
 
 
とある裕福な家庭に育った旧友の中には、
 
 
「成り上がり者たちと私では
 お金を持っていても、その意味が違う」
 
 
とか真顔で言ったりする人もいるし、
 
 
 
 
 
そうかと思うと、別の裕福な人は、
 
 
「私は、親の力でお金持ちなだけだ。
 私ひとりの力で、手に入れたものなんて
 ひとつもない」
 
 
と、今の自分に自信を失っている。
 
 
立派に、親の家業を継いで
頑張っているにもかかわらず、だよ?
 
 
 
 
 
 
 
さらに、さほど恵まれていない環境から
立身出世した人も、
 
 
ある人は、恵まれた環境にいる人をバカにし、
 
またある人は、
 
「どんなに頑張っても、育ちは変えられない」
 
と、嘆いている。
 
 
 
 
 
結婚していない人は、
結婚できない自分になげいていたり、
逆に楽しんでいたり、
 
 
結婚している人は、
結婚したことを楽しんでいたり、
逆に後悔していたり。
 
 
 
 
親に愛情を注がれなかった人は、
親を恨んでいたり、諦めたり、赦したり、
 
 
親に愛情を注がれた人も、
感謝したり、「親が私をダメにした」と言ったり、
 
 
 
 
もう、何が何だかわからない。
 
 
 
 
「正解は、ない。
 そういうことでよろしかったですか?」
 
 
と、ファミレスの注文確認のように
聞き返したくなるくらいだ(笑)
 
 
 
 
 
 
まぁ、そう言っている私自身だって、
はたから見れば
 
 
「それって、とっても良いよね?恵まれてるね?」
 
 
ということを受け入れ切れてなかったりする
こともあるだろうし、
 
 
逆に
 
 
「そんなんで、よく今まで生きているね!?」
 
 
という状態に自ら飛び込んでいって、喜んでいたりする。
 
 
 
ホント、不思議としか言いようがない。
 
 
 
 

 
 
 
 
人は常に、相反する欲求を持っている。
 
 
自由でありたいけれど、一人ぼっちはイヤだ。
 
 
成長を実感したいけれど、安定していたい。
 
 
サクセスストーリーを体感したいけれど、
はじめから「めでたしめでたし」でいたい。
 
 
どちらか一方を手に入れて、
しばらくすると、逆の極の方に魅力を覚えて
またそれを手に入れようとしたりする。
 
 
 
 
欲しいものが何であれ、
両極を、欲しいだけ、バランス良く手に入れるのは至難。
 
 
ましてや、両方を永続的に
バランスを保ちながら拡大していくのは
相当難しいだろう。
 
 
 
 
 
 
「どっちにしても、相反するものを
 両方欲しがるのは、やめられない」 

 
 
そんな事をぼんやり考えながら、
思うのは2つのこと。
 
 
 
ひとつは、
 
 
「だから、一時的にバランスが悪くなっても
 それはそれで良いんじゃないか?」
 
 
ということ。
 
 
 
生きている間、なにかに偏る時期があるのは、
実はけっこう良い事だ。
 
 
お金が全然なくなったり、
 
友達が1人もいなくなったり、
 
健康を害したり、
 
夢がなくなったり。
 
 
 
そんな、全然欲しくないような状態に偏ったとしても
 
それはまた両極の一方なわけだから、
その分、あとで伸びるために必要なことかもしれない。
 
 
 
 
 
また、
 
 
 
一時は完全に自由を味わったり、
 
またある時は、色んなものに縛られたり、
 
 
安定と不安定を行ったり来たりしたり、
 
 
 
 
そんなことを繰り返すと、
両極の両方を味わえるのかもしれないよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あと、もう1つ思うのは、
 
 
「自分だって、今までもこれからも
 どう転ぶかわからないんだから、
 他の人を頭ごなしに否定はできないなぁ」
 
 
ということ。
 
 
 
今の自分が
 
「あいつ、信じらんない!!!」
 
と思うような事があっても、
いつか同じような「極」を味わって、
同じような言動をとることがあるかもしれない。
 
 
 
同じ立場になって、同じ経験をしたら、
同じ思考回路になるかもしれない。
 
 
 
だから、
 
 
「あの人は間違っていて、
 私は間違っていない」
 
 
なんて言うと、将来の自分の首を絞めることにも
なりかねない(笑)
 
 
 
 
感情的にムカムカきちゃうのは、仕方ない。
 
 
だからと言って、それを発信しなくてもいいのかもしれない。
 
 
 
「まぁ、過去や将来に、
 自分にもないとは言えないからなぁ」
 
 
なんて、いつでも思えるようになると、
自分にも相手にもいい感じになるんだろうけれどね。
 
 
 
様々な立場の人がいて、
 
様々な考えがある。
 
 
あとは、それぞれがハッピー方面に行けるように、
今ある環境や資源を使って行く。
 
 
それくらいしか、できないんだろうね。
 
 
 
 
私の記事が、読んでいる誰かの
ハッピー方面に行くパズルのピースになることを
願っちゃいますわ。
 
 
ではでは。
 

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