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可能性を削って輝く、ということ。

よく、「良い言葉、メッセージ集」みたいなものに、
 
 
「人は死ぬ前に、やったことの後悔よりも
 やらなかったことを悔やむ」
 
 
なんて言葉を見つけることがある。
 
 
 
この言葉は、
 
 
「だから、後悔しないように
 あなたのやりたいことをやろう」
 
 
というメッセージを送っているんだろうし、
それ自体は、大賛成だ。
 
 
 
 
 
 
その上で、
 
 
「人は死ぬ前に、やったことの後悔よりも
 やらなかったことを悔やむ」
 
 
っていうのは、ちょっと考えると
当たり前だとも思う。
 
 
 
 
 
 
だって、
 
 
日々生きている中で、
その瞬間瞬間に選ぶことが出来ることは、
どんな人でも「ひとつ」だ。
 
 
対して、出来る可能性のあることは、
その何百倍、何千倍、それ以上もある。
 
 
 
 
 
どんな場所で、
 
誰と、
 
どんな風に動き、
 
どんな言葉を発し、
 
何を感じ、
 
どうあるのか?
 
 
 
 
 
その瞬間瞬間で、100万の可能性がある中で、
私たちは、たったひとつの行動を選んでいる。
 
 
そして、その行動から、さらにつながる
100万の可能性の中から、
やっぱりまた、たったひとつを選んで現実とする。
 
 
 
瞬間瞬間が、その連続なわけだから、
死ぬ前に、長い人生をふり返った時には、
 
 
たくさんの「やったこと」の
数100万倍ある「やらなかったこと」にまぶしさを感じ、
後悔するのは、むしろ当然のようにも思う。
 
 
 
 
 
 
 
でも。
 
 
 
 
「あー、どうせ、何を選んでも後悔するんだろうなぁ」
 
 
「今やっていることって、本当にベストなのかなぁ?」
 
 
 
なんて思って、何も行動をしなかったら、
それこそ、実につまらない人生になる。
 
 
 
選べることは、たしかに100万の可能性のうちのひとつ。
 
でも、そのひとつが、
かけがえのないもののように思うんだけれど、
あなたは、どう思うだろう?
 
 
 
 
 
現実の一側面として、
 
私たちは自分の可能性を毎日毎日削り取って
何かの行動をしているとも言える。
 
 
 
人は誰でも、死に向かって歩いて行っているんだから
毎瞬毎瞬、可能性を削り、費やしているという風にも
考えることもできるだろう。
 
 
 
 
 
だからと言って、
 
 
その「可能性を削り取っている」という事にフォーカスしても
何も始まらない。
 
 
「自分の可能性を費やして、何をなしているか?」
 
が、とても大切だと思うんだよね。
 
 
 
 
私は別に、
 
 
「人様の役に立て」とか、
 
 
「誰からも認められるような功績をあげろ」
 
 
なんて言うつもりはない。
 
 
 
そんなのは、その人それぞれの勝手だ。
 
 
 
 
 
そうではなくて、自分自身が、
 
 
「まぁ、可能性はいろいろあったんだろうけれど、
 自分が歩んできた道も、ひとつの体験としては
 悪くなかったな」
 
 
「まぁ、“今回”は、これでいいんじゃね?」
 
 
と死ぬ前に思えれば、最高にイイと思うんだよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
ダイヤモンドが光り輝くためには、
 
 
地底深くに潜っていた原石を掘り起こし、
 
たくさんの可能性がある中で、ダイヤ同士で削り合い、
 
磨き、
 
その上で、光を当てないといけない。
 
 
 
原石を目の前にして、
 
 
「こんなカットも出来るし、こんなカットもある」
 
 
「この部分もダイヤなのに、
 カットしちゃったら、もったいない」
 
 
なんて言いながら、ずっと何もしなかったとしたら
輝く時は、未来永劫に来ない。
 
 
 
 
 
人間だって、きっと同じ。
 
 
ほとんどが無駄な徒労に終わる作業の中で
自分の「原石」を見つけ出し、
 
 
その中に秘められている可能性も、
どんどん削り、人との衝突で削られ、
 
 
それでも磨いていって、
 
 
いつか自分にも光が当たる時が来ると信じて、
 
 
 
やっと、はじめて光り輝くことが出来る。
 
 
 
 
 
 
 
 
今、スポットライトを浴びて
キラキラ輝いている人たちは、
 
 
間違いなく過去に、自分の可能性を削っているだろうし、
 
衝突もしただろうし、
 
磨いても磨いても光が届かない絶望も体験しているだろう。
 
 
 
 
 
でも、自分に出来ることを
その時その時でやってきた。
 
 
可能性を削りながら、やってきた。
 
 
 
そんな事だと思うんだよね。
 
 
 
 
自分自身が満足する最期を迎えるために、
どうやって可能性を削って行くか?
 
 
それが、たぶん人生の醍醐味だったりするんじゃないかな?
 
 
 
 
 
さて。
 
 
ここまで読んでくれてありがとう。
 
 
あなたは、この直後に広がっている
100万の可能性の中から、何をチョイスしますか?
 
 
ではでは。
 

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