昨日はエイプリルフールだったね。
ネット上やリアルな会話、
その他様々な場所で、悪意の無い嘘が
飛び交っていたと思う。
私自身も昨日は、たくさんの「悪意なき嘘」に
「ええっ!!?すごい!!!」
「まじですか!」
と驚いては「ああ、エイプリルフールか」と
思い直すことを、何回も繰り返した。
根が単純だから、すぐに騙されます(笑)
その中で、
「実は今度、○○をやることになりました!」
という嘘にも、けっこう驚かされた。
たとえば、
「今度、出版が決まりました!」とか、
「今度、ライブをやります!」とか、
「結婚することになりました!」とか、
「豪邸に引っ越すことになりました!」とか、
「オリンピックの認定コーチになりました!」とか、
ホント、いろいろ。
でね。
当たり前の話なんだけれど、
人って、頭でものを考えるじゃない?
そして、さらに当たり前の話なんだけれど、
頭の中にないことは、考えることはできないよね?
それが、たとえ嘘であっても。
ましてや、エイプリルフールに発信する
「実は、○○をやることになりました!」
っていうのは、
「アラブの石油王になりました!」
みたいに、あまりにも荒唐無稽なものだと
最初から誰も信じないから、つまらない。
だから、
「おっ!?もしかしたら本当??」
と思ってもらえるような
「リアルな嘘」
をチョイスすることが多いと思うんだよね。
と、いうことは、
「その人の頭の中にあって」
「実現すると素晴らしいもので」
「実現する可能性も充分ある」
ものを発信している、というわけだ。
ねぇ。
それって、「夢」と、どう違うんだろうね?
それは、嘘じゃなくて、夢じゃね?
ただ、「私の夢は○○です!」みたいに言うのは
ちょっと恥ずかしいから、エイプリルフールを使って
言っていることなんだと思うけれど、どうでしょう?
じゃあ、こういうタイプの「嘘」と
「夢」って、何が違うんだろうね?
「夢」と「嘘」の間にある境界線、
それは一体何なんだろう?
もちろん、色んな見方があると思うんだけれど、
個人的には、その間には
「実現させようとする努力」
があるのかなぁ、なんて思う。
ただ「○○を実現します!」と言っただけで、
その後なにも努力しないのであったら、
それは「嘘」だ。
でも、
「実現させる!」と決断した後、
実現に向けて実際に行動し、
コツコツと努力を続けるのであれば、それは
「夢」
に昇華する。
そんな風に思うんだよね。
個人的に、最強の成功者というのは、
「努力するホラ吹き」
だと思っている。
「私は将来、○○を実現する」
という「ホラ」を吹いて回る。
それは、自分ではない人に言う場合もあるだろうけれど、
なにより、毎日毎日、何回も自分自身に対して、
心の中で言っている。
もちろん、ただ願っているだけではダメなので、
その「ホラ」が本当になるために、
様々な努力を重ねる。
その努力が、すべて報われるかどうかは分からない。
コツコツ努力したのに、
結局は何の成果にもならないこともあるだろう。
でも、もし「実現したい!」という願いに
「努力」というエネルギーを注いだのであれば、
それは「嘘」ではなくて「夢」なんじゃないかな?
と、思うし、その努力を放棄せず、
プランを変更し、またコツコツとエネルギーを
注ぎ続けるのであれば、いつか夢は実現し、
名実ともに「嘘」ではなくなる。
最強の成功者は、他の誰よりも
自分に嘘やホラを吹きまくる。
そして、生きている間ずっと、
その嘘やホラに、努力というエネルギーを
注ぎ続ける。
その本気の熱に、周囲も応援の手を差し伸べる。
結果として実現するし、
たとえ実現しなかったとしても、
豊かな生涯を送ることが出来る。
キリストも、ガンジーも、キング牧師も、
エネルギーを注がなかったら、
ただの「ホラ吹き」だった。
でも、それぞれが思い描いた世界へ
エネルギーを注ぎ続けたから
偉大な人になったわけだ。
なので、
「嘘はいけない」
と思っているのであれば、
その嘘にエネルギーを注げば良いと思う。
嘘のタイプにもよるけれど、
エネルギーを注ぎ始めた瞬間から
その嘘は「夢」という名前に変わる。
お互いに、いい意味で
自分をだませて行ければ良いよね。
ではでは。