『巨大な砂時計』
どうやら、私は死んだらしい。 病院のベッドに私が寝ている姿を上空から見たと思ったら、ふわりと天空に上昇していく感覚があった。 しばらく...
どうやら、私は死んだらしい。 病院のベッドに私が寝ている姿を上空から見たと思ったら、ふわりと天空に上昇していく感覚があった。 しばらく...
薄暗いボロアパートの一室。 痛みきった古畳の真ん中に、男が一人、首をうなだれながらあぐらをかいていた。 「はぁ、、、恵まれないなぁ」 ...
わたしが5歳の誕生日を迎えた朝、おかあさんが「お面」をプレゼントしてくれた。 そのお面は、つるんとした卵型で、凹凸が全くない、顔が書いて...
二人の女性が、ため息まじりに井戸端会議に興じていた。 「あら、だいぶお疲れのご様子ねぇ」 一方の女性が気遣うように声をかけるともう一方...
「では、はじめて人間界へ降りるあなたに、 人間界のご利用方法について、ご説明します」 そう言うと、天使は男に「よく聞いてくださいね」と確認...
「えっ!?タイムマシンが完成したんですか!?」 助手は、おどろいて博士に聞き返した。 博士は満足げな表情で 「そうじゃ、やっと完成して ...
男は疲れていた。 仕事では上司に怒られたあげく、クビになり、次の仕事も見つからない。 家族といても、自分の居場所が見つからず、どうも落ち...
ある人が、リンゴの木を持っていた。 その木には、リンゴがたくさん実っている。 ある時、その人はお腹が空いてきたんだけれど、リンゴを、好...
あなたは、なぜだか知らないけれど床と天井が白い部屋の中にいる。 その部屋は本当に小さくて、2畳くらいの大きさだ。 四方の壁はガラス張りで、...
あるところに、ワイさんとエヌさんという人がいました。 二人はそろって料理教室に行き、シチューを習うことにしました。 --- 先生「こんに...